平成8092日目

2011/03/05

この日のできごと(何の日)

【東北新幹線・はやぶさ】運転開始

東北新幹線の新型車両E5系「はやぶさ」が5日、営業運転を開始した。新青森発東京行きの一番列車は、ねぶた囃子に送られ午前6時10分に新青森駅を出発し、午前9時20分すぎ、東京駅に到着した。JR東日本の新型車両導入は1997年12月以来。新青森―東京は最短3時間10分となり、E2系「はやて」より10分短縮された。

東京発新青森行きの一番列車は、線路に60代ぐらいの男性が転落し、7分遅れで発車。男性にけがはなかった。さらに乗客が非常ボタンを押したため、二戸―八戸間で緊急停車。新青森駅には約3分遅れで到着した。東北新幹線は全線開業初日の昨年12月4日に強風の影響で上下の全線で一時運転を見合わせるなどダイヤが大幅に乱れた。

先頭車両は国内の新幹線では最も長い15メートルのロングノーズ形。高速でトンネルに進入した際の騒音や振動を小さくするのが目的で、盛岡―宇都宮では山陽新幹線のN700系と並ぶ国内最速の時速300キロで走行する。2013年春には最高320キロとし、3時間5分を目指す。《共同通信》

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【Jリーグ】開幕

サッカーのJリーグは5日、各地でJ1、J2が一斉に開幕した。1月の日本代表のアジア・カップ制覇や、日本選手の欧州進出で盛り上がった機運を、国内リーグの活性化につなげられるかが問われる19年目のシーズンが始まった。

J1は2連覇を狙う名古屋が試合終了直前のPKで横浜Mと1-1で引き分けた。日本代表MF遠藤保仁が決勝点を決めたG大阪、元日本代表DFの相馬直樹新監督を迎えた川崎などが開幕戦を白星で飾った。J2は降格組のFC東京が鳥栖を1-0で下して白星発進した。

J1は18チーム、J2は20チームがホームアンドアウェー方式で対戦し、12月3日の最終節までの長丁場を戦う。《共同通信》

J1第1節第1日(5日・豊田スタジアムほか=7試合)昨季王者の名古屋は試合終了直前のPKで追い付き、横浜Mと1−1で辛うじて引き分けた。途中出場のルーキー、永井が後半ロスタイムに得たPKをケネディが決めた。

G大阪−C大阪の「大阪ダービー」はG大阪が遠藤の決勝ゴールで2−1で競り勝った。相馬新監督の川崎は山形に快勝し、初陣を白星で飾った。昇格組では柏が清水に完勝したが、福岡は新潟に、甲府は磐田に敗れた。広島−仙台は無得点で引き分けた。《共同通信》

【日本漢字能力検定協会】理事長が辞任

日本漢字能力検定協会(京都市)は5日、臨時理事会を開き、衆院議員の池坊保子理事長(68)の任期途中の辞任と、高坂節三専務理事(74)の理事長就任を発表した。いずれも同日付で、池坊氏は事実上の解任とみられる。池坊氏は引き続き理事にとどまる。

高坂氏は理事会後の記者会見で「池坊氏が国会議員として多忙のため」と説明。池坊氏の協会運営に関しては「協会内で反発や対立はない」と話した。

理事会は理事長と理事8人で構成され、5日は理事6人が出席(委任状の1人を含む)し、全員が理事長交代に賛同した。池坊氏は欠席し、残りの理事2人は棄権した。《共同通信》

【自民党・石原伸晃幹事長】「減税日本」に懸念

自民党の石原伸晃幹事長は5日、金沢市で講演し、名古屋市の河村たかし市長が率いる政治団体「減税日本」について「聞こえはいいが、税収がなければ何もしないか、借金して政策をやることになる。減税党がのさばるのは、世の中の不幸の始まりだ」と懸念を示した。

民主党から減税日本に合流する動きに関しては「人気があるからといって移るのは、モラルハザード(倫理の欠如)の最たるものだ」と批判した。《共同通信》

【前原誠司外相】続投の意向示す

政治資金規正法が禁じている外国人からの献金を受けていた前原誠司外相は5日夜、訪問先の北九州市で記者会見し「説明責任をしっかり果たすことが大事だ」と述べ、続投の意向を表明した。

ただ、政府、民主党内で辞任は不可避との見方が拡大している。前原氏が続投すれば、野党側は厳しく追及する方針で、攻防の激化は必至だ。《共同通信》

民主党の鳩山由紀夫前首相は5日夜、外国人からの献金問題が発覚した前原誠司外相について「違法性は明らかだ。状況を調べて、執行部がどう判断されるかだ」と記者団に述べ、進退問題に発展する可能性を示唆した。

【菅直人首相】厚生年金拡大を検討

菅直人首相は5日、社会保障と税の一体改革を議論する「集中検討会議」で、派遣やパートなど非正規労働者の厚生年金への加入拡大について「非正規の人に制度に入ってもらうことはほとんど合意できている。事業主にも理解できるよう、全力を挙げたい」と述べ、加入要件の緩和を検討する考えを示した。《共同通信》

【この日の民主党】

全国幹事長・選挙責任者会議

「全国幹事長・選挙責任者会議」が、5日党本部で開催され、党本部役員と、都道府県連の幹事長、選挙責任者、約100名が出席した。

菅直人代表(総理)が冒頭挨拶に立ち、「私たちがやってきたことをまず自信をもって言うことが重要だ。3月1日に予算案が衆院を通過した。参院の厳しい予算委員会の審議がスタートしているが、予算そのものは年度内成立が確定している。それを実行する関連法案の成立も必要ではあるが、4月1日から多くの部分が実施できる。年度内の予算成立は、責任をもって政権を運営しているという具体的な証しだ。『国民の生活が第一』、国民の皆さんにとって何が大事かということを再優先に考えなければならない。野党の皆さんにも、そう考えていただいて合意を目指したい。厳しい局面のなかで、全国で地に足をつけてがんばっておられる皆さんに改めて敬意を表し、皆さんとともに頑張りたい」と述べた。

続いて岡田克也幹事長から、(1)平成23年度予算案の国会審議の状況、(2)「子ども手当」法案について野党とも真摯に話し合いを行っていくこと、(3)特例公債法に関する動向、(4)マニフェスト検証作業の状況などについて報告があった。

その後、安住淳国対委員長、石井一選対委員長、馬淵澄夫広報委員長から喫緊の課題について報告があり、全国の幹事長・選挙責任者と党本部役員の間で、活発な質疑、意見交換が行われた。《民主党ニュース》



3月5日 その日のできごと(何の日)