平成7846日目
2010/07/02
【菅直人首相】「借金を作ったのは自民党」
11日の参院選投開票に向けた17日間の各党選挙戦は2日、後半に突入した。菅直人首相(民主党代表)と谷垣禎一自民党総裁が2日、それぞれ参院選福井選挙区の候補者応援のため来県した。ともに福井市中心部で街頭演説し、消費税の増税をめぐって激しく応酬。
菅首相は巨額の国の借金をつくったのは自民党だとして「超党派で議論を始めたい」と主張したのに対し、谷垣氏は首相の消費税や税還付に関する発言のぶれを挙げ「きちっとした設計図がない」と批判した。《福井新聞》
菅直人代表(総理)は2日午後、福井県JR福井駅前で開催された街頭政談会に参加。約3500人の聴衆を前に、元気な日本を復活させるためには安定した政権が必要だと訴えた。
菅代表は冒頭、1970年12月、伸子夫人と新婚旅行で訪れた先が福井県のあわら温泉だったとその縁を紹介。当時サラリーマンになりたての24歳、初任給は3万5千円だったが今と違って昇給が望めた時代だったと振り返った。一方でこの20年間は給料が上がらないどころか、非正規雇用が増加、いつ解雇されるかわからない状況であるとして、年間3万人を超える自殺者、多発する陰惨な事件など「人は貧乏だけでは自殺しないが、友達も仲間もいない中で暮らしが困窮すると自暴自棄になる」と指摘。「行き詰った日本をもう一度元気な日本に復活させよう」と呼びかけると、聴衆からは賛同の意を示す大きな拍手が沸き起こった。
そのうえで菅代表は、自らが掲げる「強い経済、強い財政、強い社会保障」の一体的実現で日本の経済社会を立て直すと力説。観光ビザ発行条件の緩和でより多くの観光客招致を目指すなど、アジアのエネルギーを日本に取り組むことは新成長戦略の大きな柱だとした。そして、実行するうえで福井県こそがアジアの正面玄関になりうるとの認識を示し、その底力に期待を寄せた。また、介護、保育といった潜在需要のある社会保障分野に財源を充てる必要性にも言及、新たな雇用創出を生むことで経済成長につなげると説いた。
菅代表はさらに、経済成長と財政再建の両立が重要だと強調。多額の債務残高を2015年までに半分にし、2020年までに財政収支の黒字化を目指すためには「今始めなければならない」と述べ、超党派で税制全般の協議が必要だと指摘、自民党はじめ、自民党の中枢で活躍し大臣経験のある議員がリーダーを務める新党が議論にも応じようとしない姿勢を「借金を増やすだけ増やしておきながら無責任」だと厳しく批判した。
最後に菅代表は、安定した責任のある政権の確立により「元気な日本を復活させる」政策を実行すると宣言。民主党へのさらなる理解を求めた。《民主党ニュース》
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【警視庁】「移動防犯カメラ車」を公開
ひったくりなどの犯罪が多発する地域や繁華街などに、臨機応変に防犯カメラを設けるため、警視庁は「移動防犯カメラ車」を開発し2日、報道陣に公開した。13日から東京都足立区のJR綾瀬駅周辺で運用を始める。プライバシーに配慮し、移動中の撮影はしない。
同庁生活安全総務課によると、車には高機能カメラ3台を搭載し360度を半径100~200メートルにわたり撮影。電柱などに設ける可搬型カメラ9台の映像も無線LANで受信、計12台の映像を1週間分保存する。映像は同庁本部や警察署にも衛星回線で伝送できる。《日経新聞》
【サッカー・本田圭佑選手】地元の小中学校などをサプライズ訪問
W杯南ア大会で日本のベスト16入りの原動力となった本田圭佑(24)が2日、地元大阪府摂津市で出身保育園や小・中学校などを“サプライズ”訪問し、中学校では「目標に向かって努力して」と生徒に語り掛けた。
本田の知人らによると、同日午前から昼ごろにかけて、10分刻みの過密スケジュールをこなしながら、摂津市の保育園鳥飼さつき園と市立鳥飼北小学校と第四中学校を急きょ訪問。
中学校ではグラウンドで期末試験が終わったばかりの生徒らを前に講演し、「それぞれの目標に向かってトップを目指して努力してください」と後輩を激励した。《日刊スポーツ》