平成8898日目
2013/05/19
【この日の安倍総理】
先端医療現場を訪問
安倍晋三首相は19日午前、佐賀県鳥栖市を訪れ、放射線を利用した医療施設「九州国際重粒子線がん治療センター」を視察した。成長戦略に盛り込んだ先端医療現場に自ら足を運び、取り組みをアピールする狙いだ。
センターでは、がん病巣に炭素イオンを高速度で照射する治療法を見学。担当者から説明を受けると、首相は「日本にしかできないことだ。国としても大いに力を入れたい」と強調した。
中国や台湾の医療関係者から問い合わせが相次いでいることを聞くと「ロシアや中東諸国に行った時も、日本のがんの最先端技術を自国で使いたいとの声があった」と紹介した。《共同通信》
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【甘利明経済再生担当相】拉致問題で早期解決強調
甘利明経済再生担当相は19日のNHK番組で、北朝鮮による日本人拉致問題に関し「他国の関心とは別の極めて重要な案件だ。日本が主体的に行動すべき分野だ」と指摘し、日本政府として早期解決に向けて積極的に取り組む考えを強調した。
米韓両国は飯島勲内閣官房参与の訪朝を事前に知らされていなかったなどとして不快感を示している。甘利氏としては政府の立場をあらためて説明し、理解を求める狙いがあるとみられる。
飯島氏の訪朝に関連し「首相は拉致問題は自分の手で一歩でも二歩でも前に進める決意を示している」と述べた。《共同通信》
【みんなの党】維新との選挙協力解消
みんなの党の渡辺代表は19日、夏の参院選での日本維新の会との選挙協力について「解消にいかざるを得ない。一緒に組むべき相手ではない」と明言した。日本維新が公認候補を擁立する方針の複数の選挙区に、みんなの党の候補者を立てるよう指示したことも明らかにした。都内で記者団の質問に答えた。
日本維新共同代表の橋下大阪市長による従軍慰安婦や風俗業の活用に関する一連の発言を「社会的に信頼失墜することを、ぬけぬけと言い続ける根性が分からない。常軌を逸している」と厳しく批判。「日本維新側からの言い訳を100万回聞いても、元に戻らない。関係を断ち切る」と今後の連携を否定した。《共同通信》
【自民党・石破茂幹事長】沖縄県連会長と会談
自民党の石破茂幹事長は19日夜、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先に関する参院選公約をめぐり党沖縄県連の翁長政俊会長と那覇市で会談した。石破氏は日米合意に基づき名護市辺野古への県内移設を進める安倍政権の立場を説明したが、県連は地域版公約で「県外移設」を掲げる意向を示し、協議は平行線となった。
石破氏は会談後、記者団に「今後も議論する」と述べ、月内の公約決定を見据えて調整を続ける考えを強調。ただ翁長氏は「地域版公約から『県外』を取ると公約が死んでしまう」と記者団に語り、党本部と県連の認識共有は困難な情勢だ。《共同通信》
【さいたま市長選】清水勇人氏が再選
任期満了に伴うさいたま市長選は19日投票、即日開票の結果、無所属現職の清水勇人氏(51)が、いずれも無所属新人で、元県議の長沼威氏(63)=自民、公明推薦、元市議の吉田一郎氏(49)、元岩槻市議の大石豊氏(53)=共産推薦=を破り、再選を果たした。
投票率は37・98%で、前回を4・80ポイント下回った。
自民、公明両党は「夏の参院選の前哨戦」と位置付けて長沼氏を支援し、大物幹部が相次いでさいたま入りするなど攻勢を掛けたが及ばなかった。
清水氏は09年前回選で民主党県連の支持を受け初当選。今回は「市民党」を掲げ、ボランティアらと草の根的な選挙戦を展開した。《共同通信》
【J1・磐田】関塚隆新監督就任を発表
降格圏の17位に低迷しているJ1磐田は19日、昨年のロンドン五輪で男子日本代表監督を務めた関塚隆氏(52)が新監督に就任すると発表した。25日のJ1第13節終了後から指揮を執る。 関塚氏は09年シーズン終了後に川崎Fの監督を退任して以来、4季ぶりのJ1クラブ監督復帰となる。《スポニチ》
【体操・加藤凌平選手】つり輪切れ負傷
19日に岩手県営体育館で行われた体操の東日本学生選手権でつり輪のワイヤが切れ、男子の競技が中止となった。演技直前のウオーミングアップ中だったロンドン五輪代表の加藤凌平選手(順天堂大)が肩を痛めた。大会中に器具が壊れるのは異例で、主催の関東学生連盟によると、第46回を迎えた大会で器具の故障による中止は初めて。
加藤選手が懸垂技を練習していた際に、上部から垂れ下がった1本のワイヤの下部の革製ベルト部分が切れた。20年近く前から使用する古い器具だったという。競技を約1時間中断して代わりのつり輪を用意したが、選手のコンディションなどを考慮して中止が決まった。《共同通信》
【台北】市民団体が反原発デモ
台北近郊で1998年に着工後、トラブルが続き完成が遅れている「第4原発」の建設中止を求め、台湾の市民団体などが19日、台北中心部をデモ行進した。
東京電力福島第1原発の事故後、台湾でも反原発世論が高まり、馬英九政権は第4原発の建設中止をめぐる住民投票を年内にも実施する予定。デモ参加者らは成立条件が厳しい現制度下の投票は「推進派に有利だ」と反対の声を上げた。
第4原発は台北市中心部から約40キロの新北市にあり、改良型沸騰水型軽水炉(ABWR、出力135万キロワット)2基を建設中。日立製作所や東芝などが主要機器を供給し「日の丸原発」とも呼ばれる。《共同通信》
【イラン】「スパイ」2人を絞首刑
イランの検察当局は19日、イスラエルの対外特務機関モサドと米中央情報局(CIA)に情報を提供していたスパイだとして、2人を絞首刑にしたことを明らかにした。イランのメディアが伝えた。
検察当局によると、モハンマド・ヘイダリ死刑囚は金銭を受け取る見返りにモサドに機密情報を提供したとしており、クローシュ・アハマディ死刑囚はCIAに情報を流したとしている。2人の国籍は不明だが、名前などからイラン人の可能性がある。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、2012年の世界の死刑に関する報告書で、イランは中国に次いで死刑執行が多い国としている。《共同通信》
【中国・李克強首相】4カ国歴訪を開始
新華社電などによると、中国の李克強首相はインドなど4カ国を歴訪するため19日、専用機で北京を出発、最初の訪問国インドの首都ニューデリーに到着した。李氏の外国訪問は3月の首相就任後、初めて。20日にインドのシン首相と会談する。
中国の習近平国家主席は3月末、初の外国訪問先にロシアを選んだ。李氏も同じ新興5カ国(BRICS)メンバーのインドを最初に訪れ、新興国重視の姿勢を打ち出した。
新華社は「中印の強い協力関係はBRICSがより重要な役割を果たしていく上で大きな推進力になる」と強調した。李氏はパキスタン、スイス、ドイツも訪問する。《共同通信》
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新華社電によると、中国の李克強首相は19日、インドの首都ニューデリーでシン首相と会談した。シン首相は「中国側と協力し、国境線をめぐる食い違いを管理していきたい」と述べ、両国が領有権を争うカシミール地方をめぐり対話を重ねていく意欲を示した。
中印両軍は4月に同地方でにらみ合いを続け緊張が高まったが、5月に入り、いずれも撤収した経緯がある。
李氏は「両国関係は戦略的意義がある。共通利益は対立よりはるかに大きい」と強調し、新興の二大国間の関係を強化していく考えを表明。シン首相は「両国は競争相手でなく、協力する仲間だ」と応じた。《共同通信》
【米・オバマ大統領】支持率53%
米CNNテレビが19日発表した世論調査によると、オバマ大統領の支持率は前回4月の調査に比べ2ポイント高い53%だった。オバマ政権では、日本の国税庁に当たる内国歳入庁(IRS)が保守系政治団体の免税審査を不当に厳しくしていたことが発覚するなど、大型不祥事が相次いだが、今のところ支持率への影響はほとんどないようだ。
調査は17~18日、全米で約900人の成年男女を対象に電話で実施した。《共同通信》
【シリア・アサド大統領】「他国介入は許されない」
19日の国営シリア・アラブ通信によると、シリアのアサド大統領はアルゼンチン紙クラリンなどとのインタビューで、米ロが開催で合意したシリア問題の国際会議について「シリアの改革を決めるのはシリアであり、米国もいかなる国も介入は許されない」と述べ、会議の成果に懐疑的な見方を示した。
また「国家はテロリストと交渉しない」と述べ、反体制武装勢力との対話をあらためて拒否した。国際会議にはアサド政権と反体制派の双方が招かれる見通しだが、いずれも出欠を明らかにしていない。《共同通信》
【米アラスカ州】パブロフ山が噴火
AP通信によると、米アラスカ州南部のパブロフ山(標高2518メートル)が噴火し、火山灰が19日、6千メートル近くの上空に達した。航空機の運航に影響が出る恐れがあるという。
アラスカの火山観測所によると、今月13日に始まった噴火による火山灰は、航空機向けの4段階の警戒レベルのうち、最高の「赤」となる高度の少し下に広がっている。
アンカレジの南西約千キロに位置する同山は、アリューシャン列島を含む火山帯の有力な火山の一つ。前回2007年の噴火は約1カ月続いた。《共同通信》