平成9662日目
2015/06/22
この日のできごと(何の日)
【タリバン】アフガン議会を襲撃
アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンが22日、首都カブールの議会を襲撃した。議員らは全員無事だったものの、女性1人が死亡、市民約30人が負傷した。
カブール警察の広報官は、タリバンの戦闘員が議会のゲート前で、爆弾を積んだ車両を爆破させたと説明。議会の建物の中にいた兵士は、侵入を試みた武装集団を射殺したと話した。その後、治安部隊と銃撃戦となったが、武装集団は全員殺害されたという。
議会では新たな国防相を承認するための手続きが行われていた。警察は武装集団が議会に近付いた経緯を調べるとしている。《朝日新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【葛西臨海水族園】マグロ群泳の展示を再開
葛西臨海水族園(東京都江戸川区)が巨大水槽にクロマグロ77匹を追加し、22日、群泳の展示を再開した。謎の大量死から約5カ月。世界で初めてマグロの群れの展示に成功した水族園の「名物」復活の裏にあったのは、綿密な計画と飼育員の思いだった。
77匹は生後1年で、全長約80~90センチ。高知県から神奈川県の三崎漁港までは船で、水族園へは21日に活魚専用のトラックで運ばれた。閉園後、スタッフたちが1匹ずつ専用の担架で搬入した。
搬入に合わせ、水槽には黄色のテープが格子状に貼られた。魚にアクリル板があることを分からせるためだ。実際、マグロは水槽にぶつかることもなく、新たなすみかを確かめるように左右に行ったり来たりした。テープはマグロの様子を見てはがすという。《朝日新聞》
【兵庫県・井戸敏三知事】神戸事件手記「介入すべきでない」
神戸市の連続児童殺傷事件の加害男性による手記「絶歌」をめぐり、一部の書店が販売を自粛している問題で、兵庫県の井戸敏三知事は22日の定例記者会見で「行政機関が主体的にタッチする話ではない」と述べた。
出版の是非には触れず「大変世間を騒がせた事件で、被害者の遺族からのクレームは承知しているが、一般の良識ある読者が判断することだ」と指摘した。
県立図書館(明石市)が閲覧のみとし、貸し出しを制限していることについては「図書の利用サービスにあたっての慎重さを期したということで、やむを得ない措置だ」と話した。
手記をめぐっては、一部の書店が店頭から撤去している。《共同通信》
【韓国・ソウル】元徴用工ら抗議
日本と韓国が国交正常化を実現した日韓基本条約の締結から50年となった22日、ソウルの日本大使館前で、日本植民地時代に徴用工や軍人・軍属として動員された韓国人と、その遺族らによる団体が抗議行動を行った。
日本の軍備強化に反対する左派団体や、歴史・領土問題で抗議する右派団体も順次集会を開催。数百人が集まるとの集会申請を出している団体もあり、韓国警察当局は警戒を強化している。
元徴用工や遺族らは、基本条約とともに締結された日韓請求権協定を理由に日本が個人の請求権は消滅したと主張しているのは不当だと主張し、協定破棄を求める運動を展開している。《共同通信》
【韓国・朴槿恵大統領】額賀福志郎元財務相と会談
韓国の朴槿恵大統領は22日、訪韓した日韓議員連盟会長の額賀福志郎元財務相とソウルの大統領府で会談し、日韓両首脳による国交正常化50年の記念行事出席は「大変意義のあること」と評価、これを機にさらに日韓関係を改善したいと表明した。会談後、額賀氏が記者団に明らかにした。
朴氏は、過去50年について「断絶の時代から協力関係を構築して発展の道をつくり上げてきた」と評価。50年を契機に、日韓の発展のため「過去の傷を癒やしつつ新たな信頼の外交を展開していくべきだ」とし、安倍晋三首相が夏に発表する戦後70年談話に注目していると述べた。《共同通信》
【日韓国交正常化50周年記念式典】
日韓国交正常化から50年を迎えた22日、在日韓国大使館主催の記念式典が午後5時ごろから東京都内のホテルで始まった。出席した安倍晋三首相は「これからの50年、手を携え、両国関係の新たな時代を築くため、朴槿恵大統領と力を合わせ、努力していく」と未来に向けたメッセージを強調し、節目に合わせた友好ムードを演出した。
安倍首相は「これまで50年の交流発展には、日韓双方が最も重要な隣国であり、信頼していかなければいけないという思いが共有されていた」とし、「半世紀の発展を振り返り、互いへの思いを改めて確認することが重要だ」と語った。「日米韓の協力関係は、アジア太平洋地域の平和と安定のため、かけがえがないものだ」とも強調した。《産経新聞》
【EU】対密航業者の軍事作戦開始
欧州連合(EU)は22日、ルクセンブルクで外相理事会を開き、地中海を渡り欧州を目指す移民密航船が増加している問題をめぐり、緊急対策の一つに位置づける密航業者に対する軍事作戦の開始を決定した。
また外相理事会は、ウクライナ情勢をめぐり、7月末で期限が切れるロシアに対する本格的な経済制裁を来年1月末まで半年延長することを正式に決定した。
軍事作戦は、公海や密航船の出発地となっているリビアの領海で業者の船を拿捕したり、使用不能にしたりすることを想定しているが、こうした強制措置に必要な、同国の同意や国連安全保障理事会決議がまだ得られていない。《共同通信》
【米国】中国に埋め立ての懸念伝達
米国と中国の両政府は22日、軍関係者も参加する次官級の「戦略安全対話」をワシントンで開いた。米側は中国による南シナ海での岩礁埋め立てへの懸念を伝え、領有権を争う近隣国との間で外交的解決を図るよう促した。サイバー攻撃についても話し合った。米国務省高官が明らかにした。
同対話は23日から2日間開催される閣僚級の「米中戦略・経済対話」の枠組みの中で開かれ、米側はブリンケン国務副長官、中国側は張業遂筆頭外務次官が参加した。
国務省高官によると、南シナ海問題で米側は「外交こそが適切な紛争の解決策だ」と強調した。《共同通信》