平成8093日目

2011/03/06

【前原誠司外相】外国人献金問題で辞任

前原誠司外相は6日、政治資金規正法が禁止している外国人からの政治献金を受けとっていた問題で責任を取って辞任を表明した。1月に発足した菅再改造内閣で閣僚の辞任は初めて。重要閣僚の辞任は菅直人首相の政権運営に大きな打撃を与える。首相の一層の求心力低下は避けられず、政権は危機を迎えた。

前原氏は同日夜、首相公邸で首相と1時間45分会談し、辞任の意向を伝えた。首相は慰留したが、最終的に了承した。この後、首相は枝野幸男官房長官や、民主党の岡田克也幹事長らと今後の対応を協議した。前原氏の後任外相は7日にも人選を終える見通し。松本剛明外務副大臣の昇格案などが浮上している。

前原氏は会談後の記者会見で、辞任の理由を「外相の職にある政治家が外国人から献金を受けていた事実は重く受け止めざるを得ない」と説明。「私の問題で国会審議を停滞させるわけにはいかない」と語った。

前原氏は「ポスト菅」の有力候補とも目されていただけに、民主党の衆院解散・総選挙のシナリオにも波及するのは間違いない。前原氏の辞任で野党は勢いづく。野党は専業主婦らの年金救済措置問題で細川律夫厚生労働相らの問責決議案を検討しており、攻勢を一気に強める構えだ。

外国人献金問題は前原氏が4日の参院予算委員会で自民党の西田昌司氏からの追及を受けて表面化した。前原氏は6日の会見で、在日外国人から2005~08年と10年にそれぞれ5万円ずつ計25万円の寄付を受けていたことを明らかにした。

11年度予算案は参院で審議入りしたが、赤字国債発行法案など予算関連法案のメドは立っていない。民主党の輿石東参院議員会長は6日のNHK番組で「国会の重大な時期だ。一日も早くけじめをつける必要がある」と語った。

前原氏は政権交代後の09年9月、鳩山由紀夫内閣で国土交通相に就任し10年6月に発足した菅内閣でも続投。同年9月の内閣改造で外相に横滑りした。就任から半年足らずの外相辞任は日本外交にも悪影響を与える。《日経新聞》



【サッカー・長友佑都選手】セリエA初ゴール

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サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都が6日、ホームで行われたジェノア戦で移籍初ゴールをマークした。チームは5―2で快勝した。ベンチスタートだった長友は4―1の後半33分から左サイドバックで出場。直後にシュートを放つなど積極的に攻撃参加し、同39分にゴールのほぼ正面でパスを受けて得点した。

FW森本貴幸のカターニアはアウェーでフィオレンティナに0―3で完敗した。森本はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。《共同通信》

【米国務省・メア日本部長】「沖縄はごまかしの名人で怠惰」

米国務省のメア日本部長(前駐沖縄総領事)が昨年末、米大学生らに国務省内で行った講義で、日本人は合意重視の和の文化を「ゆすりの手段に使う」「沖縄はごまかしの名人で怠惰」などと発言していたことが6日までに分かった。メア氏は米軍普天間飛行場の移設問題など日米交渉に実務者として深く関与、移設先を同県名護市の辺野古崎地区とした現行案決着を米側で強く主張してきた人物の一人。発言は差別的で、日本と沖縄への基本認識が問われる内容だ。

講義を聞いた複数の学生がメモを基に作成した「発言録」によると、メア氏は「日本の和の文化とは常に合意を追い求める」と説明したうえで「日本人は合意文化をゆすりの手段に使う。合意を追い求めるふりをしながら、できるだけ多くの金を得ようとする」と述べた。

沖縄については、日本政府に対する「ごまかしとゆすりの名人」などと発言。普天間飛行場は「(住宅地に近い)福岡空港や伊丹空港と同じ」で特別に危険でないとし、日本政府は仲井真弘多・沖縄県知事に「お金が欲しいならサインしろ」と言うべきだと述べている。《共同通信》

【尾藤公さん】死去

高校野球の和歌山・箕島高監督として1979年春夏の甲子園大会連覇を果たした尾藤公氏が6日午前3時37分、ぼうこう移行上皮がんのため和歌山市内の病院で死去した。68歳。和歌山県出身。

箕島高の監督として、春3度、夏1度の甲子園大会を制覇した。79年夏の3回戦、星稜高(石川)との延長十八回の死闘は高校野球史に残る名勝負として語り継がれる。エラーをした選手を常に笑顔でベンチに迎える「尾藤スマイル」は有名だった。日本高等学校野球連盟常任理事。《共同通信》



3月6日のできごと