平成7920日目

2010/09/14

【民主党代表選挙】菅直人氏が再選、小沢一郎氏完敗

民主党代表選は14日、東京都内のホテルで開かれた臨時党大会で投開票され、菅直人首相(63)が小沢一郎前幹事長(68)を大差で破り、再選を果たした。菅首相は15日に党役員人事の骨格を固め、17日中にも内閣改造を終える意向だ。主要閣僚では仙谷由人官房長官の留任が固まり、枝野幸男幹事長は退任する方向。一方、国会議員の半数近くが小沢氏を支持したことで小沢氏側の処遇も課題となる。

首相にとっては、7月の参院選敗北で衆参両院の多数派が異なる「ねじれ国会」に臨む状況に変わりはなく、今後も難しい政権運営が続くことになる。

開票結果は、菅首相の721ポイントに対し、小沢氏は491ポイントで230ポイント差がついた。衆院300小選挙区ごとの「総取り制」となった党員・サポーター票では、首相249ポイント対小沢氏51ポイントで約5倍の差がつき、国会議員票でも首相(206人、412ポイント)が小沢氏(200人、400ポイント)をわずかに上回った。無効票が3票あり、横路孝弘衆院議長と西岡武夫参院議長は投票しなかった。

臨時党大会終了後、首相は記者会見し、党役員人事や内閣改造について「現時点ではまったくの白紙」と強調。15日に鳩山由紀夫前首相ら代表経験者のほか輿石東参院議員会長とも会談したうえで、判断する考えを示した。首相に近い党幹部は「首相は仙谷氏を代えることは絶対にしない」と明言しており、政権運営や政策決定の要の仙谷氏は留任する方向だ。

枝野氏は14日、都内で記者団に「参院選で多くの仲間が残念な結果になり、幹事長として責任を感じている」と語り、参院選敗北をめぐる自らの責任に言及した。党内にも「脱小沢」路線を鮮明にした仙谷氏、枝野氏がともに政権中枢に残ることへの批判が根強く、枝野氏が交代する方向だ。政府高官の一人は同日、「党内がもめた一番の原因は参院選敗北の責任を誰も取っていないことだ」と指摘した。

小沢氏が代表選で首相に迫る国会議員票を獲得したことから、党内には「脱小沢」路線にこだわらず、小沢氏に歩み寄りを見せるべきだとの声が出ている。首相は小沢氏を幹事長などの要職には起用しない方針だが、小沢氏を支持した議員や中間派議員から登用することで、党内融和を図る可能性もある。

首相は会見で秋の臨時国会について「どこかの時点で臨時国会が必要になる」と語り、できるだけ早く開く意向を表明した。党内では「遅くとも10月1日までには始まる」(幹部)との見方が出ている。早期の衆院解散・総選挙については「3年間任期があるということを念頭に、本格的に日本経済の立て直しに取り組んでいきたい」と述べ、慎重姿勢を示した。

首相は週内に一連の人事を終え、国連総会に出席するため、21日に訪米する予定。総会で演説を行うほか、24日か25日に、オバマ米大統領と会談する日程も固まった。

首相は今後、急激な円高に対する即効性のある対策を打ち出すことが迫られるほか、2011年度政府予算の編成作業が本格化する中、政治主導でメリハリの利いた予算を作れるかどうかも問われることになる。《朝日新聞》




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【シュワルツネッガー知事】新幹線に試乗


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来日中のシュワルツネッガー米カリフォルニア州知事は14日、特別チャーターした新幹線車両で、東京ー大宮間を試乗した。政府は海外へのインフラ売り込みを強化しており、高速鉄道の整備を計画している同州にも、東北新幹線の「はやぶさ」に導入される最新型車両で日本の技術をアピールした。

知事は報道陣に「とても静かで、技術もインフラも感動した。エンジニアも素晴らしい。(新幹線を)初めて造った日本は技術が進んでいる」と大宮駅で乗車の感想を述べた。技術導入については「カリフォルニアの課題に適したものを調べたい」とした。《共同通信》

【仙谷由人官房長官】会見

仙谷由人官房長官は14日午前、閣議後に首相官邸で会見し、安全保障会議が閣議前に開催され、防衛計画の大綱の見直し等に関する検討の進め方について議論したと報告。防衛大綱の見直しについては、年内に結論を得るべく引き続き安全保障会議を精力的に開催し、政府としてしっかり議論を行っていくこととしていると語った。

また尖閣諸島の周辺海域に14日未明、台湾の尖閣諸島領有権を主張する同国活動家2人を乗せた抗議船が現れた件を問われたのに対して仙谷長官は、「感恩99号」という船舶であることを明かしたうえで、昨日午後4時53分に台湾の港を出港したという報告を受けて、現地における情報収集を強化して領海侵入、上陸阻止にかかる対応・体制を構築したと報告。14日午前2時53分に日本の接続海域に入域した抗議船に対して直ちに無線等によって警告を行い、巡視船によって囲い込みをして、これによって抗議船は停船したと、状況を語った。その後、しばらく停船・旋回を繰り返した後、西向きに反転して午前7時59分に日本の接続水域から出域したとした。

海上保安庁の巡視船、航空機によって抗議船が再び入域することがないよう監視活動を行っているとも語ったうえで、「今回の抗議活動に対して官邸においては13日の17じに尖閣諸島の領有権主張活動に関する官邸連絡室を設置し、情報収集体制を強化した。また外交ルートを通じて強く台湾にも強く申し入れた」と述べた。《民主党ニュース》



9月14日 その日のできごと(何の日)