平成10352日目

2017/05/12

この日のできごと(何の日)

【ランサムウエア】世界各国でサイバー攻撃

米国土安全保障省は12日、パソコンを凍結させ復旧と引き換えに金銭を要求するウイルス「ランサムウエア」の攻撃が世界各国で発生したと警告した。欧米の主要情報セキュリティー会社などによると、欧州や日本を含むアジア諸国など少なくとも99カ国で7万5000件の感染が確認されるなど国際的な混乱が生じており、さらに拡大する恐れもある。

英国では公共医療制度を管轄する国民医療サービス(NHS)のシステムが一部地域で停止に追い込まれ、複数の医療機関で診療ができなくなった。AP通信などによると、ロシアでも内務省のコンピューター約1000台が攻撃され、捜査機関や大手携帯電話会社に被害が発生。米運輸大手フェデックスやスペインの通信大手テレフォニカも標的になった。トルコ、ベトナム、フィリピン、中国、イタリアでも被害が確認されているという。《毎日新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【政府】領有正当性で新たに資料

政府は12日、島根県・竹島と沖縄県・尖閣諸島の領有の正当性を示す新たな資料約670点を盛り込んだ報告書を作成し、公表した。内閣官房のホームページに資料の一部を掲載した。松本純領土問題担当相は記者会見で「日本の主張を改めて裏付けるものだ。客観的な証拠を内外に丁寧に発信する」と強調した。

資料は竹島関係が約340点。1951年にサンフランシスコ講和条約を結ぶ際、竹島を日本領としないよう求めた韓国の主張を否定した米政府高官書簡などを集めた。

尖閣諸島関係は約330点あり、1744年に当時の清朝が領域として認識していなかったことを示す官製地図などを盛り込んだ。《共同通信》

【大阪市・吉村洋文市長】森友系列保育園「認可取り消しに進む」

大阪市の学校法人「森友学園」系列の「高等森友学園保育園」(淀川区)が保育士不足に陥っている問題で、吉村洋文市長は12日、「事業停止命令を出した後は、認可取り消しの手続きに進んでいくことになる」と市役所で記者団に語った。

市はこれまで保育士確保を求め、同保育園に改善勧告や、より重い改善命令を出したが、期限内に実現しなかった。吉村市長は7月1日に事業停止命令を出す方向で手続きを進める考えだ。

市長は「改善勧告や改善命令をしても保育士がいないのは、保育所としてはどうなのか」と指摘した。《共同通信》

【西武園ゆうえんち】火災

12日夜、所沢市山口の「西武園ゆうえんち」の入り口アーケード付近で火災があった。

所沢署や消防によると、同日午後11時30分ごろ、「ジェットコースター辺りで炎が上がっている」と近くに住む女性が119番。また、同時間帯にはジェットコースターの解体作業中の作業員が「ボン」という音を聞いたという。

通報を受け、消防車など合わせて12台が出動、火は翌13日午前1時40分ごろに鎮火した。この火災でけが人は確認されていないという。《埼玉新聞》

【韓国】国定歴史教科書を廃止へ

韓国の文在寅大統領は12日、朴槿恵前大統領=収賄罪で起訴=の核心政策として、政府主導で編さんされた国定歴史教科書を廃止する方針を示した。大統領府が明らかにした。国定教科書は朴前大統領の父、故朴正熙元大統領の政権下で遂げた経済成長への評価が強調されるなど保守色が強い内容で、廃止には保守層が強く反発するとみられる。

文氏は保革の対立を超えた「国民統合」を掲げるが、政権発足直後から保守層の反発を招きかねない施策を打ち出した形。保守系の最大野党「自由韓国党」は「(保革の)両陣営が鋭く対立する事案だ」と文氏を批判した。《共同通信》

【米・トランプ大統領】会見中止「良い考えだ」

トランプ米大統領は12日、連邦捜査局(FBI)長官を解任したコミー氏と交わした会話の録音記録の存在を示唆し、メディアの取材に応じないようコミー氏をけん制、圧力をかけた。ロシアの大統領選干渉疑惑の捜査を巡る会話とみられ、主要メディアはコミー氏への脅迫と批判。スパイサー大統領報道官は脅迫の意図はないと説明したが、録音記録の有無は明言しなかった。

トランプ氏は12日、ツイッターで「記者会見をやめ、書面で答えるのが一番いいかもしれない」と主張。インタビューでも、ホワイトハウスの定例記者会見中止は「良い考えだ」と述べ、メディアへの圧力を強めた。《共同通信》

【G7】格差是正で一致

イタリア南部バリで12日始まった先進7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁会議は、世界経済の成長に向けた格差是正の重要性で一致した。麻生太郎財務相は「(格差是正のためにも)自由貿易を止めるべきではない」と主張。中国の資本規制が不透明な点も指摘し、国際通貨基金(IMF)に監視を要請した。

12日の初日討議終了後には麻生氏とムニューシン米財務長官が会談。核開発を進める北朝鮮への経済制裁で引き続き連携していくことを確認した。為替や貿易の問題は議論しなかったという。

G7は13日午後(日本時間同日夜)に共同声明を採択し閉幕する。《共同通信》

【韓国】セウォル号から多数の骨

韓国海洋水産省は12日、2014年4月に沈没し、今年4月に韓国南西部、木浦に陸揚げされた旅客船セウォル号の船内から多数の人骨とみられる骨が1カ所に集まった状態で見つかったと明らかにした。

発見場所は船尾近くの4階客室で、事故当時、修学旅行中の女子高校生らが使っており、海中では捜索できなかった場所という。集まった骨のそばで衣服も見つかった。《共同通信》

【WHO】台湾の総会出席は困難

世界保健機関(WHO)当局者は12日、今月22日開幕するWHO総会への台湾の参加問題について「昨年まではオブザーバー出席を認めるとの合意があったが、今回はない」と述べ、現時点で出席は困難だと指摘した。

台湾の参加問題では、香港出身のマーガレット・チャンWHO事務局長の意向が強いとも言われるが、当局者は「事務局長は招待状を発行する立場にない」と説明。あくまで「一つの中国」原則を巡る中国と台湾の合意が重要だとの認識を示した。一方、日米などは参加に向けた働き掛けを直前まで続ける見通し。《共同通信》

【米・トランプ大統領】韓国の対話路線にくぎ刺す

トランプ米大統領は12日に放映されたNBCテレビのインタビューで、韓国の文在寅大統領が北朝鮮との対話に意欲を示していることについて「対話するのは構わないが、適切な環境に基づかなければならない」とくぎを刺した。

トランプ氏は「適切な環境」の内容について「1カ月か2カ月すれば、きちんとした答えを言うことができるだろう」と述べるにとどめた。

また「北朝鮮情勢は韓国や日本、中国にとっても非常に危険だ」と指摘。「私はとてもしっかり対処してきた。オバマ前大統領や過去の大統領が対処すべきだったのだ」と強調した。《共同通信》

【ボコ・ハラム】拉致生徒の動画公開

イスラム過激派ボコ・ハラムが2014年、ナイジェリア北東部の学校から女子生徒276人を拉致した事件で、ボコ・ハラムは12日、生徒の1人が「不信心者のいる町に住む両親の元には帰らない」と話す映像を公開した。生徒らに対する洗脳の可能性は以前から指摘されている。

生徒の父親は共同通信の電話取材に「強制的に言わされ、プロパガンダに利用されているだけだ。娘は絶対に帰ってくる」と訴えた。

映像は約3分。生徒は目だけを出した全身真っ黒の服を着てライフル銃を持ち「両親たちはイスラムの教えを受け入れてほしい」と語った。《共同通信》



5月12日 その日のできごと(何の日)