平成10366日目
2017/05/26
この日のできごと(何の日)
【先進7カ国首脳会議】開幕
先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)が26日昼(日本時間同日夜)、イタリア南部シチリア島タオルミナで開幕した。英中部マンチェスターで起きた自爆テロを強く非難し、テロ対策強化で結束する方針で一致。首脳宣言とは別の共同声明に署名した。核・ミサイル開発を強行する北朝鮮問題については「国際的な最優先事項で、新たな段階の脅威になった」との認識を共有した。安倍晋三首相は開発阻止に向け、一層の圧力強化で連携を呼び掛けた。《共同通信》
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イタリア・タオルミナで開幕した先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)は26日、「テロと過激主義への対策は優先課題」として結束強化の方針を打ち出し、テロ資金根絶やテロリストによるインターネットの悪用と戦うことをうたった「タオルミナ声明」を発表した。
G7首脳は声明で、英中部マンチェスターで22日に起きた自爆テロの犠牲者らに深い哀悼の意を示し、最も強い言葉でテロを非難するとした。初日の会合後に記者会見したメイ英首相は「重要な一歩を踏み出した」と述べ、G7が足並みをそろえてテロに立ち向かうことを歓迎した。《共同通信》
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ドイツのメルケル首相は26日の記者会見で、イタリア・タオルミナで開催されている先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)の初日の討議について「気候変動と貿易では意見の対立があった」と振り返り、首脳宣言の表現などを巡り「まだ厳しい交渉が待ち受けている」と述べた。
メルケル氏は、トランプ米大統領に温室効果ガス削減目標を定めたパリ協定からの脱退を思いとどまらせるため「(トランプ氏が重視する)雇用の将来は、資源の有効利用に懸かっている」「発展途上国も大きな期待を寄せている協定だ」などと会議で発言したことを明らかにした。《共同通信》
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【山陽新幹線】車内で放火未遂
26日午前11時10分頃、岡山市のJR岡山駅付近を走行していた山陽新幹線「みずほ615号」(新大阪発鹿児島中央行き、8両編成)の1号車で、乗客の男が、持っていたライターで紙に火を付けた。
座席の一部が焦げたが、周りの乗客が水をかけてすぐに消し止め、乗客約350人にけがはなかった。乗り合わせていた鉄道警察隊員が、男を現住建造物等放火未遂容疑で現行犯逮捕した。
岡山県警によると、男は住所、氏名とも自称で神戸市東灘区の無職A容疑者(80)。小倉(北九州市)行きの切符を持っていた。調べに対し、「岡山駅に着きそうだったので火を付けた」などと供述しているという。《読売新聞》
【ベトナム】初の地下鉄工事が本格化
ベトナム南部ホーチミンで日本企業などが進めているベトナム初の地下鉄工事で、掘削に用いる「シールド機」の発進式が26日開かれ、工事が本格化した。
地下鉄は、日本の円借款で建設を進めているホーチミン都市鉄道1号線(全長19・7キロ)の一部区間約2・5キロ。同線はホーチミン中心部と東北部を結び、総事業費は約2400億円。2020年の運行開始を目指す。
発進式であいさつした河上淳一駐ホーチミン総領事は「日本はインフラ整備を通じ、ベトナムの経済発展に引き続き貢献したい」と述べた。《共同通信》
【この日の安倍総理】
米・トランプ大統領と会談
安倍晋三首相は26日午前(日本時間同日午後)、トランプ米大統領とイタリア南部シチリア島タオルミナで会談した。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮の問題に関し、トランプ氏は「世界的な問題だ。いつかは間違いなく解決される」と述べた。両首脳は、今は対話ではなく北朝鮮に圧力をかけることが必要だとして日米の連携を確認した。「自由で公正な貿易」の重要性でも一致した。
日米はサミットに先立つ首脳会談で、強固な同盟をアピールした形だ。両首脳は、北朝鮮の非核化実現を目指して日米韓3カ国で結束し、全ての国々と協力することで合意した。《共同通信》