平成10403日目
2017/07/02
この日のできごと(何の日)
【東京都議選】都民ファーストの会が第一党に
安倍晋三首相の政権運営を左右する東京都議選(定数127)は2日投開票され、自民党は現有57議席から23議席に減らし、過去最低だった38議席を大幅に下回って歴史的な惨敗を喫した。小池百合子知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」が49議席と自民党に代わり第1党となり、23人全員当選の公明党などを合わせた支持勢力で過半数を制し圧勝した。首都での敗北は「安倍1強」体制への大きな打撃で、首相の求心力低下は必至だ。
「加計学園」の獣医学部新設計画を巡る経緯のほか、都議選応援で「自衛隊としてもお願いしたい」とした稲田防衛相の失言が重なり、自民党への逆風となった。《共同通信》
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東京都議選で惨敗した自民党内では、加計学園問題などを巡り政権批判が強まったのが敗因だとして「安倍晋三首相(党総裁)の責任も大きい」との声が上がった。船田元・党憲法改正推進本部長代行は「おごりが国民の怒りを招いた」と指摘。党執行部は説明を尽くすため、国会の閉会中審査を実施するかどうか対応を迫られそうだ。
二階俊博幹事長は2日夜、党本部で記者団に「厳粛に受け止める。反省すべき点は大いに反省し、党勢回復に全力を尽くす」と訴えた。
都連会長の辞意を表明した下村博文幹事長代行はテレビ番組で「失言や国会論戦が残念ながら影響した」と述べた。《共同通信》
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【熊本県産山村】震度5弱
2日午前0時58分ごろ、熊本県産山村で震度5弱の地震があった。気象庁によると、震源地は熊本県阿蘇地方で、震源の深さは約10キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は4.5と推定される。津波はなかった。
熊本県警や消防によると、けが人などの被害情報は寄せられていない。大分でも被害の情報はない。
昨年4月に震度7の地震が2回発生し、大きな被害が出た熊本県で震度5弱以上の地震が起きたのは、昨年8月31日に熊本市などで観測して以来。《日経新聞》
【将棋・藤井聡太四段】30連勝ならず
将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)は2日、東京都渋谷区の将棋会館で指された竜王戦決勝トーナメントで佐々木勇気五段(22)に敗れ、デビュー30戦目で初黒星を喫した。自身の持つ公式戦の連勝記録は「29」でストップした。
注目の対局には、朝から約100人の報道陣が詰め掛けた。藤井四段の後手番で指し手は進み、中盤では若手実力者の佐々木五段が有利に展開した。
藤井四段は6月26日、1987年に神谷広志八段(56)が樹立した最多の28連勝を30年ぶりに塗り替える29連勝を達成。デビューからわずか半年の中学生棋士が、前人未到の偉業を成し遂げていた。《共同通信》
【兵庫県知事選】井戸敏三氏が5選
任期満了に伴う兵庫県知事選は2日投開票の結果、無所属の現職井戸敏三氏(71)=社民推薦=が、コラムニスト勝谷誠彦氏(56)ら無所属3新人を退け、5選を果たした。井戸氏は自民、民進、公明各党の県組織の支援も受け、組織力を生かした選挙戦を展開した。勝谷氏らは多選によって県政が停滞すると批判したが、及ばなかった。
投票率は40・86%。参院選と同日だった前回を12・61ポイント下回ったが、前々回を4・84ポイント上回った。
井戸氏は、4期16年で阪神大震災からの復興や財政再建を進めた実績を強調。5期目は人口減少対策に取り組むと訴え、多選批判をかわした。《共同通信》
【ボクシング】マニー・パッキャオ選手、WBO王座陥落
世界ボクシング機構(WBO)ウエルター級タイトルマッチ12回戦が2日、オーストラリアのブリスベンで行われ、王者で38歳のマニー・パッキャオ(フィリピン)がジェフ・ホーン(オーストラリア)に0―3の判定で敗れ、王座から陥落した。29歳のホーンは新王者。
パッキャオは「予想していたよりも、とてもタフな試合だった。判定を尊重したい」と潔く負けを受け入れた。《共同通信》
【米・トランプ大統領】中国・習近平国家主席と電話会談
トランプ米大統領は2日午後、中国の習近平国家主席と電話会談した。トランプ氏は核・ミサイル開発を続ける北朝鮮の「脅威が増大している」と指摘、両首脳は朝鮮半島の非核化を目指すことを確認した。ホワイトハウスが会談内容を明らかにした。
トランプ氏は中国が北朝鮮への圧力強化に消極的なことに不満を募らせており、北朝鮮抑止に向け習氏に具体的な行動を迫った可能性がある。トランプ氏は電話会談で「バランスの取れた貿易関係」の重要性に言及、中国側に通商面でも譲歩を求めたとみられる。《共同通信》