平成7989日目
2010/11/22
【柳田稔法相】辞任
柳田稔法相は22日午前、首相官邸で菅直人首相に会い、国会答弁を軽視するような発言をした責任を取るとして辞表を提出し、受理された。2010年度補正予算案の早期成立を優先した首相が事実上、更迭した。法相と拉致問題担当相は当面、仙谷由人官房長官が兼務する。9月に発足した菅改造内閣では初の閣僚辞任。内閣支持率低下に苦しむ菅政権には大きな打撃となる。
首相が午前8時過ぎに法相を官邸に呼び出し、参院で審議中の10年度補正予算案に触れ「国会の状況、国民生活を考えると一日も早く補正予算案を通さなければならない。そのことを理解してほしい」と伝えた。法相はその場で辞表を書いた。会談には仙谷長官が同席した。
この後、法相は法務省内で記者会見し「私の不用意な発言が色々なところで影響してきて、補正予算案についても障害になってきた。一日も早く補正予算案を通すことが必要だという決断に至ったので自ら辞意を表明した」と説明した。《日経新聞》
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【トヨタ・ラクティス】フルモデルチェンジ
【自民党】仙谷、馬淵氏問責24日にも提出
国会答弁軽視発言で柳田稔法相が辞任したことを受けて自民党は22日、仙谷由人官房長官と馬淵澄夫国土交通相に対する問責決議案を24日にも参院に提出する方向で検討を進めた。一方、政府、与党はインターネット上に流出した中国漁船衝突事件映像を参院に提出、2010年度補正予算案の24日成立に向け環境整備を図った。
みんなの党、共産党、たちあがれ日本の3党は仙谷氏の問責決議案に賛成する方針をすでに表明。慎重姿勢を示している公明党も、問責決議案が提出されれば、賛成するとみられ、野党の賛成多数で可決される可能性が高い。
自民党参院には、補正予算案採決前の問責提出に消極的な意見がある。ただ、みんなの党は22日午後の参院野党国対委員長会談で、採決前に提出する方針を表明した。会談後、自民党幹部は「みんなの党より先に、問責決議案を提出しないといけない」と述べた。《共同通信》
【この日の菅直人総理】
全国都道府県知事会議
平成22年11月22日、菅総理は総理大臣官邸で開催された、政府主催の全国都道府県知事会議に出席しました。
会議には、菅総理のほか、仙谷内閣官房長官、片山総務大臣・内閣府特命担当大臣(地域主権推進)らが、知事会側からは麻生渡会長(福岡県知事)ら都道府県知事が出席し、意見交換を行いました。《首相官邸》
記者ぶらさがり
菅直人総理(代表)は22日夜、首相官邸で記者団から、同日柳田稔法務大臣が辞任を表明したことを受けて、野党・自民党は仙谷由人官房長官ならびに馬淵澄夫国土交通大臣の問責決議案の提出を視野に入れていることや、みんなの党は菅総理(代表)の任命責任を問う姿勢を示していることへの対応を問われ、「補正予算は国民生活にとって大変重要な案件で議論をずっとやってきた訳なので、一日も早く採決をして成立をさせて頂きたいと思っている」と補正予算の早期成立の重要性を説いた。
次に同日北朝鮮を訪問した米国の専門家に対して北朝鮮が新たに建設した大規模なウラン濃縮施設を公開したことについて日本政府としてどの様な対応を考えているかとの質問に、「北朝鮮の核兵器開発は絶対に認められない。そういう立場で米国やほかの国々としっかり連携して対応していきたい」と強い口調で断言した。《民主党ニュース》