平成7921日目

2010/09/15

【菅直人首相】人事で駆け足会談

民主党代表に再選された菅直人首相は15日、小沢一郎前代表ら代表経験者やベテラン議員と駆け足で会談した。重鎮の意見に低姿勢で耳を傾ける姿は、代表戦で掲げた全党一丸の「チームプレー」実現に向けた演出とも映る。

「いったい何が話し合われたのか?」午後4時前、民主党本部8階。詰め掛けた報道陣をかき分けるようにして代表室に入った小沢氏は約10分後、裏口を使って本部を後にした。あまりに短い会談に周囲からは疑念の声が上がった。

党を二分した代表戦を終えた今、最大の関心事は党役員人事と内閣改造だ。首相を支持したグループは「論功行賞」、小沢陣営は「挙党一致」を要求し、ポストをめぐる党内の争いは激しくなっている。《共同通信》

記者ぶら下がり

15日夜、菅直人総理(代表)は首相官邸内にて記者団の質問に応えた。

菅総理(代表)は、同日行われた政府の為替介入に関し、一定の効果を認めつつも、今後も引き続き緊張感を持って見守るとの見解を示した。

また、明日16日で政権交代して一年経つことについては「国民のみなさんの期待に応えるために、それぞれ必死に頑張ってきた。いよいよ本格的にいろいろな課題について実行し、成果を得ていく段階にきている」とした。そのうえで「もう一度、再スタートするという気持ちで頑張りたい」と、引き続き「国民の生活が第一。」の政策に取り組んでいく強い決意を述べた。《民主党ニュース》



【京都地裁】菓子の「甘いにおい」で賠償命令

京都市の製菓会社の工場(2008年に移転)周辺に住む17人などが、もなかや焼き菓子の甘いにおいなどで苦痛を受けたとして、同社と市に計2100万円の損害賠償を求めた訴訟で、京都地裁(杉江佳治裁判長)は15日、においなどの被害を認め、同社に約280万円の支払いを命じる判決を言い渡した。市への請求は棄却した。

住民側は、あんこなどのにおいが付くため洗濯物などを干せず、窓も開けられなかったと主張。頭痛など健康被害も訴えた。操業を放置したとして市の賠償責任についても認めるよう求めた。

製菓会社側は「移転先を探し、臭気や騒音が外部に漏れないように配慮していた」と反論。市側は「操業時間を短くするよう指導した」としていた。

同社は京都市南区で05年2月、約850平方メートルの工場の操業を開始。建築基準法で 50平方メートルを超える工場を建てられない区域だったが、08年6月まで操業を続けた。《共同通信》

【政府】為替介入実施

政府は15日、急激な円高が進んでいることに対応し、東京外国為替市場で円を売ってドルを買う為替介入を実施した。日本の介入は2004年3月以来、6年半ぶり。急激な円高による景気失速を警戒し、円高阻止へ非常手段に踏み切った。介入の規模は不明。

15日の東京市場の円相場は、米国の追加金融緩和観測や菅直人首相の続投決定などを受け、一時1ドル=82円台後半と約15年3カ月半ぶりの水準に急騰した。介入実施後、円相場は84円台前半まで円安に振れた。介入は、これ以上の円高は望ましくないとする日本の通貨当局の姿勢を示し、相場の流れを反転させる狙いがある。

ただ現在の為替水準を容認しているとみられる米欧との協調介入は見送られたもよう。単独介入で、米景気の先行き懸念を背景に進む円高ドル安を阻止できるかどうかは不透明。介入の効果が限定的ならば、日銀の金融緩和や政府の経済対策の拡充など一段と踏み込んだ対応が迫られそうだ。《共同通信》



9月15日のできごと