平成9608日目
2015/04/29
この日のできごと(何の日)
【安倍晋三首相】米上下両院合同会議で演説
安倍晋三首相は29日午前(日本時間30日未明)、米議会の上下両院合同会議で演説に臨んだ。戦後70年を踏まえて先の大戦への「痛切な反省」に言及し、「アジア諸国民に苦しみを与えた事実から目をそむけてはならない」と表明。かつて敵対した日米両国が緊密な同盟関係を築いて和解に至った経緯を強調し、世界の平和と安定に貢献する考えを打ち出した。
首相の演説は英語で約45分にわたった。米議会演説は首相の祖父、岸信介首相や池田勇人首相が行ったが、上下両院の合同会議での日本の首相の演説は初めて。《日経新聞》
安倍晋三首相は29日午前(日本時間30日未明)、日本の首相として初めて米上下両院合同会議で演説した。題名は「希望の同盟へ」。戦後70年の節目に、敵対国から同盟関係となった日米の「心の紐帯」を訴え、日米同盟の発展が世界の平和と安定に貢献するという「未来志向」の考えを前面に打ち出した。
演説で首相は、強圧的な海洋進出を図る中国を念頭に「太平洋からインド洋にかけての広い海を、自由で法の支配が貫徹する平和の海にしなければならない」と訴えた。同時に集団的自衛権の行使容認を含む安全保障法制について「夏までに成就させる」と約束。
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉については「経済的利益を超えた長期的な安全保障上の大きな意義がある」として、交渉合意に不可欠とされる米国の大統領貿易促進権限(TPA)法案の成立と交渉妥結に協力を呼びかけた。
先の大戦については「戦後の日本は痛切な反省を胸に歩みを刻んだ。アジア諸国民に苦しみを与えた事実から目を背けてはならない」と言及。ただ、韓国が戦後70年の安倍首相談話に求める「侵略」「植民地支配」「お詫び」の文言は使用しなかった。《産経新聞》
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【のと里山里海号】のと鉄道の観光列車が運転開始
【柔道・全日本選手権】原沢久喜選手が初優勝
体重無差別で柔道日本一を争う伝統の全日本選手権は29日、東京・日本武道館で世界選手権(8月・アスタナ=カザフスタン)男子100キロ超級代表最終選考会を兼ねて行われ、一昨年準優勝で22歳の原沢久喜(日本中央競馬会)が決勝で、昨夏の世界選手権同級銀メダルの七戸龍(九州電力)に優勢勝ちし、初優勝した。
2連覇を狙った王子谷剛志(旭化成)は準決勝で原沢に屈した。西潟健太(旭化成)は2年連続3位。ロンドン五輪代表で昨年準優勝の上川大樹(京葉ガス)は準々決勝で七戸に一本負けした。《共同通信》
【NHK】同時通訳で誤訳
NHKは29日、日米首脳会談の共同記者会見を伝える同日未明の中継で、オバマ米大統領の発言の同時通訳に誤りがあったとして、朝のニュースで謝罪した。
NHKによると、同時通訳では「沖縄の普天間基地の移転について、より柔軟に対応したいと思います」としたが、正しくは「沖縄に駐留する海兵隊のグアムへの移転を前進させることを再確認した」だったという。《共同通信》
【インドネシア】外国人ら8人の死刑執行
インドネシア検察庁の報道官は29日、麻薬密輸などの罪で収監中のオーストラリア人2人、ブラジル人1人を含む外国人7人と、インドネシア人1人の死刑囚計8人の刑を同日未明に執行したと明らかにした。
死刑制度に反対し、インドネシアのジョコ大統領に減刑を強く求めてきたオーストラリアのアボット首相は、記者会見し「2人は更生していた。(執行は)残酷で不必要だ」と批判、近く駐インドネシア大使を引き揚げると明らかにした。事実上の召還とみられる。
ブラジル政府も声明で「両国関係における重大な事案」と不快感を表明した。《共同通信》
【平和首長会議】国連本部で集会
核兵器のない世界を目指し広島、長崎など国内外の都市が連帯する非政府組織(NGO)の「平和首長会議」(会長・松井一実広島市長)は29日、核拡散防止条約(NPT)再検討会議開催中の国連本部で集会を開き、核廃絶に向けた新たな決意を示す「ニューヨークアピール」を採択した。
松井市長は「平和首長会議の地域活動を活性化させる重要な年。核保有国へ強いメッセージを送れば、核廃絶実現の契機になる」とあいさつ。
長崎市の田上富久市長は「『発信と継承』をテーマに事業に取り組んでおり、国際会議を開いて被爆地長崎から世界へ平和発信する」と市の活動を紹介した。《共同通信》