平成8143日目
2011/04/25
【菅直人首相】政権維持に意欲
菅直人首相は25日午前の参院決算委員会で、民主党が不振に終わった統一地方選について「それぞれ厳しい結果になっていて、そのことは真摯に受け止めなければならない」と述べ、事実上敗北を認めた。
一方で、震災や原発事故への政権の対応については「政府を挙げて、やるべきことはしっかりやってきている」と述べ、対応への不信感が敗北につながったとの見方を否定。「震災の復旧復興、原発事故を何としても抑えていくことに、今後も全力を挙げて取り組みたい」と、続投に強い意欲を示した。
また首相は、本格的な復興対策を盛り込む第2次補正予算について「財政再建の道筋も併せて打ち立てたい」と表明。「国債や復興債が必要になる。どう償還するかしっかり考えることが、国際的あるいは市場の信認を維持するうえで重要だ」と述べた。増税の扱いが今後の焦点だ。
原発の増設を盛り込んだ政府のエネルギー基本計画については「白紙の立場で考える」と指摘。原子力安全・保安院や原子力安全委員会について、組織の見直しを検討する考えも示した。ただ、既存の原発については「長期的に検討する必要があるが、今すぐ停止することまでは考えていない」と述べた。
この日の決算委は、3月11日の震災発生で中断された審議を再設定した。冒頭、出席者全員で震災の犠牲者に黙祷を捧げた。《朝日新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【東北新幹線】東京〜仙台直結
JR東日本は25日朝、東日本大震災の影響で運転を見合わせていた東北新幹線の福島―仙台の運転を再開した。当面は「はやて」と「やまびこ」が東京―仙台を1日44往復し、最速2時間7分で結ぶ。震災から45日ぶりに首都圏と東北中心部を結ぶ鉄道の大動脈が復旧し、復興へ向けた人の流れも本格的に動き出した。
東京―仙台はもともとビジネス利用が多く、この日もスーツ姿の乗客が目立った。《朝日新聞》
【秋篠宮同妃両殿下】群馬の避難所慰問
秋篠宮ご夫妻は25日、東日本大震災の被災者を受け入れている群馬県東吾妻町の町営施設「岩櫃(いわびつ)ふれあいの郷(さと)」、保養施設「コニファーいわびつ」の2カ所の避難所を訪れ、計約160人を見舞った。お二人は床にひざをつき、お年寄りら一人一人に「夜は眠れますか」などと話しかけた。
両施設とも、福島第一原発に近い福島県南相馬市や浪江町からの避難者が大半を占める。《朝日新聞》
【ライブドア事件】最高裁、元社長の上告棄却
ライブドア(LD)を巡る粉飾決算事件で、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)に問われた元社長、堀江貴文被告(38)に対し、最高裁第3小法廷(田原睦夫裁判長)は25日付で、被告側の上告を棄却する決定を出した。懲役2年6月の実刑とした1、2審判決が確定する。元社長は全面無罪を主張していたが、小法廷は「上告理由に当たらない」と述べて退けた。検察当局は実刑が正式に確定した後、収監手続きに入る。《毎日新聞》
【故・田中好子さん】葬儀・告別式
人気アイドルグループ「キャンディーズ」のスーちゃんとして親しまれ、21日に55歳で死去した女優田中好子さんの葬儀・告別式が25日、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、共に活動した伊藤蘭さん(56)と藤村(現・尾身)美樹さん(55)、多くの芸能関係者やファンらが参列した。
美樹さんは「おばあちゃんになるまで集合写真をたくさん撮りたかった。私たちは永遠にキャンディーズだからね。ありがとう」と弔辞。続いて蘭さんが「喜びも苦しみも分かち合い、素晴らしい青春時代を過ごせました。今はまだ、さよならは言わずにおきます」と語り掛けた。
葬儀には朝から千人以上が参列。会場の外にモニター画面とスピーカーを通して2人の弔辞が流れると、ファンたちからすすり泣きが漏れた。祭壇中央には、田中さんの優しくほほ笑む遺影が飾られ、周りはピンクや白など多くの美しい花で彩られた。午後の出棺前には、田中さんが病室で録音した「幸せな人生でした。心から感謝しています」とのテープが流された。《共同通信》