平成9312日目
2014/07/07
この日のできごと(何の日)
【兵庫県議会】野々村議員に勧告文
兵庫県の野々村竜太郎県議(47)=無所属=が政務活動費で不自然な支出をしていた問題で、県議会の梶谷忠修議長は7日、五つある会派の代表者会を開き、出席した野々村議員に「説明責任を果たせない場合は辞職すべきだ」との勧告文を手渡した。野々村議員も「辞職を念頭に置いている」と話したという。
勧告文は政務費の使い道について、説明できないものはすべて返還するよう要求。説明責任が果たせない場合は「全地方議会や社会全体に大きな影響を与えた」として、議員辞職するよう求めた。本会議を開く時間の余裕が無いため、会派代表の了承を得て勧告文とした。《共同通信》
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兵庫県の野々村竜太郎県議(47)=無所属=が政務活動費から不自然な出張費を支出した問題で、議員が2013年度、政務費から切手代に約175万円を支出し、出張したとする日にも購入していたことが7日、収支報告書の記載で分かった。
収支報告書によると、野々村議員は主に大阪市や神戸市の金券ショップで切手を約135回購入。城崎温泉(兵庫県豊岡市)に出張したとする昨年8月29日には、大阪と神戸で別々に購入していた。
3日連続で2万円以上の切手を購入したり、1日のうちに複数回購入したりしたこともあった。1日の釈明会見では切手代についても説明を拒否した。《共同通信》
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兵庫県の井戸敏三知事は7日の記者会見で、政務活動費から不自然な出張費を支出した野々村竜太郎県議(47)=無所属=について「(号泣した)会見は論理的でなく感情的な印象を受けた。県民に説明できないならば、出処進退を考えるべきだ」と述べた。
井戸知事は政務活動費の問題は議会が判断することとした上で「海外にまで報道され大変残念。兵庫県が有名になったかもしれないが、別次元の話題を振りまいてしまった」と嘆いた。
野々村県議に対しては、県議会の梶谷忠修議長も同日、「説明責任を果たせない場合は辞職すべきだ」との勧告文を手渡した。《共同通信》
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【自民党・石破茂幹事長】セクハラやじ問題「言語道断」と注意通達
自民党の石破茂幹事長は7日、セクハラやじ問題を受け、衆参両院や地方議会の党所属議員全員に「人間の尊厳や人格を傷つける発言は言語道断で、決して許されない」とする注意通達を出した。党本部が発表した。
通達は「最近、わが党議員による心ない発言がなされ、厳しい批判を浴びている」と指摘。「国民・有権者に選ばれたという自覚を持って、他の範たるよう自己を律すことを願う」として、品位の保持などをうたった自民党倫理憲章を順守するよう求めた。《共同通信》
【沖縄県知事選】自民県連、仲井眞氏擁立の方針確認
自民党沖縄県連は7日、役員と県選出の国会議員による会合で11月16日投開票の県知事選への対応を協議、3選出馬に前向きな仲井真弘多知事を擁立する方針を確認した。知事選勝利のため、公明党との連携を強化するべきだとの認識でも一致した。
県連関係者によると、仲井真氏は月内にも、石破茂幹事長や菅義偉官房長官と出馬について会談。県連も、政権サイドと調整した上で最終的な対応を決める考えだ。
県連会長の西銘恒三郎衆院議員は会合後の記者会見で、県連として既に仲井真氏擁立の方向で動いており、仲井真氏も「99%腹は固まっている」と説明した。《共同通信》
【岸田文雄外相】米・ケリー国務長官と電話会談
岸田文雄外相は7日夜、ケリー米国務長官と電話会談し、北朝鮮対応について協議した。岸田氏は北朝鮮による拉致再調査などの特別調査委員会発足で独自制裁を一部解除した安倍政権の対応を説明し、理解を求めた。
北朝鮮対応での日米間の足並みの乱れを警戒する米側の懸念を解消する狙いがあるとみられる。北朝鮮による6月29日の短距離弾道ミサイル発射に関し、岸田氏は「7月1日の日朝協議で抗議した」と説明した。ケリー氏は評価した。
両氏は北朝鮮の核・ミサイル問題をめぐり、日米韓3カ国による連携が重要との認識をあらためて確認した。《共同通信》
【この日の安倍総理】
ニュージーランド・キー首相と会談
オセアニア歴訪を開始した安倍晋三首相は7日、最初の訪問国ニュージーランドでジョン・キー首相と会談した。キー首相によると会談では日本の捕鯨問題が議題の中心となり、互いの見解が異なることを確認したという。
ニュージーランドは豪州と共に、日本が南極海で行っている調査捕鯨は国際捕鯨取締条約違反だとして国際司法裁判所に提訴。ICJは3月、日本の調査捕鯨は商業捕鯨に相当するとみなして停止を命じた。しかし、安倍首相はその後、捕鯨再開への意欲を示している。
キー首相は会談後、報道陣に対し、安倍首相が捕鯨再開を検討していると認めたことを明かすとともに、捕鯨禁止を求めるニュージーランドの立場を改めて強調した。《AFP》
【J1・セレッソ大阪】柿谷曜一朗選手のバーゼル移籍を発表
サッカーJリーグ1部(J1)のセレッソ大阪は7日、日本代表FWの柿谷曜一朗がスイス・スーパーリーグ(1部)のFCバーゼルに移籍すると発表した。セレッソは公式ホームページで、15日に行われるリーグ戦の川崎フロンターレ戦後に24歳の柿谷を送り出すセレモニーを開催するとしている。
柿谷は声明の中で、W杯ブラジル大会での日本の早期敗退を受け、「海外でプレーできるチャンスが来て、W杯で悔しい思いをした中でいっぱい考えて、FCバーゼルでチャレンジしようと決めました」とコメントした。《AFP》
【ナイジェリア】拉致女性ら60人以上が自力脱出
フランス公共ラジオは7日、ナイジェリア北東部ボルノ州の村から6月にイスラム過激派ボコ・ハラムとみられる武装集団に拉致された女性や少女ら60人以上が自力で脱出したと報じた。武装集団が戦闘のために出かけた隙に逃げ出したという。
ボコ・ハラムは4月に同州で女子生徒200人以上を拉致し、国際社会の非難が高まった。米国や英国が専門家チームを派遣して捜索・救出活動を支援しているが、解決には至っていない。
ボコ・ハラムは国内各地で女性や少女の拉致や、爆破テロ、襲撃を繰り返している。《共同通信》
【中国・習近平国家主席】「歴史の否定許さない」
日中戦争の発端となった1937年の盧溝橋事件から77年の7日、習近平国家主席は北京市郊外にある盧溝橋近くの中国人民抗日戦争記念館の記念式典で演説し「侵略の歴史に対する否定や歪曲を中国人民は決して許さない」と述べ、安倍政権をけん制した。
新華社電によると、中国の最高指導者が盧溝橋事件の記念式典に出席したのは初めて。習指導部は「中国脅威論」を理由に集団的自衛権の行使容認などを推進する安倍政権に対し、歴史問題を絡めた批判を強めていく構えだ。《共同通信》
【バーレーン】米次官補に退去命令
ペルシャ湾の島国バーレーンの外務省は7日、訪問中のマリノウスキー米国務次官補に国外退去を命じたとする声明を発表した。AP通信が報じた。
バーレーンではイスラム教スンニ派の王家支配に反対する多数派のシーア派住民の抗議活動が長期化。今回、マリノウスキー氏がシーア派系最大野党ウェファク幹部と会談したことが退去命令の原因とみられる。
米国務省は7日、マリノウスキー氏が「バーレーン国内にとどまっている」とした上で、事実関係の把握に努めていると明らかにした。
バーレーンは米国の同盟国で、米海軍第5艦隊の司令部が置かれている。《共同通信》
【エドアルド・シェワルナゼ氏】死去
ソ連末期のゴルバチョフ政権で外相を務め、東西冷戦を終結に導いた「新思考外交」の推進役だったエドアルド・シェワルナゼ元グルジア大統領が7日、首都トビリシの自宅で死去した。86歳だった。報道担当者によると、数カ月前から重い病を患っていた。
ソ連外相としての約5年間、ペレストロイカ(改革)を進めた当時のゴルバチョフ大統領の右腕として、米ソの緊張緩和や1989年のベルリンの壁崩壊に象徴される冷戦終結に大きく貢献した。
アジア・太平洋地域の信頼構築にも注力し、外相として3度訪日し、中曽根康弘首相や安倍晋太郎外相らと会談した。《共同通信》