平成8269日目
2011/08/29
【野田佳彦氏】民主党新代表に選出
菅直人首相(民主党代表)の後継を決める党代表選は29日午後、投開票し、決選投票の結果、1回目で2位だった野田佳彦財務相(54)が最多得票を挙げた海江田万里経済産業相(62)を破り、新代表に選ばれた。新代表は30日の衆院本会議で第95代、62人目の首相に指名される。2009年の政権交代後、2年足らずで3人目の首相となる。《日経新聞》
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「私の大好きな言葉、相田みつをさんの言葉に『どじょうがさ金魚のまねすることねんだよなあ』という言葉があります。ルックスはこのとおりです。私が仮に総理になっても支持率はすぐ上がらないと思います。だから解散はしません。どじょうはどじょうの持ち味があります。金魚のまねをしてもできません。赤いベベを着た金魚にはなれません。どじょうですが、泥臭く国民のために汗をかいて働いて、政治を前進させる。円高、デフレ、財政改革、さまざまな課題があります。重たい困難です。重たい困難でありますが、私はそれをしょって立ち、この国の政治を全身全霊を傾けて前進させる覚悟であります。どじょうかもしれません。どじょうの政治をとことんやり抜いていきたいと思います」
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民主党の野田佳彦新代表は29日午後、都内で記者会見し、東日本大震災の復旧・復興や東京電力福島第1原発事故、厳しい経済情勢の諸課題を挙げ「国難とも言うべき事態を一つ一つ解決していく『実行する政治』を目指す」と表明した。
早期の衆院解散・総選挙については「今は政治空白をつくれる状況ではない。そもそも解散はできない」と否定。一方で「状況によっては、いろいろなことが起きる。首相の解散権を縛る話ではない」と強調した。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し、名護市辺野古へ県内移設する日米合意を踏襲するとともに、沖縄の負担軽減にも取り組む考えを示した。《共同通信》
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【世界陸上・男子ハンマー投げ】室伏広治選手が初優勝
陸上の世界選手権第3日は29日、韓国の大邱(テグ)で行われ、男子ハンマー投げは36歳の室伏広治(ミズノ)が81メートル24の今季自己最高で初優勝した。7度目の出場だった室伏は、金メダルを獲得した2004年アテネ五輪以来の世界の頂点に立った。
女子100メートルで日本選手初の準決勝に進んだ福島千里(北海道ハイテクAC)は11秒59の3組8着、男子400メートル準決勝の金丸祐三(大塚製薬)は46秒11の1組6着でともに決勝に進めなかった。《共同通信》
【ソフトバンク・和田毅投手】福島の球児にバス贈呈へ
プロ野球ソフトバンクの和田毅投手(30)が29日、福島県の被災地区の高校球児に練習や試合の送迎に使うマイクロバスを寄贈することを明らかにした。
贈り先は福島県の相双地区。東日本大震災による原発事故の影響で、部員数が減った高校同士が連合チームで公式戦に出場している。保護者が交代で野球部員を送り迎えしている実態などを知人から聞き、福島県高野連を通じてバスを贈ることに決めた。
29人乗りバスを約1千万円で購入。車体の内外には12球団の主力選手にサインやメッセージを書いてもらう予定で、ダルビッシュ(日)や岩隈(楽)らが賛同している。和田投手は「球児たちには少しでも野球に打ち込んでもらいたい。(サイン入りの)バスは12球団が結束した、復興のシンボルという形を取れればいい」と話している。
バスは、9月8日のKスタ宮城を皮切りに全国の試合会場を回ってサインが集められ、同23日に贈られる予定。《朝日新聞》
【この日の菅直人総理】
経済情勢に関する検討会合
平成23年8月29日、菅総理は総理大臣官邸で、第9回となる経済情勢に関する検討会合に出席しました。
菅総理は本日の議論を踏まえ、「本日は円高が急速に進行し、経済の先行きに国民や企業の不安が広がって、高まっていることから、基本的な考え方と検討課題について議論をいただきました。
一言でいえば円高には痛みが伴うと同時にメリットもあるということです。その痛みをいかにして緩和していくのか、これは私もいくつかのことをこの間に言いましたが、国内立地の補助といったような形で低炭素化の企業に対しては思い切った支援をする。一方で円高メリットに関してはこの円高を活用して資源の獲得など海外への投資を思い切って進めていく、大きく言えば円高のデメリットを小さくしてメリットを活用する。こういうことに尽きるかと思います。」と述べました。《首相官邸》