平成8425日目
2012/02/01
【この日の野田総理】
消費増税、TPP「決断し課題解決を」
野田佳彦首相は1日の衆院予算委員会で、消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革や環太平洋連携協定(TPP)交渉などを念頭に「現状に甘んじるのはじり貧に陥る道だ。何もしないリスクの方が今の日本には多く、決断して課題解決することを目指すべきだ」と述べ、野党に協力を求めた。
岡田克也副総理は、自民党が一体改革素案の閣議決定を求めていることに対して「閣議決定するまで協議できないというのは理解に苦しむ」と反論。首相は「閣議決定で縛りの多いものにするより、野党の意見を受け入れながら法案化したい」と述べた。《共同通信》
議事録未作成で陳謝
野田佳彦首相は1日の衆院予算委員会で、原子力災害対策本部などの議事録未作成について「(民主党は)公文書管理法ができてから政権を預かった。より猛省しなければならない」と陳謝した。今後の対策として「録音は一つのアイデアだ」と指摘した。
同時に「政治家同士が電話で物事を決めることもある。しっかり検証し、意思決定プロセスの透明性担保を勘案したい」と述べた。
岡田克也副総理は、民主党が主張する最低保障年金制度創設に関し「無年金者がいなくなる。格差が広がる中で所得の少ない人に光が当たることが最大のメリットだ」と強調した。《共同通信》
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【プロ野球】キャンプイン、新監督4人も始動
プロ野球の12球団が1日、宮崎、沖縄両県内でキャンプインし、新球団DeNAの中畑、中日の高木、阪神の和田、日本ハムの栗山の新監督4人が3月30日から始まる公式戦に向けてスタートを切った。
沖縄には9球団が集結し、宜野湾市では中畑監督が積極的に選手に声を掛け、4年連続最下位に低迷するチーム再建に着手した。栗山監督はダルビッシュの米大リーグ移籍で期待が掛かる2年目の斎藤の投球練習を熱心に見守り、高木監督と和田監督も初日から精力的に動いた。久米島町では昨季の沢村賞投手、楽天の田中が早速ブルペンに入った。《共同通信》
【レミオロメン】活動休止を発表
ヒット曲「粉雪」などで知られるロックバンド「レミオロメン」が1日、公式ホームページで活動休止を発表した。
所属事務所によると、ボーカルの藤巻亮太(32)のソロデビューが決まっている。メンバー3人はホームページに「それぞれミュージシャンとして音楽と向き合う時間を持ち、活動していこうという決断に至った」とのメッセージを寄せている。
00年にバンドを結成し、09年のNHK紅白歌合戦に出場した。《スポニチ》
【エジプト・サッカー暴動】
エジプト北部ポートサイドのサッカー場で1日夜、試合直後に観客による暴動が発生し、同国保健省によると、74人が死亡、248人が負傷した。ロイター通信は少なくとも千人が負傷したと報じた。同国のサッカー史上、最悪の惨事となった。エジプトでは昨年2月のムバラク政権崩壊後、警察の能力低下と治安悪化が目立っている。
暴動は、地元チームのアルマスリが首都カイロの強豪アルアハリを3―1で破った試合後に起きた。ロイターは目撃者の話として、アルアハリのファンがポートサイドを侮辱する横断幕を広げたのをきっかけに、アルマスリのファンがアルアハリの選手やファンを襲ったと伝えた。《共同通信》
【たちあがれ日本・平沼赳夫代表】「自主憲法を新党綱領に」/
たちあがれ日本の平沼赳夫代表は1日の記者会見で、亀井静香国民新党代表や石原慎太郎東京都知事と共に結成を目指す新党の綱領に「自主憲法制定」を盛り込みたいとの意向を示した。
自主憲法制定は平沼氏の持論。保守色の強い石原氏をリーダーに迎え、たちあがれ日本の党是である自主憲法制定を新党の綱領に継承することで、民主、自民両党などの保守系議員に参加を促したい考えだ。
新党結成に向けた準備状況に関しては「(坂本竜馬が示した国家構想)『船中八策』のような国の基幹に関わる政策を、英知を絞って作っていかないといけない。そういう作業がいま進行している」と説明した。《共同通信》
【政府】ガス田開発で中国に抗議
藤村修官房長官は1日午前の記者会見で、中国が東シナ海のガス田「樫」を単独で開発、生産する動きを見せていることに対し、1月31日付で中国側に対し、外交ルートを通じて抗議したことを明らかにした。
藤村氏は「2005年9月以来、生産が行われている可能性が高い」と指摘。「境界画定の合意がない中、一方的な開発は認められないとの抗議を今日までしてきた」と強調した。《共同通信》