平成9207日目
2014/03/24
【この日の安倍総理】
G7緊急首脳会議
安倍首相は24日午後(日本時間25日未明)、ウクライナ情勢を議題とする先進7カ国(G7)緊急首脳会議で、ウクライナに最大1500億円(約15億ドル)の経済支援を表明した。当初は1千億円規模とする方向で調整していたが、より積極的な支援方針を示す必要があると判断して上積みしたとみられる。
首相は首脳会議後、記者団に「会議では経済支援が高く評価された」と強調した。
首脳会議で首相は「ロシアによるウクライナ南部クリミアの併合は明らかな国際法違反であり、容認できない」と主張。同時に国際社会と協力して安定化を目指す考えを伝えた。《共同通信》
核安全保障サミット
安倍晋三首相は24日午後、核安全保障サミットの全体会合で演説した。茨城県東海村の研究炉「高速炉臨界実験装置」(FCA)で使用してきた高濃縮ウランとプルトニウムを全量撤去する方針を示し、核不拡散の取り組みを強化する姿勢を示した。《毎日新聞》
ソチG8に参加せず
安倍晋三首相は24日夜(日本時間25日未明)、ロシアがウクライナ南部クリミア編入を強行したことを受け、6月にロシア南部ソチで予定されていた主要国(G8)首脳会議について「参加しない。同じ時期に先進7カ国(G7)がブリュッセルで会合を行い、ウクライナ問題を中心に議論することが決定した」と明らかにした。オランダ・ハーグで記者団の質問に答えた。
24日に開かれたG7緊急首脳会議で、ロシアについて「力を背景とした現状変更は断固として許すことができない。国際社会全体の問題だ」と発言したと説明。「複数の国から強い賛同の意見が表明された」と述べた。《共同通信》
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【岩手・陸前高田市】土砂運搬用巨大ベルトコンベヤが稼働
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市で24日、高台造成地から出る土砂を市街地まで運び出す巨大なベルトコンベヤーが動き始めた。川を渡す専用のつり橋(長さ220メートル)も設置。トラックなら9年かかる搬出が3年に短縮されるという。
土を切り出す高台造成地は市中心部近くの高さ約120メートルの山で、約50メートルに削り、住宅地をつくる。出る土の量は東京ドーム7杯分に当たる860万立方メートル。多くを幅1・8メートルのベルトコンベヤーで運び出し、最大で11メートル盛り土をする中心市街地のかさ上げに使う。《朝日新聞》
【台湾】行政院の学生らを強制排除
台湾の警察当局は24日未明、台北市の行政院(内閣)の敷地になだれ込んだ約千人の学生らの強制排除に乗り出した。機動隊員ら2千人超を投入、放水銃なども使い早朝までに鎮圧し、30人超を逮捕した。警察によると、双方の計100人以上が負傷した。
突入したのは、台湾が中国と昨年結んだ「サービス貿易協定」の承認を防ぐため、18日から立法院(国会)の議場を占拠している学生らの一部。馬英九総統が直接対話に応じない姿勢を示したことに反発し、議場占拠を率いたグループから分裂、行政院になだれ込んだようだ。《共同通信》
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中国との「サービス貿易協定」は台湾社会に打撃を与えると反発し、18日から台湾立法院(国会)の議場を占拠している学生の代表らは24日、馬英九政権が協定撤回要求に応じるまで「絶対撤退しない」と述べ、占拠継続を宣言した。行政院(内閣)に突入した学生らが24日に当局に強制排除されたことを受け、記者会見した。
一部学生が23日夜、議場占拠を率いた学生代表らと協議せずに行政院に突入、議場の学生らと分裂した形となったが、代表らは馬政権が直接対話に応じないことなどを批判し「非暴力」の活動を続けると強調した。《共同通信》
【東京地裁】マルナカHDへの朝鮮総連本部売却を許可
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地建物の競売を巡り、東京地裁は24日、22億1千万円で落札した不動産投資業、マルナカホールディングス(高松市)に対する売却許可決定を出した。買い手として問題ないと判断した。 総連側は決定を受け、不服を申し立てる執行抗告の手続きを取った。《日経新聞》
【大阪市・橋下徹市長】出直し市長選から一夜、笑顔で登庁
大阪都構想をめぐる対立をきっかけとした出直し大阪市長選から一夜明けた24日午前、再選した前職橋下徹氏(44)は市役所に登庁した。これに先立ち、橋下氏が代表を務める大阪維新の会所属の岡田義信大阪府議(45)が会派離脱の意向を府議団に届け出た。
岡田氏は取材に対し、出直し選を仕掛けた橋下氏の手法や、原発輸出をめぐる日本維新の会の石原慎太郎共同代表の発言などを挙げ「こんなむちゃな2人に付いていけない。不信感が募った」と述べた。府議団幹部は岡田氏の処分を検討する。
大阪府議会は定数109(欠員4)。岡田氏が離脱すれば大阪維新は議長を含め50人となる。《共同通信》
【エジプト】前大統領派529人に死刑判決
エジプト紙アルアハラム(電子版)などによると、中部ミニヤ県の裁判所は24日、昨年のクーデターで解任されたモルシ前大統領を支持するイスラム組織ムスリム同胞団のメンバーら529被告に、警官殺害や警察署襲撃などの罪で死刑判決を下した。
近代以降のエジプトで最大規模の死刑判決とされる。軍主導のクーデター後に成立した暫定政権が同胞団に徹底弾圧で臨む姿勢が一層鮮明になった。裁判所は被告側に弁明させず、今月22日の初審理に続く2回目の審理で判決を下した。被告側は上訴が可能。《共同通信》
【ロシア・ショイグ国防相】クリミア訪問
ロシアのショイグ国防相は24日、ウクライナ南部クリミアを編入後初めて訪問、アクショーノフ首相ら親ロシアの現地指導部と会談した。軍事的な掌握が事実上完了したことを誇示するためとみられる。インタファクス通信が報じた。
一方、ウクライナ政府は24日の安全保障会議で、クリミアから軍部隊を全て撤退させる決定を下した。トゥルチノフ大統領代行が発表した。
クリミアではロシア軍が、ウクライナ軍基地や施設の大半を制圧したが、一部施設に明け渡しを拒む部隊が残っている。ロシア軍は基地の接収に銃器を使用しているとみられる。《共同通信》