2014 平成26年9月27日(土)　御嶽山噴火

平成9394日目

2014/09/27

この日のできごと(何の日)

【御嶽山噴火】

27日午前11時53分ごろ、長野、岐阜県境の御嶽山(3067メートル)が噴火した。長野県木曽広域消防本部が山頂付近の山小屋関係者に聞き取りしたところ、山小屋や登山道に40人以上が取り残され、このうち意識不明が7人、重症者が25人、けが人が8人いるという。今後の聞き取りで被害者数が変わる可能性がある。

登山者から木曽署に「女性が1人、死亡している」と通報があり、確認を急いでいる。御嶽山の噴火は、ごく小規模な噴火だった2007年3月以来。

長野県警と岐阜県によると、山小屋に残っているのは41人。九合目の「五の池小屋」に登山客や山岳パトロール中の岐阜県下呂市職員ら36人がおり、このうち登山客二人が胸や腕の骨を折る重傷。山頂近くの御嶽剣ケ峰山荘に4人、御嶽頂上山荘にけがをした女性1人。剣ケ峰山荘付近には、7人が火山灰に埋もれ生死不明の状態のほか、6人がけがなどで登山道に残っているとの情報がある。長野、岐阜両県警は28日朝、地上から救助に向かう。《中日新聞》

【大相撲秋場所】14日目

大相撲秋場所14日目(27日・両国国技館)横綱白鵬が新入幕逸ノ城との1敗対決を制し、再び単独首位に立った。28日の千秋楽で横綱鶴竜に勝てば、千代の富士に並ぶ史上2位の31度目の優勝が決まる。新入幕力士として初めて二つ目の金星を狙った逸ノ城は、100年ぶりの新入幕優勝から後退した。

鶴竜は大関稀勢の里を突き落として11勝目を挙げた。稀勢の里は8勝6敗。新大関豪栄道は宝富士の下手投げに屈し、勝ち越しは千秋楽に持ち越された。琴奨菊は9勝目。

十両は既に優勝を決めた元小結の栃ノ心が14戦全勝とした。《共同通信》

【ヤンキース・イチロー外野手】日米21年連続シーズン100安打達成

ヤンキースのイチロー外野手(40)が27日(日本時間28日)、敵地でのレッドソックス戦に「1番・右翼」でスタメン出場。5回の第3打席で三塁強襲安打を放ち、日米で21年連続、メジャー移籍から14年連続のシーズン100安打を達成した。

今季も残り2試合。今季初めて1番に入ったイチローが2打数無安打で迎えた5回の第3打席だった。1死走者なしでケリーから三塁線に強烈な当たりを放つと、三塁手のグラブをはじく安打となった。

大リーグで100安打以上の連続記録は、歴代最多の通算4256安打を誇るピート・ローズの23年連続が最多。日本では王貞治の21年連続に並んだ。さらに9回にも左前へこの日2本目の安打を放ちシーズン101安打とした。《スポニチ》

【みんなの党】分裂回避

みんなの党は27日、浅尾慶一郎代表と渡辺喜美前代表の対立が深まる中で両院議員総会を東京都内のホテルで開き、党の分裂を回避する方針を確認した。党の路線について、新旧代表の主張を取り入れた議案がいずれも議決された。当面の党の結束が優先された格好だ。

総会後、浅尾氏は「(路線問題に)今日で決着がついた」と記者団に強調。渡辺氏は「英知を結集した決定だ」と述べた。

両院総会では、党の路線について議論。渡辺氏が主張する安倍政権との段階的な連携強化に関しては「国政選挙の洗礼を経ずして、与党入りすることを、選択肢として排除しない」との議案が議決された。《共同通信》

【日本ハム・金子誠内野手】現役引退を表明

日本ハムの金子誠内野手(38)が27日、今季限りでの現役引退を表明した。札幌ドームでのオリックス戦前に記者会見し「野球選手でなくなることは寂しいかもしれないが、21年間やってきたことに悔いはない」と振り返った。今後は未定で、10月1日の楽天戦(札幌ドーム)の後に引退セレモニーが行われる。

金子誠は茨城・常総学院高から1994年にドラフト3位で日本ハムに入団した。3年目の96年に新人王に輝き、ゴールデングラブ賞を二塁手と遊撃手で計3度獲得。日本代表では2004年のアテネ五輪に出場した。

ここ数年は故障が多く、若手の台頭もあって出場機会が減っていた。《共同通信》

【香港】学生ら数千人、警官と対峙

香港中心部の政府合同庁舎前で集会を行っていた学生や高校生ら数千人が27日未明、車道などを占拠して抗議行動を続け多数の警官隊と対峙した。一部で小競り合いが起きて警官4人を含む24人が負傷、警官隊が催涙スプレーを発射し13人を逮捕した。

2017年の香港行政長官選の制度改革で事実上民主派を排除した中国に対し、民主派が10月1日に金融街「セントラル(中環)」を占拠する大規模抗議を行うのを前に、中国に対する抗議行動は激しさを増す一方となっている。

学生らは警官に対して「撤退しろ」「恥を知れ」などとシュプレヒコールを繰り返した。《共同通信》

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香港中心部の政府合同庁舎前では27日夜も、大学生や高校生ら約千人が、行政長官選制度改革をめぐる中国の決定に抗議し車道などの占拠を継続した。警官隊は同日午後、立ち入り禁止の近くの公園に侵入していた61人を強制排除し逮捕。逮捕者は計74人になった。一部の小競り合いによる負傷者は計34人に上った。

学生らは26日朝から既に丸1日以上庁舎前で座り込みを続けており、香港でこれだけ長時間の抗議行動は極めて異例。中国の攻勢によって、香港の民主主義が侵されることへの危機感の高まりを浮き彫りにした。《共同通信》

【インドネシア・アチェ州】同性愛にむち打ち条例、外国人も

インドネシア・スマトラ島のアチェ州議会は27日、イスラム法(シャリア)に基づいて、同性愛行為をむち打ち刑の対象にする条例を全会一致で可決した。同州内では、宗教を問わず外国人にも適用されるという。

アチェ州はインドネシアの中で最も早くイスラム教が普及したとされ、同国で唯一、シャリアの施行が認められている。一部地域では、女性がバイクの後部座席にまたがって乗ることは「シャリアに反する」と禁止する規則が導入されるなど、厳格化の兆しが出ている。

条例によると、同性愛行為が確認されれば公開の場で最高100回のむち打ちが科される可能性がある。《共同通信》

【米軍】シリアの空爆を続行

中東地域を管轄する米中央軍は27日、過激派「イスラム国」に対するシリア領内での空爆を26、27の両日、サウジアラビア、ヨルダン、アラブ首長国連邦の3カ国と共同で続行したと発表した。これとは別に、イラクでは米国単独での攻撃を続けた。

シリアでは戦闘機や無人機を使って7回、イラクでは攻撃機で3回の空爆を実施。シリア北東部ハサカや北部ラッカにあるイスラム国戦闘員の駐屯地や訓練キャンプに打撃を与えたとしている。

米国は一連の攻撃で空軍や海軍の攻撃機や戦闘機を使用。全ての航空機は攻撃後、無事に対象空域を出た。《共同通信》

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