平成9261日目
2014/05/17
【この日の安倍総理】
福島県を視察
安倍晋三首相は17日午前、福島市の福島県立医大を訪れた。東日本大震災での東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べるため全県民を対象に実施している「県民健康管理調査」について説明を受け「正しい情報を出すことが大切だ。政府も情報の出し方を検証し、分かりやすくしたい」と強調した。
首相の被災地入りは15回目で、福島県訪問は7回目。放射線による健康被害への不安を払拭する狙いがあるとみられる。
県立医大で首相は、「甲状腺検査」の模擬検査の様子を見学。調査に当たる職員らを「力を合わせて健康管理をバックアップしたい」と激励した。《共同通信》
美味しんぼ描写「風評に国として対応」
安倍晋三首相は17日、小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」の漫画「美味しんぼ」で主人公らが東京電力福島第1原発を訪問した後に鼻血を出す場面が描写されたことに関し「根拠のない風評に対しては国として全力を挙げて対応する必要がある」と述べた。視察先の福島市で記者団の質問に答えた。
原発事故によって住民の健康不安や、農作物、観光産業への風評被害が出ていることに「根拠のない風評を払拭するため分かりやすく情報を提供する」と強調。「政府として今までの伝え方で良かったのかを検証し、正確に情報提供したい」と述べた。《共同通信》
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【安倍晋三首相】集団的自衛権「国会で説明」
安倍晋三首相は17日、集団的自衛権の行使容認を巡り、野党8党が国会での徹底審議を求めていることについて「国会で求められれば当然、国会の場で国民の皆様に丁寧に説明していきたい」と述べた。
与野党は28日に衆院予算委員会での集中審議などを開く方向で調整している。発言は、首相がこうした場で「現行解釈ではできない」と例示した邦人輸送中の米艦防護などについて説明し、理解を求める考えを示したものだ。視察先の福島市で記者団の質問に答えた。《毎日新聞》
【警視庁】覚せい剤取締法違反でASKA容疑者を逮捕
警視庁組織犯罪対策5課は17日、男性デュオ「CHAGE and ASKA」のASKA容疑者(56)を覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕した。同課は自宅などを捜索して裏付けを進めているが、ASKA容疑者は「私は今まで覚醒剤を所持したことはありません」と容疑を否認しているという。《毎日新聞》
【旅客船セウォル号沈没事故】ソウルで大規模追悼集会
韓国の旅客船セウォル号の沈没事故の犠牲者を追悼するため、ソウルで17日夕、朴槿恵政権に批判的な労働組合や市民団体が大規模な集会を開いた。登壇者の多数が政権を非難し、集会後の行進では「朴槿恵は退陣しろ」とのシュプレヒコールも上がった。主催者は3万人が参加したと主張。警察は1万人余りと推定している。
主催者側は、危険な運航を許し救助に手間取った政権が、責任追及を封じ込めようとしていると主張、真相究明のための特別法制定を求めた。メディアを非難する声も多く出た。政府の事故対応への評価は、6月4日投開票の統一地方選に大きな影響を与える見通し。《共同通信》
【トルコ】炭鉱事故死者301人、捜索終了
トルコのユルドゥズ・エネルギー天然資源相は17日、西部ソマの炭鉱で起きた爆発事故の死者が301人に達したと述べた。アナトリア通信が報じた。ユルドゥズ氏は同日、これ以上坑内に取り残された人はいないとして、不明者捜索活動を終了すると表明した。
13日に発生したトルコ史上最悪の炭鉱事故をめぐっては、安全対策の不備や政府の事故対応に反発が強まり、各地で抗議デモが続いている。
ユルドゥズ氏によると、これまでに485人が脱出、救助。炭鉱の運営会社は事故当時、坑内にいた作業員を787人としていたが、当局は1人少なく786人だったと判断したもようだ。《共同通信》
【ブラジル】刑務所で暴動
ブラジル北東部アラカジュの刑務所で17日、暴動を起こした服役囚が面会に訪れていた親族や看守ら約120人を人質に取って立てこもった。18日朝から解放交渉が続いている。地元メディアが伝えた。
6月にサッカー・ワールドカップ(W杯)が開幕するブラジルでは治安の劣悪さが深刻。アラカジュで試合は行われない。ブラジルの刑務所は過剰収容が問題になっており、暴動や脱獄が頻発している。《共同通信》
