平成7637日目

2009/12/05

【この日の岡田外相】

普天間移設「県外は難しい」

岡田克也外相は5日、沖縄県名護市で地元選出の民主党衆院議員の集会に出席し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で「県外移設は時間がかかり難しい。普天間飛行場を固定化していいのか」と強調した。集会後の記者会見では従来主張していた米軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)への統合案について「もともと難しい」と指摘。キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)へ移設する現行計画を容認する姿勢を示唆した。

外相は会見で「日米合意が実現できないと信頼関係が維持できるのか強い危機感を持っている」とも述べた。


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集会では「米国は在沖縄海兵隊のグアム移転は、辺野古への移転が実現して初めて実現するという論理だ」と述べ、現行計画が実現しない限り、米国はグアム移転や普天間飛行場返還には応じないと説明。一方、出席者によると集会に参加した住民からは辺野古への移設に賛成する意見はなく「民主党は選挙で県外・国外と言ったのに失望した」と詰め寄る人もおり、外相は釈明に追われた。

来年1月の名護市長選に民主党などからの推薦で出馬を表明している稲嶺進氏(64)も出席し「辺野古に基地を造らないと言ってほしい」と迫った。

外相は、結論越年に伴い、政府内でも県外移設案が浮上していることを懸念したとみられる。しかし、沖縄では県外移設への期待感が高まっており、今後の政府方針の行方にも影響しそうだ。

また、鳩山由紀夫首相は5日、首相公邸で北沢俊美防衛相と会談し、普天間問題をめぐって協議した。会談後首相は記者団に対し、「時間的問題も含めて、幅広く検討しなければいけない。日米関係は大事だから、そのことも含めて話をした」と説明した。《毎日新聞》

普天間問題「強い危機感」

岡田克也外相は5日、那覇市内で記者会見し、米軍普天間基地の移設問題で年内の決着が難しくなったことについて「日米同盟の現状に非常に強い危機感を持っているし、外相としてなんとか打開しなければいけない」と述べた。そのうえで「打開するためには一定の決断をしなければいけない。日本政府としてきちんと方向性を出すのが先だ」と、鳩山由紀夫首相に早期決断を求めていく考えを強調した。

4日の普天間問題に関する日米作業グループの会合では、「越年決着」に反発する米側が普天間返還を含む在日米軍再編のロードマップ(行程表)への影響にも言及した。外相の発言は米側の発言を警告と受け止め、外交政策の責任者として危機感を表明したものだ。

外相は4日夜から沖縄を訪問し、普天間基地のある宜野湾市の伊波洋一市長や経済関係者らと会談した。5日の記者会見では「連立政権の中で(県内移設に反対している)社民党が離脱すれば、参院で少数与党になるので様々な障害が出てくるというジレンマがある」と説明した。《日経新聞》

宜野湾市長と会談

沖縄県を訪問中の岡田克也外相は5日午前、那覇市内のホテルで、米軍普天間基地がある宜野湾市の伊波洋一市長と会談した。外相は普天間移設を議論する日米作業グループの状況について「非常に厳しい。米国は(現行案である)辺野古への移設以外の選択肢はないということだ。このままいくと普天間の危険性がなくならないという最も懸念する事態になりかねない」と強い危機感を表明した。

外相は結論が出ない状況が続けば、在沖縄海兵隊のグアム移転を含む在日米軍再編のロードマップ(行程表)全体に影響を与える可能性があるとも指摘した。外相の沖縄訪問は先月に引き続き2回目。《日経新聞》




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