平成10061日目

2016/07/25

この日のできごと(何の日)

【東京五輪組織委・森喜朗会長】「五輪が政争の具に」

2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長は25日、大会の予算に絡み、「招致時の見積もりに問題があった。東京都の知事選挙の政争の具になっているというのはきわめて残念」と述べた。

この日午前に行われた組織委理事会の冒頭で発言した。組織委が負担することになっている仮設施設の整備費だけで招致時の約4倍の約2800億円に上っているとし、甘かった見積もりについて「(招致時に)東京都は五輪に詳しかったわけではない。IF(国際競技連盟)、IOC(国際オリンピック委員会)と連絡を取って指導したのはJOC(日本オリンピック委員会)」と、責任の一端を指摘した。《読売新聞》

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【鳥取県・平井伸治知事】鳥取砂丘を「スナホ・ゲーム解放区」宣言

スマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」の人気を観光客誘致につなげようと、平井伸治知事は25日、鳥取砂丘(鳥取県鳥取市)を「スナホ・ゲーム解放区」とすることを宣言した。この日の定例会見で「鳥取砂丘は広大で安全にゲームを楽しめる。夏休みの旅の目的地としてもらいたい」と述べ、利用者に積極的に砂丘を訪れてもらいたい考えを示した。宣言の「スナホ」は砂とスマホをかけた。《朝日新聞》

【名古屋市・河村たかし市長】「第三極結集を」

河村たかし名古屋市長は25日の記者会見で、自身が代表を務める政治団体「減税日本」のおおさか維新の会への合流に前向きな姿勢を示した。「第三極が結集できる勢力があるといい」と述べた。合流は、おおさか維新代表の松井一郎大阪府知事が呼び掛けている。

おおさか維新が検討する党名変更で「維新」を残す方向となっていることについて、河村氏は「(残したい)気持ちは分かる」と理解を示した。

河村氏は待機児童解消など、自身が進める政策が全国に伝わらないことへの不満を強調。「単独では無理。発信力のある政治勢力が必要だ」と指摘した。26日にも幹部が具体的な協議を始める方針だ。《共同通信》

【この日の岸田文雄外相】

中国・王毅外相と会談

ラオスを訪問中の岸田文雄外相は25日、ビエンチャン市内で中国の王毅外相と約1時間、会談した。岸田氏は東シナ海と南シナ海について、中国の領有権主張に対する懸念などを伝えたが、王氏は従来の中国側の立場を繰り返すにとどまり、議論は平行線をたどった。

オランダ・ハーグの仲裁裁判所が中国の南シナ海における領有権の主張について「法的根拠はない」と認定する裁定を公表して以来、両外相が会談するのは初めて。《産経新聞》

韓国・尹炳世外相と会談

岸田文雄外相は25日午前(日本時間同)、韓国の尹炳世外相と訪問先のラオスで会談した。従軍慰安婦問題に関し、韓国が元慰安婦支援のための財団を今週設立する見通しを踏まえ、昨年末の日韓合意を双方が誠実かつ着実に実施する方針を確認した。

北朝鮮の弾道ミサイル発射や、5回目の核実験の動きに緊密に連携して対処する考えでも一致した。岸田氏は米軍の「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備方針を支持すると伝えた。

元慰安婦の財団については合意に基づき、日本側が10億円を拠出することになっている。《共同通信》

【中谷元防衛相】米司令官とポケモン談義

中谷元防衛相は25日、訪日中のハリス米太平洋軍司令官と防衛省内で会談した。東アジアの安全保障環境などをめぐり意見交換したが、日米両国で流行中のスマートフォン(スマホ)向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の話で盛り上がる一幕があった。

会談冒頭でハリス氏は、あいさつもそこそこに「ここはポケモンGOの(モンスターが多く出没する)ホットスポットだと聞きました」と話を向けた。これに対し、中谷氏は「ポケモンは防衛省の敷地内に入れないことになっております」とハリス氏の“説”を否定したが、防衛省は厳重警備が必要なだけにハリス氏は「グレート」と相好を崩した。

2人はその後、北朝鮮の弾道ミサイル発射や、南シナ海や東シナ海における中国の活動などについて意見を交換。これに先立ち、ハリス氏は自衛隊制服組トップの河野克俊統合幕僚長とも会談した。《産経新聞》

【民進党】参院会長に小川氏

民進党は25日午前、郡司彰前参院議員会長(66)の後任を決める会長選の立候補受け付けを再開した。正午の締め切りまでに小川敏夫前参院幹事長(68)=東京選挙区=が立候補を届け出た。他に届けはなく無投票当選が決まった。任期は2018年通常国会閉会までの2年間。

柳田稔元法相(61)=広島選挙区=も出馬に意欲を示していたが、見送った。党内には選挙戦を回避すべきだとして、候補一本化を模索する動きがあった。参院会長選は22日と25日の計2日間、立候補を受け付けた。

郡司氏は8月1日召集予定の臨時国会で、輿石東氏の後任の参院副議長に就任する見通しだ。《共同通信》

【安倍晋三首相】人事調整を本格化

安倍晋三首相は25日、1週間余りの夏休みを終えて公務に復帰し、8月3日に実施する内閣改造、自民党役員人事へ調整を本格化させた。「女性の活躍」を目標に掲げ、要職に女性を積極登用してきたが、今回は女性閣僚数にこだわらない意向とされ、参院選で落選した島尻安伊子沖縄北方担当相だけでなく、丸川珠代環境相の交代案が浮上している。

「適齢期」の女性議員が少ないほか、男性の「入閣待機組」が70人超に達している点を考慮しているとみられる。

首相は25日午後、下村博文総裁特別補佐や古屋圭司元拉致問題担当相らと官邸で会談した。政権運営や人事などを巡り意見交換したもようだ。《共同通信》



7月25日 その日のできごと(何の日)