平成9901日目
2016/02/16
この日のできごと(何の日)
【民主党・中川正春衆院議員】「首相の睡眠障害を勝ち取ろう」
現金授受問題で閣僚を辞任した甘利明・前経済再生相が「睡眠障害」のため、1カ月の自宅療養が必要と診断された。16日の衆院議院運営委員会理事会で自民党が明らかにした。
甘利氏は辞任した先月28日以降、国会に出ておらず、野党側が理由をただしたところ、自民党が今月15日付の診断書をもとに欠席理由を説明した。
厚生労働省のホームページによると、睡眠障害は「様々な病気の総称で睡眠に何らかの問題がある状態」。精神的・身体的な病気などで不眠になったり、昼間眠くなったり、睡眠のリズムが崩れる症状があるという。野党は甘利氏の国会招致を求めているが、与党国対幹部は「無理やり国会に連れてくるということは無理だろう」と語る。
これに関連して民主党の中川正春・元文部科学相は16日の党代議士会で「いよいよ(与党に)攻勢をかけていくときだ。(安倍晋三)首相の睡眠障害を勝ち取りましょう」と発言した。中川氏はその後、朝日新聞の取材に「誤解を招いたとしたら反省しなければいけない」と話した。《朝日新聞》
【北朝鮮】光明星節
北朝鮮で故金正日総書記の生誕記念日「光明星節」を迎えた16日、首都平壌ではさまざまな記念行事が開かれ祝賀ムードに包まれた。国営メディアは金総書記から権力を継承した金正恩第1書記の指導で「衛星打ち上げに成功した」と事実上の長距離弾道ミサイル発射を称賛し、体制固めを図った。
1月の核実験と今月7日のミサイル発射に対し国連安全保障理事会で制裁決議案が議論され、日米韓は独自制裁を強化している。だが金第1書記は「衛星をさらに多く打ち上げるべきだ」と述べるなど国際社会の自制要求に応じる気配はない。《共同通信》
【札幌市東区】スーパー強盗が雪道で転倒、すぐ逮捕
16日午後10時40分頃、札幌市東区北14東14のスーパーに入ってきた男が男性店員(22)に包丁を突きつけて「金を出せ」と脅し、現金約1万円を奪って逃走した。
店員が追いかけたところ、男は約200メートル先で雪道で滑って転倒。店員は男が持っていた袋を取り上げ、中に入っていた被害金などを取り戻した。男はそのまま逃げたが、北海道警札幌東署は袋の中に入っていた住民基本台帳カードから男の住所などを割り出し、約3時間半後に強盗容疑で緊急逮捕した。発表によると、逮捕されたのは同区の自称無職の男(24)。調べに対し、男は容疑を認め、「遊ぶ金が欲しかった」と話しているという。《読売新聞》
【日本銀行】マイナス金利運用開始
日銀が民間銀行から受け入れている預金の一部に手数料を課すマイナス金利政策が16日始まった。既に住宅ローンや貸し出しの金利を引き下げる銀行が相次いでいる。短期の資金を貸し借りする市場の金利は急低下したが、資産運用が難しくなるというマイナスの影響も表面化している。景気を刺激する効果が最終的にどれだけ出てくるのかが焦点となる。《共同通信》
【自民党・宮崎謙介衆院議員】離党届を提出
衆院は16日の本会議で、「育休」宣言をした後に不倫を認めて謝罪した自民党の宮崎謙介衆院議員(35)=京都3区=の議員辞職を許可した。宮崎氏は同日、党本部に離党届を提出。党内手続きを経て17日に受理される見通しだ。辞職に伴う京都3区補選は、衆院北海道5区補選と同じ4月12日告示、24日投開票の日程で行われる。《朝日新聞》
【衆院本会議】
2016年度税制改正関連法案が16日、衆院本会議で審議入りし、消費税の軽減税率をめぐる論戦が始まった。安倍晋三首相は「買い物のつど消費税を直接軽減することで、負担緩和を実感してもらえる」と導入の意義を訴えた。一方、野党は財源確保策の先送りなどを批判し、政府と真っ向から対立した。
この日は議論に上らなかったが、野党は福袋などの「組み合わせ商品」をはじめ、対象の線引きが分かりにくい事例を列挙して追及する構えだ。
軽減税率は10%への増税と同じ17年4月に導入され、酒類・外食を除く飲食料品と週2回以上発行される新聞の定期購読料の税率を8%に据え置く。《共同通信》