平成8172日目
2011/05/24
【この日の菅直人総理】
月例経済報告等に関する関係閣僚会議
平成23年5月24日、菅総理は総理大臣官邸で、月例経済報告等に関する関係閣僚会議に出席しました。
5月の月例経済報告では、我が国経済の基調判断として、「景気は、東日本大震災の影響により、このところ弱い動きとなっている。また、失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状況にある。」としています。
先行きについては、「当面は東日本大震災の影響から弱い動きが続くと見込まれる。その後、生産活動が回復していくのに伴い、海外経済の改善や各種の政策効果などを背景に、景気が持ち直していくことが期待されるが、電力供給の制約やサプライチェーン立て直しの遅れ、原子力災害及び原油価格上昇の影響等により、景気が下振れするリスクが存在する。また、デフレの影響や、雇用情勢の悪化懸念が依然残っていることにも注意が必要である。」としています。《首相官邸》
サミット出席のためフランスへ
東日本大震災後では初となる主要国(G8)首脳会議が26、27両日、フランス北西部ドービルで開かれる。福島第1原発事故を受けた原発の安全性確保の在り方が主要議題。欧州などを中心に「脱原発」の世論が高まりを見せる中、エネルギー政策をめぐる合意形成の行方が焦点となる。各国は復旧・復興に取り組む日本への国際連帯と支援継続を表明する見通しだ。
菅直人首相は24日夕、パリに向けて政府専用機で羽田空港を出発した。出発に先立ち官邸で記者団に「東日本大震災を乗り越えて元気に復興し、日本が再生していく意気込みを世界に伝えたい」と述べた。サミットでは、冒頭で原発事故の現状を報告するとともに、今後の日本のエネルギー政策に関する見解を示す方針だ。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【中村紀洋内野手】横浜入団会見
横浜入りが決まった前楽天の中村紀洋内野手(37)=180センチ、93キロ、右投げ右打ち=が24日、横浜市内の球団事務所で入団記者会見に臨み「今はユニホームを着られる喜びでいっぱい。チームがクライマックスシリーズに出られるように僕自身も頑張りたい」と笑顔で抱負を話した。1年契約で年俸500万円プラス出来高払い。背番号は99。
昨季で楽天を戦力外となった後はランニングや、マシンを使った打撃練習を続けてきたという。22日に横浜の加地社長から入団要請の電話があり「電話を切った後は泣いてしまった」と明かした。《スポニチ》
【大阪府・橋下徹知事】「鳥取県議なんて6人でいい」
大阪府の橋下徹知事は24日、議員定数をめぐる議論に関連し「鳥取県は60万人くらいの人口で、議員が四十数人いるんですかね。鳥取県議なんて6人でいいんですよ」と発言した。府庁で記者団に述べた。
自身が代表を務める「大阪維新の会」の府議団は「人口10万人当たり議員1人」を基準に府議定数を削減する条例案を議会に提出。これを踏まえた発言とみられるが、他県の自治の在り方に踏み込んだ発言で批判を招きそうだ。橋下知事は「(都道府県などの)広域行政の議員は10万人に1人で良いと分かれば、地方議員数は省ける」と主張。ただ鳥取県の人口は約58万人、議員定数は35人で事実認識も不正確だった。《共同通信》
【平井伸治鳥取県知事】「余計なお世話」
鳥取県の平井伸治知事は24日、大阪府の橋下徹知事が府議会の議員定数を巡る議論のなかで「鳥取県は60万人くらいの人口で、県議なんて6人でいい」と発言したことについて、「人口密集地の大阪府の事情を、中山間地の多い鳥取県に適用するのは無理がある。余計なお世話だ」と述べ、不快感を示した。
平井知事は「人口10万人当たり議員1人」を基準にした場合、都市部の倉吉市(人口約5万1000人)と境港市(同約3万5000人)が1議席もなくなると説明。「県政に多様な民意を反映できなくなり、人口だけで割り切るという一刀両断型の議論は地方自治になじまない」と主張した。《日経新聞》
【民主党・横粂勝仁衆院議員】離党を正式表明
民主党の横粂勝仁衆院議員(29)=比例南関東選出=は24日、国会内で記者会見し、菅直人首相の政権運営を「国民の命と生活を守る政治の根幹ができていない」と批判し、離党する意向を正式表明した。
野党が検討している内閣不信任決議案への賛否についても「出されたタイミングと内容で総合的に判断する」と同調する可能性を否定しなかった。横粂氏は党内で特定のグループに属していない。政権批判が小沢一郎元代表系議員以外に広がった格好で首相にとって痛手となりそうだ。
20日に提出した離党届を岡田克也幹事長は受理せず慰留する考えを示しているが、横粂氏は会見で「離党届を撤回することはない」と強調した。《共同通信》
【焼肉酒家えびす集団食中毒事件】
死亡3人のO111が一致
4人が死亡した焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で、砺波店(富山県砺波市)と福井渕店(福井市)で食事し死亡した3人から検出された腸管出血性大腸菌O111の遺伝子型が一致したことが24日、富山県などへの取材でわかった。
3人はいずれもユッケなどを食べたとみられる。神奈川、富山、福井の3県警と警視庁の合同捜査本部は共通する汚染源が流通段階にあったとみて調べている。
富山県や福井県によると、男児(6)は4月中旬に福井渕店で、別の男児(6)と女性(70)は4月下旬に砺波店で、それぞれ家族と食事。その後、溶血性尿毒症症候群(HUS)などを発症、死亡した。《北日本新聞》
菌検出、全容解明へ前進
焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件は24日、砺波店(砺波市となみ町)などで食事した死者4人や患者を含む19人と、横浜市の店舗で回収されたユッケ用生肉から検出された大腸菌O111の遺伝子型が一致したことが判明し、食中毒の原因究明に向けて大きな節目を迎えた。背景には、6歳で死亡した高岡市の男児から二つのタイプの大腸菌が検出され、死亡直後は菌が発見されなかった砺波市の43歳女性からも後に菌が検出されるなど、“想定外の出来事”が重なったことがある。業務上過失致死容疑での立件を目指す捜査関係者も全容解明へ「大きな前進」と受け止めている。
砺波店と福井渕店(福井市渕)で食事し死亡した4人から検出された腸管出血性大腸菌O111について、県は当初、4人全員の大腸菌の遺伝子型一致は「不可能」とみていた。4日に亡くなった砺波市の43歳女性は血清検査で抗体から感染が確認されたものの菌自体は見つからず、遺伝子型の特定ができなかったためだ。
ところが、県衛生研究所(射水市)が、女性の便からあらためて検体を採取し再び検査したところ、毒素を出さない「非産生株」のO111が検出され、初めて菌自体を確認できた。
さらに、4月29日に亡くなった高岡市の男児からは、非産生株と、毒素を出す腸管出血性の両方のO111が検出されたことで、死者4人全員の遺伝子型が一致。横浜市の店舗で回収されたユッケ用生肉の遺伝子も同じだったことが判明した。
県警などの合同捜査本部がこれまで大和屋商店で行ってきた現場検証では、食中毒の原因となった菌が検出されなかっただけに、今回の結果に捜査幹部は「汚染経路の解明が大きく前進した」と話す。
このほか、県が5月1日に高岡駅南店(高岡市大野)で回収したユッケ用生肉から、過去5年間に全国で2例しか報告例がないという珍しい腸管出血性大腸菌O8が検出された。県は国立感染症研究所(東京都)と連携し、菌についてさらに詳しく調べる。《北日本新聞》
県内患者3人増え163人
フーズ・フォーラス(金沢市入江)が運営する焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒で、県は24日、砺波店(砺波市となみ町)と高岡駅南店(高岡市大野)、富山山室店(富山市公文名)を利用した患者数が、前日から富山山室店の3人が増え計163人(死者3人含む)になったと発表した。新たな患者の確認は15日以来9日ぶり。砺波店を利用した患者1人が退院し、現在の入院者数は前日から1人減の16人で、全員が重症。《北日本新聞》