平成10077日目

2016/08/10

【菅義偉官房長官】沖縄県・翁長知事と会談

菅義偉官房長官は10日午前、首相官邸で沖縄県の翁長雄志知事と会談した。平成29年度沖縄振興予算に関し、翁長氏は28年度(3350億円)と同水準の予算確保を求めたほか、年末の税制改正を踏まえ、航空機燃料税や酒税など沖縄の租税軽減措置の延長も要請した。

会談で、振興予算について菅氏は「3千億円台はぜひ確保したい」と述べ、従来の政府方針を維持する考えを示した。

沖縄振興予算をめぐっては、安倍晋三政権は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する翁長氏の知事就任後も毎年度、3千億円台の沖縄振興予算を維持。ただ、菅氏は4日、米軍普天間飛行場の辺野古移設と沖縄振興策について「総合的に推進する意味ではリンクする」と述べ、翁長氏の対応次第では振興予算減額の可能性を示唆していたが、今回の会談で“リンク論”は話題にならなかった。観光や情報通信、物流など沖縄の主要産業についても意見交換した。《産経新聞》




【リオ五輪・柔道男子90キロ級】ベイカー茉秋選手が金

リオデジャネイロ五輪柔道は10日、男子90キロ級が行われ、2015年世界選手権3位のベイカー茉秋(21=東海大)が決勝でバルラム・リパルテリアニ(27=ジョージア)を下し、優勝した。階級変更前の86キロ級を含め、90キロ級では日本初の金メダルとなった。日本柔道男子は今大会これまでの全階級でメダルを逃しておらず、メダル獲得総数は1964年東京五輪から50個目となった。

「もう、うれしいです。小さい頃からの夢がかないました」と端正な顔をくずして語ったベイカー。2000年のシドニー五輪で日本男子代表の井上監督が金メダルを獲得したのを見て柔道を始め、それから「ずっと、オリンピックチャンピオンになることだけを夢見て取り組んできた」と夢がかなった喜びを語った。《スポニチ》

【リオ五輪・男子個人総合】内村航平選手が2連覇

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リオデジャネイロ五輪体操・男子個人総合決勝(8月10日 リオ五輪アリーナ)

体操の男子個人総合決勝が行われ、日本は内村航平(27=コナミスポーツ)が、最終種目でオレグ・ベルニャエフ(22=ウクライナ)を大逆転。計92・365点マークし、前回ロンドン五輪に続く史上4人目の2連覇を達成し、団体総合に続く今大会2個目の金メダルを獲得した。

内村は6連覇中の世界選手権と合わせ、2009年から8年連続の個人総合王者に。五輪の個人総合2連覇は1968年メキシコ、72年ミュンヘン両五輪での加藤沢男以来44年ぶり史上4人目。「銀」で五輪デビューを果たした08年北京から3大会連続メダルも、加藤以来2人目の快挙となった。《スポニチ》

【リオ五輪・競泳女子200Mバタフライ】星奈津美選手が銅

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リオデジャネイロ五輪競泳 女子200メートルバタフライ 決勝(8月10日)

女子200メートルバタフライ決勝で、ロンドン五輪銅メダルの星奈津美(25=ミズノ)が2分5秒20で2大会連続の銅メダルを獲得した。

レース後は涙で声にならない状態。「昨日の準決勝までは思う様な動きが出せずに不安だった。決勝を迎えるまでにたくさんの人からメッセージをもらって、自分のやるべきことは決勝で力を出し切ることだと思ったので、積極的に悔いのないように泳いだ」。金メダルを意識しつつも自分の全力を出し切ることを心に誓った。「最後は腕もかけなくなる、足も蹴れなくなるぐらいまで初めて出し切れた。悔いはない」と感無量の様子だった。《スポニチ》

【女子レスリング五輪代表】6選手がリオへ

リオ五輪の女子レスリング53キロ級に出場する吉田沙保里(フリー)ら代表選手6人が10日、ブラジルへ向け、成田空港から出発した。

史上初の4連覇を目指す吉田は痛めている腰への影響を考慮し、自腹でビジネス席を確保した。「金メダルは(日本で)14個が目標だが、まだ足りていない。少しでも目標に近づけるように全員で金メダルを取りたい」と力を込めた。

同じく4連覇を狙う58キロ級の伊調馨(ALSOK)は「すでに五輪が始まっており、気持ちの高ぶりを感じる。必ずしも強い人が勝つとは限らない。気を抜かずに頑張りたい」と気合を入れた。

【皇太子ご一家】長野入り

皇太子ご夫妻と長女愛子さまは10日、第1回「山の日」記念全国大会に出席するため、長野県の松本駅に到着した。愛子さまが公式な式典への出席のため地方を訪れるのは初めて。今年から8月11日は祝日「山の日」となり、皇太子さまは、松本市で開かれる記念式典でお言葉を述べる予定。皇太子さまは登山が趣味で、ご一家は上高地で河童(かっぱ)橋や明神池などを視察し、11日夜に帰京する。《朝日新聞》

【東住吉事件】母親らに無罪判決

大阪市東住吉区で1995年に小学6年の青木めぐみさん(当時11)が焼死した住宅火災の再審で、大阪地裁(西野吾一裁判長)は10日午前、殺人と現住建造物等放火などの罪で無期懲役が確定した母親の青木恵子さん(52)=釈放=に無罪判決を言い渡し、同日午後には同居していた朴龍晧(たつひろ)さん(50)=釈放=も同様に無罪とした。青木さんの判決では有罪の柱だった朴さんの自白について「取調官が誘導した疑いがある」と証拠能力を否定し、青木さんの自白も含めて証拠から排除した。

再審は無罪を言い渡すべき明らかな新証拠が見つかった時に開かれる。戦後に発生し、死刑か無期懲役が確定した事件で、再審無罪になったのは9件目。大阪地検は上訴権を放棄する方針で、即日確定する見込み。青木さんは捜査・公判の違法性を明らかにするため、国や大阪府に国家賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こす。

火災は95年7月に発生。青木さんと朴さんは共謀し、保険金目的で車庫にガソリンをまいてライターで火を付け、入浴中のめぐみさんを焼死させたとして逮捕、起訴された。2人とも公判で無実を訴えたが、実行犯とされた朴さんの捜査段階の自白が有罪判断の柱となり、2006年に最高裁で無期懲役が確定。その後、大阪地裁が12年に再審開始を決定、高裁も15年に決定を維持した。

判決はまず、弁護団が再審請求中に行った再現実験では、ガソリンをまくと気化して風呂釜の種火につき、数秒で爆発的な火災が起きたと指摘。自白通りの放火は困難と認めた。

出火原因について、車庫の軽ワゴンからガソリンが漏れた可能性を検討。同型車の調査などを踏まえ、火災当日のように満タン給油し、運転直後で給油タンク内の空気が膨張していた――などの条件が重なって中身が漏れ出したことはありうるとし、具体的な自然発火の可能性があるとした。

さらに朴さんから計61通の調書などをとった取り調べに言及。法廷で「問題なかった」と経緯を説明した警察官の証言は、再審段階で開示された捜査報告書と矛盾し、「虚偽と認めざるを得ない」と指摘した。

これを踏まえ、警察官が「長男が火を付けたのを見たと言っている」などとうそを突きつけ、接見禁止中に「罪を償え」と書いた父親の手紙を見せるなどして強制した自白に任意性はないと判断。「朴は真実を話している」などと青木さんを追い詰めて得た自白も同様と結論付けた。

ただ、誤判の原因には触れなかった。《朝日新聞》

8月10日/のできごと