平成7884日目

2010/08/09

【この日の菅直人総理】

長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典

平成22年8月9日、菅総理は長崎市の平和公園で開催された長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列しました。

65回目の「原爆の日」を迎えた式典には、被爆者や遺族らおよそ5600人が参列、また過去最多の32カ国の代表も出席し、犠牲となった方々の冥福を祈りました。今回は核保有国の英仏両国の代表も初めて式典に参列しました。

田上富久長崎市長、遺族代表、被爆者代表によりこの1年間に死亡が確認された被爆者の名簿が奉安され、遺族代表、被爆者代表、地元の小・中・高校生代表が献水を行いました。そして、田上市長や菅総理らが献花を行いました。
原爆が投下された午前11時2分、「長崎の鐘」が鳴り響き、参列者は1分間の黙とうをささげました。田上市長による「平和宣言」、被爆者代表の内田保信さんによる「平和への誓い」、長崎市立山里小学校の児童による合唱の後、菅総理によるあいさつが行われました。

菅総理は、「核兵器の惨禍を、人類は二度と繰り返してはなりません。唯一の戦争被爆国である我が国は、「核兵器のない世界」の実現に向けて先頭に立って行動する道義的責任を有していると確信します。私は、様々な機会をとらえ、核兵器保有国を始めとする各国首脳に、核軍縮・核不拡散の重要性を訴えてまいります。そして、将来を見据えた具体的な措置を積極的に提案し、国際社会の合意形成に貢献していく決意です。また、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向け、日本国憲法を遵守し、非核三原則を堅持することを誓います。」と述べました。

式典後、菅総理は長崎市内のホテルで、長妻昭厚生労働大臣とともに、「被爆者代表から要望を聞く会」に出席、被爆者団体の代表から菅総理に要望書が手渡された後、被爆者5団体の代表者らと話合いを行い、続いて記者会見に臨みました。

その後、「恵の丘長崎原爆ホーム」を慰問しました。《首相官邸》

8月9日のできごと(何の日)【長崎原爆の日】

長崎は9日、被爆から65年の原爆の日を迎えた。長崎市松山町の平和公園で市主催の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が営まれ、田上富久市長は平和宣言で「わたしたちには核兵器に脅かされることのない未来をつくる責任がある」と世界の市民に連携を呼び掛け、核兵器全廃に最大限の努力を続ける決意を示した。

菅直人首相は「わが国は核兵器のない世界の実現に向けて先頭に立って行動する道義的責任がある」とあいさつ。式典後の記者会見で非核三原則の法制化について「これまでの経緯を含め、私なりに検討していきたい」と述べた。《共同通信》

菅直人総理(代表)は、長崎市内で会見を開き、記者団からの質問に答えた。

はじめに、NPT(核拡散防止条約)の維持強化、核兵器の廃絶についての具体的方策を聞かれた菅総理(代表)は、「わが国として、原爆の惨禍を繰り返してはならないという基本的な立場、核軍縮へ向けた強い思いは従来から変わらない。そういう意味で、この問題に熱心に対応してきている。NPT未加盟のインドとの原子力協定については、核軍縮・核不拡散の視点に充分注意を払って、NPTに参加するよう強く働きかける姿勢で臨んでいる」と答えた。

核廃絶に全力を尽くすとの発言と、現状では核抑止力は必要であるとの発言に矛盾は無いのかとの問いに菅総理(代表)は、「核兵器が無い世界を目指すことと、核抑止力を必要としないような世界を作りたいと言うことだが、現状では残念ながらそういう状況にはなっていない。わが国は非核3原則を守っていくが、しかし、北朝鮮の核開発を含め、世界から核がなくなる状況にはない。核抑止力に頼らないでよい世界を目指す中で、将来(核兵器を)無くしていきたいが、現在はそういうことを考えなくてはならないと言う趣旨だ」と答えた。

非核三原則の法制化についての質問に、「これまでの経緯を含めた議論を含めて、自分なりに検討してみる」と菅総理(代表)は答えた。《民主党ニュース》




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【米・ユタ州】観光バスが横転、日本人旅行者3人が犠牲に

米ユタ州シーダーシティから6キロほど離れた高速道路で9日午後6時40分(日本時間10日午前9時40分)ごろ、邦人ツアー客14人を乗せたバスが横転し、3人が死亡し、6人が重体となっている。ユタ州ハイウエーパトロールは、バスは中央分離帯に乗り上げて横転し、完全に逆さまになったと発表した。乗っていた人の一部は車外に投げ出されたという。乗客14人と運転手の全員がシーダーシティの病院に運ばれたが、重体の6人は州都ソルトレークシティの病院に移された。《AFP》

【宇多田ヒカルさん】無期限の活動休止を発表

歌手の宇多田ヒカル(27)が、来年から無期限で音楽活動を休止することを9日、自身のブログで発表した。

「来年から、しばらくの間は派手な『アーティスト活動』を止めて、『人間活動』に専念しようと思います」と理由を独特な言い回しで表現。

宇多田は1998年、15歳の時にシングルCD「Automatic」でデビュー。これまで「アーティスト活動中心の生き方」をしてきたため「成長の止まっている部分がある」とした。《スポニチ》

【大阪市教委】禁煙の小学校で喫煙、教諭を減給処分

大阪市教委は9日、全面禁煙の学校敷地内で喫煙を繰り返し、校長らの指導にも従わなかったとして、市立小学校の男性教諭(52)を減給1か月の懲戒処分にした、と発表した。市教委によると、男性教諭は、全市立学校で禁煙となった2008年4月以降、理科室、運動場の隅、講堂の裏などで少なくとも7回にわたって喫煙。同僚や児童に見つかり、その都度、校長らから指導を受けた。

男性教諭は「もう、吸いません」などと反省文を4回書いたが、校内での喫煙を繰り返した。男性教諭は市教委の調査に「自分の心が弱かった」などと話しているという。《読売新聞》

【この日の民主党】

改めて政治改革本部を設置 枝野幹事長

枝野幸男幹事長は、9日夕党本部で定例記者会見し、役員会で政治改革本部を改めて設置したことを報告した。定数削減に関しては細野豪志幹事長代理、議員歳費の日割りについては海江田万里衆院議員がリーダーとなることも明らかにした。

また、役員会では、北海道5区の補欠選挙に北海道連から公認申請のあった元国土交通省キャリア技官の中前茂之氏(38歳)を公認候補として持ち回り常任幹事会に諮っていることも明らかにし、「北海道連に頑張ってもらい、また、本部としても支援の態勢を前倒しでつくる」と決意を表明した。

さらに、昨日投開票された、長野知事選と長野県議補選についてふれ、「補欠選挙で三つとも勝てた」こと強調し、政党としてはこちらも重視しているとの見解を示した。また、知事選については、記者の質問に答えて、「事業仕分け、行政刷新会議の事務局次長だったことは一定の効果があったのでは」としたうえで、「勝ったのは阿部さん、あえて言えば民主党長野県連」として、あくまで国政と地方選挙、知事選は別との考えを表明した。

続いて、国会議員の定数削減に関しての記者の質問に答え、「年内の合意を目指し最大限努力する」とした。《民主党ニュース》



8月9日 その日のできごと(何の日)