平成7826日目

2010/06/12

この日のできごと(何の日)

【この日の菅総理】

宮崎県訪問

平成22年6月12日、菅総理は家畜伝染病の口蹄疫が発生している宮崎県を訪問しました。

宮崎市内の畜産農家を視察した後、東国原宮崎県知事、関係市町村長らと会談しました。その後、口蹄疫現地対策本部を視察しました。《首相官邸》

菅直人首相は12日、家畜の伝染病・口蹄疫の被害が全県規模に広がっている宮崎県を訪問した。首相の同県入りは、1日の鳩山由紀夫前首相に続き2回目。菅首相は就任の翌日から全閣僚で構成する口蹄疫対策本部を開催、さらに東京を出て初の現地視察を宮崎にすることで、対策に全力を挙げる姿勢を示した。

菅首相は12日朝、自衛隊機で羽田空港を出発し、宮崎空港に到着。鳩山前首相は県庁を訪問しただけで帰京したが、今回は到着後すぐに宮崎市内の畜産農家を訪れた。その後、首相は県庁で東国原英夫知事や関係する市長らと意見交換し、「国家的危機と認識している。必要なことはヒト、モノ、カネ含めて対応していきたい」と述べた。現地対策本部も視察した。

口蹄疫被害は、9日に全国屈指の畜産地域である県南部の都城市でも感染を確認。11日までに県北部の日向市、宮崎市を含む全県規模に拡大した。11日現在、県内での感染疑い・確認例は5市5町の287カ所。殺処分対象の家畜は19万4366頭。隣接する鹿児島、熊本、大分の各県も警戒を強めている。《朝日新聞》

「子ども手当26,000円」満額支給断念を表明

菅直人首相は12日、民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)に掲げた月額2万6000円の子ども手当の満額支給を断念し、現行の1万3000円からの上乗せ分は保育サービスなどの現物支給も検討する考えを表明した。作成中の参院選公約での扱いに関し「上乗せ部分は保育所の充実を含めた形にするという方向性はほぼ固まったと思っている」と述べた。

視察先の宮崎県庁で記者団に語った。首相が民主党政権公約の目玉施策である子ども手当の満額支給断念を明言したのは初めて。首相は前日の所信表明演説で、子ども手当について待機児童の解消や幼保一体化とともに「政府を挙げて取り組む」と説明していた。《産経新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【ケンタとジュンとカヨちゃんの国】大森立嗣監督作品公開

【鳩山由紀夫前首相】上海万博で「友愛外交」

中国・上海万博で12日、鳩山由紀夫前首相らが出席して、日本の文化や魅力をアピールする「ジャパンデー」を記念する式典が開かれた。

鳩山氏にとって退陣後初の外交舞台。今回の行事に合わせた訪中を見送った菅直人首相の特使として文化外交に一役買った。

鳩山氏は「(首相を)辞めたことを申し訳なく思う。(首相在任中に)温家宝首相との間でホットラインを結ぼうと決めた。このホットラインは立派に結ばれていくだろう」と述べた。さらに「上海万博を通じて世界の平和、2国間の協力を築き上げていってほしい」と日中両国の市民に呼び掛けた。

式典には、前首相の幸夫人や日本政府関係者ら、中国側からも国務委員クラスの要人らが出席した。

式典後、鳩山氏は中国側要人と会談を行うほか、日本館や中国館などを視察。歌手の谷村新司さんらとともに関連イベントにも出席し、日本の魅力をアピールする。《共同通信》

【この日の民主党】

街頭演説

菅直人代表と枝野幸男幹事長、安住淳選挙対策委員長がそろって就任後初となる街頭演説を12日午後東京・新宿駅南口で行い、集まった約3000人を前に、この日本を元気にする政治、経済、財政、社会保障を強くすることを民主党政権にやらせてほしいと訴えた。司会は、小川敏夫国民運動委員長(東京選出参院議員)が務めた。

まず、安住選対委員長が、今日が新しいスタートを切った民主党の第一声だとしたうえで、菅代表、枝野幹事長ともに普通の家庭に育ち、光の当たらない人に光を当てる仕事をしてきたと紹介。そのうえで「この二人が日本の閉塞感を打ち破る。もう一度民主党の声が皆さんの心に届くようにする」と訴えた。

次に枝野幹事長が、昨年の8月に時代に合わなくなった政治を変えるために力をいただいたが、十分に応えられる8カ月ではなかったとしたうえで、「それを反省し再スタートした。時代の閉塞状況を打ち破る。不公正、不公平な行政、政治を正し、知らないところでの行政を国民の皆さんの目に見えるものにしていかなくてはならない。古い政治と真正面から戦い、皆さんの声に真正面から耳を傾け、元気の出る日本をつくる。もう一度私たちにチャンス下さい。古い政治に戻さないためにもう一度チャンスを、今度こそ成果を挙げる」と訴えた。

菅代表は、初めに、鳩山由紀夫前総理を盟友中の盟友として任期を全うしてもらいたいとしていたが、支えきれなかったとしたうえで、「民主党らしい民主党に立ち返って活動することを理解してほしい」と前総理から引き継ぎ4日に総理に任命された自らを紹介。

また、民主党には内閣にも党の役職にも若い、10年、20年先も現役の政治家、責任をもてる政治家がそろっていることを挙げ、「この日本の建て直しの仕事に頑張ってくれると信じている。まず、私の仕事はその(建て直しを)軌道に乗せること」と表明した。

具体的には、まず行政を透明なものにし、無駄遣いをなくすことを1丁目1番地に挙げ、枝野幹事長の後任として行政刷新担当大臣となった蓮舫さんの活躍を見てほしいとした。

さらに、強い経済、強い財政、強い社会保障を実現させて、日本の元気を復活させるとして、「それは、手品でもなんでもない。スウェーデンで実現している。民主党にぜひやらせてほしい」と呼びかけた。

また外交面では、「外交とは内政である」としたうえで、国民が自分たちの国を自分たちでキチンと治めようという気持ち、その強さが外交にも反映されると説明、「外交を強くする力を与えてほしい」と訴えた。

さらに、司会を務めた小川参院議員を、「元検事、弁護士として民主党が筋をたがえることのないよう見守ってくれる頼もしい仲間」と紹介し、「街頭での総理として初めて皆さんへの訴えとする」と結んだ。

演説を終えた、菅代表と枝野幹事長は聴衆の中に入り握手して民主党の再スタートへの理解を求めた。《民主党ニュース》




6月12日 その日のできごと(何の日)