平成8819日目
2013/03/01
【韓国・朴槿恵大統領】「加害者と被害者の歴史的立場は、千年過ぎても変わらない」
韓国の朴槿恵大統領は、朝鮮半島の日本統治に抵抗して1919年に起きた「三・一独立運動」から94年にあたる1日、ソウルで開かれた式典で演説し、日本について「われわれの同伴者として21世紀の東アジアの時代をともに導いていくためには、歴史を正しく直視して責任を負う姿勢を持たなければならない」と述べた。
島根県の竹島に関する問題や「慰安婦」など、具体的懸案には言及しなかった。朴大統領は2月25日の就任式当日、麻生太郎副総理との会談で日本に歴史問題への対応を求めたが、演説で日韓関係への認識を示したのは初めて。
朴氏は日韓関係を「加害者と被害者という歴史的立場」と表現。「(この立場は)千年の歴史が流れても変わることはない」と語った。その一方で、「両国の未来世代にまで過去の歴史の重荷を持ち越してはならず、現世代の歴史指導者の決断と勇気が必要だ」とも強調し、自らの政権下での懸案解決に意欲を見せた。
朴氏はまた、核実験を強行し緊張を高める北朝鮮について「北朝鮮は核開発をあきらめて挑発をやめてこそ、国際社会の責任ある一員になれる」と指摘し、核開発の放棄を北朝鮮に改めて促した。《産経新聞》
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【プロ野球・日本ハム】北海道移転10年目祝う
日本ハムは1日、北海道に移転してからことしで10年目の節目を迎え、JR札幌駅前で栗山監督や選手らが参加したセレモニーを行った。雪が舞う寒さの中、1260人のファンが集まり、栗山監督は「北海道が世界に誇れるチームをつくっていきましょう」と呼び掛けた。
本拠地を移してからの9年間でパ・リーグ優勝が4度、2006年には44年ぶりの日本一に輝き、北海道にすっかり根付いた。日本ハム一筋でプロ20年目の金子誠は「感謝と挑戦を胸に全員でひたむきに戦っていくことを誓います」と宣言した。《共同通信》
【中国】死刑直前の様子を中継
中国メディアによると、タイのメコン川で中国商船2隻が襲撃され、中国人船員13人が殺害された事件で、犯行グループのリーダーでミャンマー国籍の男ら4人の死刑が1日、雲南省昆明市で薬物注射により執行された。中央テレビは前日から特集番組で執行時刻を予告。1日は処刑場に連行される4人の様子を実況中継した。
事件は中国社会に衝撃を与え、判決公判も中継された。一連の報道は、再発防止に向けた当局の強い姿勢をアピールし、国民の信頼を取り付ける狙いがあるとみられる。《共同通信》
【マレーシア・ボルネオ島】銃撃戦で14人死亡
フィリピンのイスラム系武装集団が2月、マレーシア・ボルネオ島サバ州に上陸した問題で、武装集団とマレーシア治安当局が1日午前に銃撃戦となり、武装集団側12人が死亡、治安当局者も2人が亡くなった。双方にけが人も出た。マレーシアのメディアが地元警察の話として伝えた。
ナジブ首相は銃撃戦後に「流血の事態は避けたかったが、やむを得なかった」と語った。
武装集団のほかのメンバーは逃走、2月中旬から続いた双方のにらみ合いは幕を閉じた。マレーシア側は1日午後、フィリピン側に連絡した。《共同通信》
【エジプト・ルクソール】気球墜落現場で追悼式
エジプト南部ルクソールの気球墜落事故で、エジプト地元当局は1日、日本など犠牲者が出た各国の大使館関係者を招き、墜落現場で追悼式を開いた。日本大使館関係者によると、日本人の遺族9人は式に出席しなかった。
参列した在エジプト日本大使館の榎下健司参事官は報道陣に「非常に痛ましい事故だ。二度と起きないように原因究明と再発防止に全力を挙げてほしい」と述べた。
式には地元の関係者らも出席。事故犠牲者の国の旗を掲げ、参加者が次々に花を供えた。《共同通信》
【ベネディクト16世】祈りと黙想
ローマ法王を2月28日に退位したベネディクト16世(85)は一夜明けた3月1日、ミサをささげたり、祈祷書を朗読したりするなど「祈りと黙想」の生活を始めた。法王庁(バチカン)報道官が明らかにした。
報道官によると、前法王は28日夜、自らの退位を伝えるニュース番組を見て、大勢の信者が別れを惜しんでいたことなどに感銘を受けていた。同日夜はぐっすり眠ったという。
前法王は今後約2カ月間を過ごすローマ郊外のカステルガンドルフォの別荘に、スイスの神学者バルタザールの「神学的美学」などさまざまな書籍や音楽CDを持ち込んだ。《共同通信》
【民主党、みんなの党】ネット選挙法野党案を共同提出
民主党とみんなの党は1日、インターネットを使用した選挙運動を夏の参院選から解禁する公選法改正案を衆院に共同提出した。与野党協議で焦点となった電子メールの扱いについては有権者を含めて全面解禁する内容。これに対し自民、公明の与党はメールを政党と候補者に限定した法案を来週にも衆院に提出する方針だ。
日本維新の会と生活の党、社民党、みどりの風、新党改革は与党案に賛同している。国会審議の中で与党案を軸に調整が図られる見通しだ。
与野党は2月28日までの実務者協議で、交流サイト「フェイスブック」などウェブサイトを参院選から全面解禁する方針で一致した。《共同通信》
【この日の安倍総理】
JA全中会長と会談
安倍晋三首相は1日、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への交渉参加に反対する全国農業協同組合中央会(JA全中)の万歳章会長と会談した。近く予定している参加表明を前に反対派と直接会い、理解を求めた。
万歳氏は会談で「今の段階では反対しなければならない。日米共同声明にも不安がある」と訴え、首相は「政権公約にたがわないように対応していきたい」と理解を求めた。《毎日新聞》
五輪招致、政府を挙げて全力支援
安倍晋三首相は1日、2020年夏季五輪の東京招致を目指す閣僚会議の初会合であいさつし、「五輪開催は、国民に夢と希望と感動を与え、震災復興の象徴となる。政府を挙げて全力で支援したい」と招致実現への協力を求めた。
会議は官邸で開催。国際オリンピック委員会(IOC)が開催地を決定する9月の総会までのスケジュールを確認したほか、IOC評価委員会による今月4~7日の東京の現地調査に向けた政府の対応を協議した。《共同通信》
TPP問題「自民と連携」
安倍晋三首相は1日午後、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加問題について自民党内の意見集約を図る衛藤征士郎外交・経済連携推進本部長らと官邸で会談し「議員の意見をじっくり聞き、党と連携しながら事を運ぶ」と述べた。来週中に再会談する。月内に予定する交渉参加表明へ向けた環境整備の一環となる。
党の西川公也TPP対策委員長や中谷元副幹事長、農林、外交、経済産業の各部会長らが同席。首相に対し、自民党調査会が2月末にまとめた決議の順守を重ねて求めた。決議はコメや牛肉の関税撤廃対象からの除外や、自動車の安全基準を損なわないことなど11項目。《共同通信》