平成8206日目
2011/06/27
【この日の菅直人総理】
退陣条件「2次補正・2法案成立がメド」
菅首相は27日夜、首相官邸で記者会見し、自らの進退について、2011年度第2次補正予算案、電力会社に自然エネルギー買い取りを義務づける再生可能エネルギー特別措置法案、赤字国債の発行を認める特例公債法案の成立が「『一つのめど』と考える」と述べ、いずれも成立することが退陣の条件になるとの考えを示した。
民主党の岡田幹事長らは、特別措置法案に関しては「成立」までを首相退陣の条件としない考えを示しているが、首相は「なんとしても私の内閣の責任で成立させたい」と強調。8月末までの今国会で成立しなかった場合、首相を続投するかどうかは明言を避けた。エネルギー政策を争点に衆院解散・総選挙に踏み切る可能性も否定しなかった。原発事故の再発防止対策に関しては「出来るだけ早い段階で、せめて概略の青写真を示すように細野原発相に仕事を担って欲しい。私が申し上げた『一定のめど』と関連させる意図はない」と述べ、退陣時期とは絡めない考えを示した。《読売新聞》
▷筆者注:この会見の中で菅首相自身は「退陣」、「辞任」などという言葉を一言も発していない。
菅内閣総理大臣記者会見-平成23年6月27日|政府インターネットテレビ
政府インターネットテレビの動画です。
自民党・浜田和幸議員を「引き抜き」
菅首相は27日、復興相と原発相の新設に伴う閣僚交代人事を決めた。復興相には松本防災相を正式に任命するとともに、原発相には細野豪志首相補佐官を起用した。
これに伴い、蓮舫行政担当相が退任し、松本氏が兼務していた環境相は江田法相が兼ねる。自民党の浜田和幸参院議員(58・鳥取選挙区)を総務政務官に充てることも決めた。だが、浜田氏の起用を巡って自民党などが強く反発しており、延長国会の審議に大きな影響が出るのは必至だ。《読売新聞》
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【九州新幹線】全線開通CMがカンヌ国際広告祭3部門で金銀銅賞受賞
JR九州は27日、九州新幹線全線開通のテレビCMが、フランスのカンヌ国際広告祭で「フィルム部門」銅賞を受賞したと発表した。同社の新幹線開通キャンペーンは同広告祭の「アウトドア部門」と「メディア部門」でもそれぞれ金、銀賞を獲得しており、3部門で金銀銅の受賞となった。
受賞CMは九州新幹線沿線の人々が思い思いの姿で開通を喜び、ダンスやウエーブする様子を走行中の列車から撮影したもの。広告祭には180秒の総集編を出品した。《共同通信》
【大相撲・高安関】平成生まれで初の入幕
貴乃花親方(元横綱)が新入幕を果たした1990年生まれ。21歳の高安(鳴戸部屋)が平成生まれで初の幕内力士となり、「目指してきた地位なので素直にうれしい」。十両は3場所で通過。前に出る相撲が武器で「間髪入れない攻めを磨いていきたい」と精進を誓う。師匠の鳴戸親方(元横綱隆の里)も期待を寄せている。《読売新聞》
【秋篠宮同妃両殿下】気仙沼訪問
秋篠宮ご夫妻は27日、東日本大震災の被害を受けた宮城県気仙沼市を見舞った。津波の後、漏れた重油に引火して町全体が燃え続けた鹿折地区を最初に視察。港から900メートルも運ばれた大型漁船を背に、住居跡へ手を合わせた。
避難所となっている市立気仙沼小学校で、紀子さまが被災者の手を握ると、人々は次々に泣き顔に。秋篠宮さまは「少しでも早く仮設住宅に入らないと。夏になって避難所は過ごしにくくなりますから」と話しかけ、被災者の体調を案じていた。《朝日新聞》