平成8211日目
2011/07/02
【松本龍復興担当相、細野豪志原発担当相】被災地入り
菅直人首相が6月末の人事で任命した松本龍復興担当相と細野豪志原発担当相が2日、それぞれ就任後初めて被災地の福島県を訪問した。首相は退陣表明しているが、2閣僚は「できるだけ頻繁に足を運びたい」(細野氏)などと被災地に寄り添う姿勢を強調した。
細野氏は福島県庁で佐藤雄平知事と会談。東京電力福島第一原発の事故収束に向け連携を呼びかけた細野氏に、佐藤知事は「政府はまだまだ福島の現状をわかっていない。(細野氏は)福島を担当する大臣だと思ってほしい」と注文した。
細野氏は会談で、7月17日をめどに緊急時避難準備区域の一部解除を検討するとした自身の発言に対し、放射能汚染への対応に追われる地元自治体から困惑の声が上がっていることについて「いろいろとご迷惑をおかけした」と陳謝した。
細野氏は同区域の一部解除について記者団に「解除の前提は、水素爆発の危険性がゼロになることと、(7月17日の)ステップ1(終了)が大きなめどだ」と、17日を目安にしているとの考えを重ねて示した。一方、「解除するしないも含め、知事や市町村と連携していかなければならない」と慎重に検討する考えも強調した。
一方、松本氏は福島市内で福島県内の市町村長らから要望を聞いた。その後、記者団に「今日がキックオフ。これからとことん復興のために努力していきたい」と述べた。3日は岩手、宮城両県を訪問する。《朝日新聞》
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【テニス・ウィンブルドン選手権】ペトラ・クビトバ選手が初優勝
テニスの四大大会第3戦、ウィンブルドン選手権第12日は2日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、女子シングルス決勝で第8シードのペトラ・クビトバ(チェコ)が2004年大会覇者で第5シードのマリア・シャラポワ(ロシア)を6―3、6―4で破り、初優勝を果たした。優勝賞金は110万ポンド(約1億4300万円)。
21歳のクビトバはチェコ勢では1998年のヤナ・ノボトナ以来のウィンブルドンと四大大会制覇。24歳のシャラポワは08年全豪オープン以来の四大大会優勝を逃した。《共同通信》
【市川海老蔵さん】謹慎から復帰
昨年11月に飲食店でのトラブルで重傷を負い、謹慎していた歌舞伎俳優市川海老蔵さん(33)が2日、東京・新橋演舞場の「七月大歌舞伎」昼の部の「勧進帳」に出演。昨年9月の京都・南座以来、約9カ月ぶりに舞台復帰を果たした。
「勧進帳」の冒頭、富樫役の海老蔵さんが長ばかま姿で登場すると、満員の客席から一斉に拍手が湧き起こり、「待ってました」「成田屋」と声が飛び交った。弁慶を演じるのは、父市川団十郎さん。関の通行をめぐる2人の攻防はスリリングで、海老蔵さんは朗々と響く声、気品ある振る舞いで魅了した。《共同通信》
【土日操業】政府の電力使用制限令を受けスタート
自動車メーカーの「土日操業」が2日始まった。電力不足の恐れがある平日の操業を減らすためだ。影響は部品メーカーも含め、80万人以上の従業員に及ぶ。電機メーカーなども土日出勤を始め、この夏の生活が大きく変わる。
日産自動車は2日、小型車をつくる追浜工場(神奈川県横須賀市)を報道陣に公開した。建屋ではいつも通りに従業員が生産ラインに沿って作業し、車が出来上がっていく。生産担当者は「工場の中は平日と変わらない。曜日の感覚がなくなるかも」。工場周辺では部品を運ぶ大型トラックが行き交った。
日産は休日振り替えに加えて、政府が1日発動した電力使用制限令に対応するため、東京電力管内でピーク時の15%節電も実施。追浜工場でも、2日からさっそく勤務時間を変えて、電力使用が多い午後3~5時は生産ラインを止めた。
各事業所の電力使用量を監視するシステムも整えた。制限レベルを超えそうになると、まず事務部門の照明や空調を緊急停止するなどして節電する。
工場の土日操業は2日にホンダやスズキ、マツダ、富士重工業も始めた。3日は最大手のトヨタ自動車や三菱自動車、ダイハツ工業も始める。《朝日新聞》