平成9376日目
2014/09/09
この日のできごと(何の日)
【北朝鮮】建国66周年
北朝鮮は9日、建国66周年の記念日を迎え、首都平壌で中央報告大会を開いた。朴奉珠首相は「金正恩第1書記を決死擁護し、(同氏の)言葉と指示を徹底的に貫徹すべきだ」と金第1書記への忠誠を呼び掛けた。金第1書記は出席しなかった。朝鮮中央放送などの報道をラヂオプレス(RP)が伝えた。
大会には金永南最高人民会議常任委員長ら指導部のほか、日本から約8年ぶりに訪朝した在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の許宗萬議長も出席し、許氏はひな壇前列の中央付近に着席した。
朴氏は南北関係について「民族の前に横たわる難局を打開し、北南関係を改善し、自主統一の新たな局面を切り開くために全力を尽くす」と表明。対外関係についても「われわれに友好的に接する全ての国との協力関係を発展させる」と強調した。
この日、平壌の通りには「慶祝」などと書かれた飾り付けが施され、多数の市民が朝から市中心部の「万寿台の丘」に立つ故金日成主席と故金正日総書記の銅像に献花した。
北朝鮮は国家的な記念日を祝う際、5年や10年の節目を重視する。建国65周年だった昨年は市中心部で民兵による軍事パレードが行われたが、今年はなかった。《共同通信》
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【レスリング・世界選手権】
レスリングの世界選手権第2日は9日、タシケントで男子フリースタイル4階級が行われ、74キロ級で高谷惣亮(ALSOK)が銀メダルを獲得した。決勝に勝ち上がったが、ロンドン五輪銅メダルのデニス・ツァルグシュ(ロシア)に敗れ、男子フリースタイルの日本勢で33年ぶりの優勝はならなかった。
高谷惣は1回戦でトルクメニスタン選手、2回戦でロンドン五輪66キロ級銅メダルのリバン・ロペス(キューバ)を下し、3回戦はベラルーシ選手に勝った。準決勝ではグルジア選手を破った。《共同通信》
【サッカー国際親善試合】日本2−2ベネズエラ
サッカーの日本代表は9日、横浜市の日産スタジアムでベネズエラ代表との国際親善試合、キリン・チャレンジカップに臨み、武藤嘉紀(FC東京)と柴崎岳(鹿島)がともに代表初得点を決めて2-2で引き分けた。ワールドカップ(W杯)ブラジル大会後に就任し、2戦目のハビエル・アギーレ監督は初勝利を逃した。
22歳の武藤は先制点を奪い、柴崎は右足シュートを決めた。新戦力が活躍したが、ミスから2点を失い課題も出た。日本は10月にジャマイカ、ブラジルと対戦する。《共同通信》
【この日の安倍総理】
国家戦略特別区域諮問会議
平成26年9月9日、安倍総理は、総理大臣官邸で第7回国家戦略特別区域諮問会議を開催しました。
本日の会議では、「区域計画の認定」及び「規制改革事項の追加」について議論されました。《首相官邸》
政府は9日、国家戦略特区諮問会議を開き、戦略特区に指定した6地域のうち、福岡市と兵庫県養父市がそれぞれ策定した規制緩和策などの事業計画を第1弾として認定した。両市は今後、順次事業をスタートする。
内閣改造後初めてとなる特区諮問会議には、安倍晋三首相や、特区担当相を兼ねる石破茂地方創生担当相らが出席。首相は規制改革の重点事項とスケジュールを工程表にまとめるよう指示した。
会議では、民間議員が六つの戦略特区の運営が十分ではないと指摘し、国の担当者を各地域に常駐させるなど推進体制を強化するよう要請。指定地域の追加や入れ替えを視野に入れることも政府に求めた。《共同通信》
石破茂地方創生担当相と会談
安倍晋三首相は9日、石破茂地方創生担当相と官邸で会い、人口減少の克服と地域経済の成長に向け、税制や社会保障などの制度改革を検討するよう指示した。「地方創生に正面から取り組む。省庁の縦割りを排除し、ばらまき型の対応を絶対にしない」と強調した。
首相は従来の政策を検証し、短期、中長期の目標を設定するよう要請。実行に際しては、地方の熱意や自主性を基本とし、地方自治体間の広域連携や民間の創意工夫を後押しすることを求めた。
首相は政府与党連絡会議でも「大胆な政策を力強く、スピード感を持って実行することが必要だ」と指摘した。《共同通信》
【大阪府警】コンビニ店長に土下座させて動画投稿、39歳男ら逮捕
大阪府茨木市のコンビニエンスストアで店員に言いがかりをつけ、商品を脅し取ったとして、大阪府警茨木署は9日、恐喝容疑で同府東大阪市俊徳町、無職、A容疑者(39)を逮捕した。同署は他にも共犯者がいるとみて捜査している。
店員らを脅して、土下座させるまでのやり取りがインターネットの動画サイトに投稿され、悪質な振るまいにネット上で批判が殺到。店側が同署に被害届を出していた。
逮捕容疑は8日、茨木市内のコンビニで、A容疑者の知人が男性店員と口論になったことに乗じ、店の経営者らに「うちの若い衆が店に車で突っ込む言うとんぞ」と脅迫。さらに「謝るの普通は手ぶらちゃうわな」と要求し、たばこ6カートン(販売価格計2万6700円)を脅し取ったとしている。《産経新聞》
【立命館大、大連理工大】日中共同のIT新学部開講
立命館大は9日、中国遼寧省大連市の国立大、大連理工大と共同運営する「国際情報ソフトウェア学部」を開講させた。立命館大によると、日本の大学が海外の大学と共同学部を発足させるのは初めて。大連市には日系企業が多く、IT企業で活躍できる人材の育成で双方が一致した。
大連市での開校式には白色のワイシャツを着た中国人の男女学生約100人が参加した。日本側の学部長を務める立命館大の大久保英嗣総長特別補佐は「言語、ITの習得にとどまらず、相互の文化、社会、歴史の理解を深めてほしい」と激励した。《共同通信》
【マレーシア航空17便撃墜事件】中間報告「高速物体」が機体貫通
ウクライナ東部で乗客乗員298人が死亡した7月のマレーシア航空機撃墜をめぐり、国際調査を主導しているオランダ安全委員会は9日、中間報告を発表、機体や操縦に問題はなかったとの見方を示し、「多数の高エネルギーの物体が外部から機体を貫通した」と墜落の原因を指摘した。
「ミサイル」とは言及していないが、撃墜されたことを示唆した。機体の破片が地上の広範囲に広がっていることから、空中で機体がバラバラになったと判断した。
中間報告は、ブラックボックスの分析結果や衛星写真、レーダーの情報などを基に事故状況に関する事実関係を提示した。《共同通信》
【森喜朗元首相】モスクワで講演
森喜朗元首相は9日、訪問先のモスクワで講演し、日ロが北方領土問題を解決し平和条約を結ぶことで両国間に「真の安定的な友好関係」が確立し、中国の抑制や朝鮮半島情勢の安定化に資することができると述べた。
中国の「拡張主義」や日韓の歴史認識、北朝鮮の核開発問題を挙げ、日ロ関係が緊密になればアジア太平洋地域で「適切なパワーバランスができる」と指摘。「日米同盟と相まって中国も今のままのような振る舞いを続けることはできない」と語った。
森氏は、ロシア滞在中にプーチン氏と会談するかどうかについては明言しなかった。《共同通信》
【中国・習近平国家主席】米中首脳会談に期待
新華社電などによると、中国を訪問したライス米大統領補佐官は9日、北京で習近平国家主席、范長龍・中央軍事委員会副主席らと相次いで会談。習氏は、11月に予定されるオバマ大統領の訪中に期待を示し、「中米関係や共に関心のある問題について意見交換したい」と述べ、首脳会談に前向きな考えを表明した。
また習氏は「双方の核心的利益を尊重し、摩擦を減らさなければならない」とし、軍事、貿易などの分野で対話や協力を強化する必要性を強調。ライス補佐官は「米中関係は世界で最も重要な2国間関係の一つ」と応じ、対話を通じて信頼関係を築きたいとした。《共同通信》
【ポーランド・トゥスク首相】辞表提出
ポーランドのトゥスク首相(57)が9日、コモロフスキ大統領に辞表を提出した。欧州連合(EU)の次期大統領に決まったためで、今年12月に就任する。後任にはコパチ下院議長(57)が確実視されており、ポーランド史上2人目の女性首相が誕生する見込みだ。
ロイター通信によると、大統領は11日にも辞表を正式に受理し、コパチ氏を首相に指名、組閣を命じる予定。
トゥスク氏は2007年、首相に就任した。11年の総選挙で勝利し、1989年の民主化後、ポーランドで初めて2期連続で首相を務めた。《共同通信》
【岸田文雄外相】独・シュタインマイヤー外相と会談
岸田文雄外相は9日午後(日本時間同日夜)、ドイツのシュタインマイヤー外相と訪問先のベルリンで会談した。欧米諸国とロシアとの対立要因になっているウクライナ情勢の安定化に向け、日独間で新たな対話枠組みを設置する方針で一致した。
北方領土問題をめぐる日ロ交渉の進展をにらむ安倍政権は、本音では対ロ制裁強化に慎重だ。岸田氏としては、ロシアに配慮をにじませるドイツとの意思疎通を通じ、日ロ関係の決定的悪化を避けるための糸口を模索する狙いがある。
会談で岸田氏は「サミット(先進7カ国首脳会議)の議長国をドイツが来年務め、日本も再来年務める。ウクライナ問題をはじめ、一層協力したい」と表明した。シュタインマイヤー氏は「ロシアはこの紛争解決に真面目に立ち向かってほしい」と強調した。《共同通信》