平成10622日目
2018/02/06
この日のできごと(何の日)
【北陸地方】大雪
北陸地方は6日、記録的な大雪に見舞われた。福井県内の国道8号で車約1500台が立ち往生し、同日午後、県の災害派遣要請を受け陸上自衛隊が出動した。福井県警などによると、福井市ではエンジンがかかったまま雪に埋もれた車から50代の男性が心肺停止状態で見つかり、間もなく死亡を確認。一酸化炭素(CO)中毒とみられる。福井、石川、富山の3県では雪下ろし中に屋根から転落するなどして、少なくとも25人が重軽傷を負った。
金沢、福井両地方気象台によると、福井市では6日午後2時現在で136センチの積雪を記録。37年ぶりに130センチを超えた。金沢市では午後7時に積雪75センチとなり、17年ぶりの大雪となった。
高速道路は通行止めとなり、北陸新幹線の運休や空の便の欠航など交通網が大きく乱れた。3県で小中学校や高校など400校以上が臨時休校したほか、福井県内の私立高校5校では入試の延期を決めた。
政府は6日午後、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置。菅義偉官房長官は記者会見で、国民に安全確保を呼び掛けた。
福井県によると、あわら市から坂井市にかけての国道8号で約1500台が約10キロにわたり立ち往生。大型車の脱輪などで渋滞が発生したことが原因とみられる。陸自は隊員約500人が出動。除雪作業を行い、救援物資を配布した。さらに約250人を追加派遣した。
立ち往生解消の見通しは立っておらず、福井県は体調不良を訴える人の手当てをするため、付近に救護所を設けた。
JR西日本金沢支社によると、北陸新幹線は金沢-富山の上下線2本が運転を取りやめた。特急は大阪と金沢を結ぶ「サンダーバード」と、名古屋や米原(滋賀県)を結ぶ「しらさぎ」などの上下線計88本が終日運休するなど、計104本が運転を見合わせた。7日もサンダーバードやしらさぎなどの運転を終日取りやめることを決めた。
石川県の小松空港と富山空港では発着する全52便が欠航。北陸自動車道は上下線で福井県の鯖江インターチェンジ(IC)と富山県の砺波IC間で、東海北陸自動車道は富山県の一部区間で通行できない状況になった。《産経新聞》
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【福井市】37年ぶりの豪雪
気象庁は6日、強い寒気や低気圧の影響で7日明け方にかけて大雪になるとして、引き続き交通障害に警戒を呼び掛けている。福井市では37年ぶりに積雪が130センチを超えた。
福井地方気象台によると6日午後2時現在の福井県内の主な積雪は、大野市九頭竜214センチ、福井市136センチ、大野市130センチ、南越前町今庄97センチ、越前市武生95センチ、小浜市26センチ、敦賀市17センチ。福井市の積雪が130センチを超えたのは、1981年の昭和56年豪雪(196センチ)以来37年ぶり。《福井新聞》
【台湾】東部で地震
台湾の中央気象局によると、6日午後11時50分(日本時間7日午前0時50分)ごろ、台湾東部、花蓮市の沖約18キロを震源とするマグニチュード(M)6・0の大きな地震があった。震源の深さは約10キロ。台湾政府によると、2人が死亡したという。
現地在住の日本人や地元メディアなどによると、花蓮市内中心部にあるホテル「統帥大飯店」は1階部分がつぶれて傾いた。宿泊客ら29人が建物内に閉じ込められ、消防隊などが救出に当たっている。近くの別のホテルも傾いた。道路には各地で亀裂が入った。
日本台湾交流協会によると、今のところ日本人が負傷したとの情報はない。《共同通信》
【眞子内親王殿下】結婚を延期
宮内庁は6日、婚約が内定している秋篠宮家の長女眞子さま(26)と国際基督教大(ICU)時代の同級生で法律事務所勤務の小室圭さん(26)について、11月4日に予定していた結婚式など関連する一連の儀式を2020年まで延期すると発表した。眞子さまは、宮内庁を通じ「十分な準備を行う時間的余裕がないことを認識するようになりました」との2人の気持ちを文書で示された。
戦前には昭和天皇の結婚式が関東大震災の影響で先送りされたり、戦後も皇族の逝去で婚約内定の発表を一時見合わせたりした例はあるが、災害発生などを理由としない延期は異例の対応。《共同通信》
【東京株式市場】一時1600円超安 終値は1071円安
6日の東京株式市場の日経平均株価は急落し、終値は前日比1071円87銭安の2万1610円24銭となった。これに先立つ米国市場でダウ工業株30種平均が大幅に下落したことを受けたもの。日経平均の下げ幅は一時、1600円を超え、取引時間中としては日本のITバブル崩壊を象徴した平成12年4月以来、約17年10カ月ぶりの大きさだった。
東京市場では、平均株価を構成するほぼ全銘柄が下落する全面安の流れとなった。また6日のアジアの株式市場も、投資家心理が悪化し全面安の展開となっている。《産経新聞》
【日本維新の会】足立康史衆院議員の党役職を解職
立憲民主党は6日、日本維新の会の足立康史衆院議員が5日の衆院予算委員会で不適切な発言をしたとして、懲罰動議提出の検討に入った。提出されれば6回目。事態を重く見た維新は6日、足立氏の国会議員団幹事長代理などの役職を解き、当面は国会質問に立たせないことを決めた。
足立氏は5日の予算委で、立憲民主党の辻元清美国対委員長が森友学園問題に「関係している」と述べた。自民党の石破茂元幹事長についても「加計学園問題の本丸」「自民党の顔をしているが、野党とグルかもしれない」と発言した。《産経新聞》
【安倍晋三首相】独大統領と会談
安倍晋三首相は6日、ドイツのシュタインマイヤー大統領と首相官邸で会談し、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応で緊密に連携することで一致した。日本と欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)の早期署名・発効に向けた協力も確認した。
安倍首相は会談後の共同記者発表で、「北朝鮮情勢はじめ、東アジアの安全保障環境について率直な意見交換を行い、日独の緊密な連携、拉致問題の早期解決の重要性について認識を共有した」と述べた。シュタインマイヤー大統領も「北朝鮮に対する厳格な制裁措置を断固として貫く」と応じた。《産経新聞》