平成10211日目

2016/12/22

この日のできごと(何の日)

【糸魚川市大規模火災】

22日午前10時半ごろ、新潟県糸魚川市の中心部にある中国料理店から出火、強風にあおられ商店や住宅などへ燃え移り、同日夜までに約140棟に延焼した。糸魚川市は付近の約360世帯(約740人)に避難勧告を出した。佐渡を除く新潟県内の自治体や富山県から応援の消防隊が消火に当たり、約10時間半後の午後9時前、火災はほぼ消し止められ、鎮圧状態となった。

総務省消防庁によると、地震や津波を除くと、住宅や飲食店が火元となった火災としては過去20年で最悪の焼損棟数となった。新潟県は災害対策本部を設置し、自衛隊に災害派遣要請。糸魚川市に災害救助法の適用を決定した。

市消防本部によると、被害は約7万5千平方メートルに及んだとみられる。消防庁によると、建物の焼損面積が大火の目安とされる3万3千平方メートル以上と確定すれば、日本海沿岸部では酒田の大火(昭和51年、山形県)以来となる。

新潟地方気象台によると、糸魚川市には強風注意報が出ており、朝から南寄りの強い風が吹いていた。午後0時10分ごろには最大瞬間風速24・2メートルを観測した。山間部を越えた暖かい風が吹き込み、一帯が乾燥する「フェーン現象」が起こった可能性がある。《産経新聞》

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【福岡県飯塚市】市長が「賭けマージャン」

福岡県飯塚市の斉藤守史市長と田中秀哲副市長が平日の昼間から賭けマージャンを繰り返していた問題で、斉藤市長は22日に開かれた市議会定例会最終本会議で、「市政に対する信頼を大きく損なわせてしまったことに、心よりおわび申し上げます」と謝罪した。傍聴席には多くの市民らが詰め掛け、「辞職すべきだ」など抗議の声も上がった。《西日本新聞》

【JR北海道】石勝線・根室線の特急列車運行を再開

8月の台風被害で橋梁などが壊れ、トマム―芽室間が不通となっていたJR北海道の石勝線・根室線の特急列車が22日、約4カ月ぶりに運転を再開した。一番列車となる「スーパーとかち2号」は午前6時45分に帯広を出発し、定刻の午前9時33分に札幌に到着。沿線の各駅では再開を祝うイベントなどが開かれた。今後は1日22本の特急列車を被災前と同じダイヤで走らせる。《日経新聞》

【米軍北部訓練場】返還式典

沖縄県にある米軍北部訓練場(東村、国頭村)の約半分の敷地が日本へ返還された22日、政府主催の返還式典が同県名護市の万国津梁館で行われた。

政府からは菅義偉官房長官らが出席し沖縄の基地負担軽減をアピールしたが、沖縄県の翁長雄志知事は非返還区域での新型輸送機オスプレイ運用に反対し欠席。オスプレイ不時着事故と運用再開に対する県民の反発も強い中で祝福ムードとはほど遠く、沖縄が抱える基地問題に向き合う安倍政権の姿勢を演出するという政府の思惑は外れた形になった。

沖縄基地負担軽減担当相を兼務する菅氏はあいさつで「今回の返還は、県内の米軍用施設の約2割が減少し、沖縄の負担軽減に大きく資するものだ」と力を込めた。式典には稲田朋美防衛相やケネディ駐日米大使らも出席した。《共同通信》

【この日の安倍総理】

5億ドルの難民支援表明

安倍晋三首相は22日、貧困や飢餓撲滅に向けた国連「持続可能な開発目標(SDGs)」の実現を目指す政府推進本部の会合を官邸で開き、新たに5億ドル(約585億円)規模の難民支援を実施すると発表した。

22日閣議決定の2016年度第3次補正予算案に計上。深刻化するシリア難民問題などに対応するため、難民の自立支援に加え、政府開発援助(ODA)を活用した受け入れ国への資金援助を実施する。

推進本部ではSDGsの目標達成のため(1)あらゆる人々の活躍の推進(2)健康・長寿の達成(3)成長市場の創出―など8項目の優先課題を盛り込んだ日本独自の指針も決定した。《共同通信》

北方領土の元島民と面会

安倍晋三首相は22日、北方領土の元島民らでつくる「千島歯舞諸島居住者連盟」の脇紀美夫理事長らと官邸で面会し、今月15、16日に開催されたプーチン・ロシア大統領との首脳会談の内容を報告した。「皆さんの要望全てに応えることはできなかったが、大きく重要な一歩をしるすことができた。新しいアプローチで結果を出し、平和条約を締結したい」と意欲を示した。

首相は、プーチン氏に手渡した元島民からの手紙に触れ「プーチン氏も記者会見で『感動的な元島民の手紙を読んだ』と紹介していた」と伝えた。元島民の墓参などを巡る往来手続きの簡素化に関しては「早速交渉を進める」と説明した。《共同通信》

【シリア】「戦争終結」に自信

赤十字国際委員会(ICRC)は22日夜、アサド政権が制圧したシリア北部アレッポから、反体制派の戦闘員や民間人を市外に移送する作業が完了したと発表した。計約3万5千人が、バスや自家用車で北西部イドリブ県などに脱出した。シリアのアサド政権軍は、撤退完了によって「アレッポの安全と安定が回復した」と正式に宣言した。

政権軍は国営メディアを通じた声明で、アレッポ制圧は「戦略的な転機となる勝利」であり、政権軍とそれを支えるロシア、イランの「戦争を終わらせる能力」が示されたと主張した。《共同通信》



12月22日 その日のできごと(何の日)