平成8799日目
2013/02/09
【安倍晋三首相】被災地を訪問
安倍晋三首相は9日午前、岩手県陸前高田市を訪れ、東日本大震災の追悼施設で献花した。同市で、まちづくりの基盤となる高台移転の造成工事現場を見学。大船渡市では災害公営住宅の建設状況などを視察し、震災からの復興状況を確認する考えだ。
首相就任後の被災地訪問は昨年12月の福島県、1月の宮城県に続き3回目。10日の復興庁発足1年を前に、政権が最重要課題の一つに掲げる復興の加速化に取り組む姿勢をアピールする狙い。
陸前高田市の造成工事現場を案内した戸羽太市長が「一日も早く復興をという気持ちを共有してほしい」と訴えると、首相は「努力していきたい。具体的な課題を整理して取り組む」と応じた。《共同通信》
安倍晋三首相は9日午後、東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市を訪れ、仮設住宅の入居者らと意見交換し、復興を加速させる決意をあらためて示した。首相就任後の被災地訪問は昨年12月の福島県、1月の宮城県に続き3回目。復興庁が発足して10日で1年を迎えるのを機に、政府が重要課題と位置付ける復興に取り組む姿勢をアピールした。
首相は入居者に「震災から2度目の冬を迎えた。一日も早く復旧、復興が進み、元の生活に戻れるよう全力を尽くしていく」と強調。その後、記者団に「それぞれの被災地で抱えている課題が違うと分かった。根本匠復興相の下で対応を早める」と述べた。《共同通信》
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【共産党】党勢回復に決意
共産党は9日、第6回中央委員会総会を東京都内の党本部で開いた。志位和夫委員長は幹部会報告で、安倍政権について「弱肉強食の政治や憲法改定を目指しており、日本の前途は極めて危険だ」と批判。消費税増税の中止や脱原発、国民の所得を増やす経済政策への転換を訴え、夏の参院選での党勢回復に決意を示した。
昨年12月の衆院選での自民党大勝をめぐっては「民主党政権への『ノー』であり、自民党の政策が信任されたわけではない」と指摘。デフレ不況や原発問題などは過去の自民党政権に責任があるとして、通常国会で追及する考えを強調した。《共同通信》
【民主党・海江田万里代表】「コンクリから人へは使わない」
「『コンクリートから人へ』はもう使わない」。民主党の海江田万里代表は9日、熊本市で開かれた党関係者の会合で、2009年衆院選の際に打ち出して政権交代の原動力となったスローガンの不使用を宣言した。
民主党政権が八ツ場ダム(群馬県)の建設中止から再開に方針転換したことを指摘。「(スローガンを)そのまま使うかどうかで意見の違いがある」と述べ、党内の意見対立を理由に挙げた。
一方で「スローガンを掲げた時の精神は継承しなければならない」と強調し、安倍政権の公共事業費増額を国会で厳しく追及する姿勢を示した。《共同通信》
【維新政治塾】1期生修了式
日本維新の会の母体となった大阪維新の会が、衆院選の候補者育成を目指し昨春開講した「維新政治塾」1期生の修了式が9日、大阪市内で開かれ、塾生800人近くが出席した。塾長で党共同代表の橋下徹大阪市長は「次のステップに向かい、新たなスタートを切ってほしい。ぜひ、皆さんに夏の参院選や地方選挙に出てもらいたい」と呼び掛けた。
政治塾は昨年3月に開講。面接などを経て同年6月に888人が塾生に選ばれた。計10回の講義は外交や経済政策、社会保障など幅広く、元経済企画庁長官の堺屋太一氏や、元経済財政担当相の竹中平蔵慶応大教授ら日本維新のブレーンが講師を務めた。《共同通信》
【伊吹文明衆院議長】「体罰、全否定できず」
伊吹文明衆院議長は9日、自民党岐阜県連主催の政治塾で、スポーツ指導や教育現場の体罰に関し「体罰を全く否定して教育なんかはできない。この頃は少しそんなことをやると、父親、母親が学校に怒鳴り込んでくるというが、父母がどの程度の愛情を子に持っているのか」と述べた。出席者の質問に答えた。
伊吹氏は「何のために体罰を加えるのかという原点がしっかりしていない。立派な人になってほしいという愛情をもって体罰を加えているのか、判然としない人が多い」と指摘した。《共同通信》
【四大陸フィギュア】羽生結弦選手は2位
フィギュアスケートの四大陸選手権第2日は9日、大阪市中央体育館で行われ、男子でショートプログラム(SP)首位の羽生結弦はフリーで4回転サルコーが2回転になるミスなどで3位にとどまり、合計246・38点で2位に終わった。
SP4位の高橋大輔はフリー8位と崩れ、222・77点で7位。SP6位のケビン・レイノルズ(カナダ)が2種類の4回転ジャンプを計3度決めてフリー1位で逆転し、250・55点で初優勝した。
女子SPで、浅田真央が2年前の四大陸以来2季ぶりにトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決め、今季世界最高の74・49点で首位に立った。《共同通信》
【えひめ丸事故】ハワイで追悼式
ハワイ・オアフ島沖で愛媛県立宇和島水産高校の実習船えひめ丸が米原潜に衝突され、実習生ら9人が死亡した事故から12年となった9日(日本時間10日)、現場海域を見下ろすホノルル・カカアコ海浜公園の慰霊碑前で追悼式典が営まれた。遺族らは事故発生時刻に合わせて黙とうし、犠牲者の冥福を祈った。
強い日差しが照り付ける中、式典には犠牲者5人の遺族計19人のほか、宇和島水産高校の田井野経生校長、原潜が所属していた米太平洋艦隊のワイカー少将ら200人以上が参加した。
参列者は慰霊碑に花束を供え、遺族は式典後、犠牲者が好きだった菓子などを海に投げ入れた。《共同通信》
【ボーイング787】米で試験飛行
米ボーイングは9日、バッテリーから発火した重大トラブルで運航停止となっている最新鋭機787の試験飛行を、同社の拠点がある米西部ワシントン州エバレット周辺で実施した。移送目的以外で787が飛行するのは、相次ぐトラブルで各国が運航停止を決めた1月中旬以来初めて。
ボーイングによると、試験飛行はバッテリーを中心としたデータ収集が目的。連邦航空局(FAA)の許可を受け、2時間19分かけて通常の飛行状態で実施した。ボーイングのパイロットと技術者の計13人が搭乗した。《共同通信》
【陸上自衛隊、米海兵隊】米本土で離島奪還訓練
陸上自衛隊と米海兵隊は9日(日本時間10日)、米カリフォルニア州沖合のサンクレメンテ島の演習場で、敵に奪われた離島を奪還するシナリオの日米共同訓練を行い、報道関係者に公開した。
中国の海洋進出をにらんだ南西諸島防衛強化策の一環。中国海軍の海上自衛隊への射撃レーダー照射が明らかになった直後で、中国の反応が注目される。
米本土での陸自と海兵隊の訓練は2006年に始まり今回が8度目。陸自からは、離島防衛が主任務の西部方面普通科連隊(長崎県)など過去最多の約280人が参加した。《共同通信》
【高野悦子さん】死去
日本のミニシアターの草分けである岩波ホール総支配人として、世界の埋もれた名画の発掘、上映に尽力した高野悦子さんが9日午後2時41分、大腸がんのため東京都文京区の病院で死去した。83歳だった。
旧満州(中国東北部)生まれ。日本女子大学卒業後、東宝を経て、パリ高等映画学院監督科に留学。1968年岩波ホール創立と共に総支配人に就任。74年から川喜多かしこ氏と共に「エキプ・ド・シネマ」を主宰し、サタジット・レイ「大地のうた」、ルキノ・ヴィスコンティ「家族の肖像」、アンジェイ・ワイダ「大理石の男」などを上映。85年から昨年まで東京国際女性映画祭のジェネラルプロデューサーを務める。2004年文化功労者。《日経新聞》