平成9243日目
2014/04/29
【セウォル号沈没事故】朴槿恵大統領、初動対応の不手際を謝罪
韓国の朴槿恵大統領は29日の閣議で、南西部・珍島沖の旅客船セウォル号沈没事故をめぐる政府や当局の初動対応に不手際があったと認めた上で「多くの貴い命が失われ、国民に申し訳なく心が重い」と謝罪した。朴氏が同事故で謝ったのは初めて。韓国では政府の事故対応に対する批判が強まっていた。救助チームは同日、新たに13人の遺体を収容し、死者は計202人となった。
朴氏は「過去から積み重なった弊害を正すことができず、このような事故が起きて無念だ」と表明。政府の指揮系統に問題があったとの指摘を踏まえ、大型事故の際に政府の対応を統率する「国家安全所」(仮称)を新設する考えを明らかにした。《共同通信》
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【徳島ヴォルティス】J1初勝利
J1第10節は29日、各地で9試合を行った。徳島ヴォルティスは甲府市の山梨中銀スタジアムで甲府を1-0で下し、四国勢で初めてJ1で勝利を挙げるとともに、3月1日の開幕戦からの連敗を9でストップさせた。
鹿島は清水に2-1で競り勝ち、勝ち点21で首位を堅持した。広島が鳥栖を2-1で破り、2位に浮上した。神戸は新潟と1-1で引き分け、3位に後退。浦和が横浜Mを1-0で下して4位に順位を上げた。横浜Mは5試合連続無得点に終わった。柏はG大阪を下し、名古屋はFC東京に勝って連敗を5で止めた。仙台-川崎、C大阪-大宮はともに引き分けた。次節の徳島は5月3日午後2時から鳴門ポカリスエットスタジアムで仙台と戦う。《徳島新聞》
【柔道・全日本選手権】王子谷剛志選手が初優勝
体重無差別で柔道日本一を争う全日本選手権は29日、東京・日本武道館で世界選手権(8月・チェリャビンスク=ロシア)100キロ超級、100キロ級代表最終選考会を兼ねて行われ、21歳の王子谷剛志(東海大)が決勝でロンドン五輪代表の上川大樹(京葉ガス)に豪快な大外刈りで一本勝ちし、初優勝した。上川は初の頂点を逃した。《日経新聞》
【政府】ロシアに追加制裁
日本政府は29日、ウクライナ情勢の緊張緩和で合意した声明をロシアが履行しておらず、ウクライナの主権や領土の一体性を侵害する動きが続いているとして、ロシア政府関係者ら計23人への査証(ビザ)発給を当面停止する追加制裁を発表した。
ウクライナ情勢をめぐり日本政府は3月、投資や宇宙などに関する三つの国際協定締結交渉の開始を凍結するなどの制裁措置を実施し、今回は第2弾。米政府が4月28日、プーチン大統領の最側近らロシア政府当局者7人の在米資産凍結などを決めており、それに歩調を合わせた。《共同通信》
【安倍晋三首相】欧州歴訪に出発
安倍晋三首相は29日昼、欧州6カ国歴訪に向け、羽田空港を政府専用機で出発した。最初の訪問地ドイツ・ベルリンには同日夕(日本時間30日未明)に到着。首相は各国首脳らと、ウクライナ情勢について意見交換するほか、「積極的平和主義」をアピールし集団的自衛権行使容認への取り組みなどについて説明する。
首相は出発前に羽田空港で記者団に対し「欧州は世界の世論形成、秩序づくりに大きな影響力を持っている。日本の成長戦略や積極的平和主義を発信したい」と欧州歴訪の意義を述べた。ウクライナ情勢については「話し合いを通じた平和的解決に向け、どのような協力をしていくべきか、率直な意見交換をしたい」と語った。《産経新聞》
安倍晋三首相は29日夜(日本時間30日未明)、ドイツの政府、経済関係者を招いた夕食会をベルリン市内で開いた。日本とドイツの経済が高い技術を持つ職人によって支えられていると指摘し「職人は両国経済の強みだ。日本とドイツの中小企業が力を合わせれば世界経済にさらなる貢献ができる」と連携を強化していく必要性を訴えた。
ドイツが欧州歴訪の最初の訪問地になったことを踏まえ「ドイツとの友好関係は日本の外交政策の重要な柱だ」と強調した。《共同通信》
【中国浙江省温州市】キリスト教会堂を取り壊し
キリスト教徒が多いことで知られる中国浙江省温州市で29日、完成目前だった教会堂が「違法建築」を理由に当局により強制的に取り壊された。信者の増加で存在感を高めるキリスト教会に対し、地元政府が圧力を強めているようだ。
温州では教会を管理する共産党系組織に入らない非正規の教会が公然と活動、取り壊された教会も傘下に入っていないとされる。中国当局は特に党の管理が届かない非正規教会の影響力拡大を警戒しており、取り壊しには、こうした危機感が影響している可能性もある。信者からは「宗教弾圧だ」との声も上がった。
取り壊されたのは同市の三江教会堂。《共同通信》
【旅客船セウォル号沈没事故】死者200人超す
韓国・珍島沖の旅客船セウォル号沈没事故から14日目となる29日、海洋警察などの救助チームは新たに16人の遺体を収容し、死者は計205人、不明者は97人となった。
救助チームは天候悪化による厳しい条件下で行方不明者の捜索を続行。満潮と干潮の差が最も大きく潮流が速まる「大潮」の期間に入り、遺体の船外への流出や捜索の長期化が懸念されている。
潮流が速まるにつれて捜索のペースは目に見えて落ち、家族らの消息判明を待つ人々の心労も増している。
沈没船内でまだ捜索ができていない部屋は、カーペットや毛布、家具などで通路や出入り口がふさがれている状態という。《共同通信》
【ウクライナ・ルガンスク】親ロ派、相次ぎ庁舎占拠
ロイター通信などによると、ウクライナ東部ルガンスク州の州都ルガンスクで29日、武装した数百人の親ロシア派が州の行政庁舎やテレビ局などに押し入り、相次いで占拠した。一部が発砲したとの情報もあるが、けが人は伝えられていない。
占拠を阻止しようという治安当局の動きはほとんど見られなかったといい、ウクライナ政権が東部を統制しきれていない現実があらためて露呈した。
トゥルチノフ大統領代行は、東部の警官の多くが市民を守るという職責を果たしていないとして、ルガンスクと隣接するドネツク両州の治安当局幹部を刷新するよう指示した。《共同通信》