平成7569日目
2009/09/28
【自民党】新総裁に谷垣禎一氏
自民党総裁選は28日、党員票の開票と党所属国会議員の投開票が行われ、谷垣禎一・元財務相(64)が第1回投票で全体の60%の票を獲得、河野太郎・元法務副大臣(46)、西村康稔・前外務政務官(46)を破り、第24代総裁に選出された。任期は2012年9月末まで。
これを受け、谷垣氏は29日中に党役員人事の骨格を固めたいとしている。幹事長には園田博之・前政調会長代理の起用案が浮上している。
先の衆院選大敗の責任をとり、今月末の任期切れ前に辞任した麻生太郎・前首相の後継を選ぶ今回の総裁選は、世代交代や派閥の是非などが争点になったが、世代間バランスなどを重視した谷垣氏に支持が集まった。党員投票率は、過去最低の1999年を3ポイント弱下回る46・65%だった。
谷垣氏は派閥横断的に国会議員の支持を集め、党員票でも、宮城、神奈川、和歌山を除く44都道府県でトップの票を集めた。
谷垣氏は総裁就任後の記者会見で、政権奪回に向けた戦略を協議する「政権構想会議」(仮称)と、「シャドーキャビネット(影の内閣)」を設ける方針を表明した。河野、西村両氏の処遇に関しては「活躍の場」を作る考えを示した。
一方、園田氏はかつて鳩山首相らと旧新党さきがけに所属した経歴があり、今後の民主党との戦いでプラスに作用するとの期待もあって、幹事長起用案が浮上している。《読売新聞》
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【NHK連続テレビ小説・ウェルかめ】放送開始
【前原誠司国交相】JR西日本に改善報告命令
JR宝塚線(福知山線)の脱線事故をめぐる調査情報漏洩問題で、前原誠司国土交通相は28日、JR西日本の佐々木隆之社長に対し、鉄道事業法に基づき、不正に情報を引き出した経緯についての徹底調査と改善策の策定をして、報告するよう命令した。従わない場合は100万円以下の罰金が科せられる命令で、同省によると86年の同法制定以降、初めての発動だ。
前原国交相は佐々木社長に対し、「(遺族らへの対応に)しっかり取り組んでいると信じていたが、今回の(不正な)働きかけは背信行為、裏切り行為であって言語道断」と述べた。JR西の幹部らが国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(現運輸安全委員会)側に接触した経緯について、接触した人や相手の名前、目的、内容など詳細な報告を求めた。《朝日新聞》
【藤井裕久財務相】「特別会計は伏魔殿」
藤井裕久財務相は28日に都内で講演し、前原誠司国土交通相が言及した空港の整備・運営を手がける特別会計の抜本見直しを支持する考えを表明した。財務相は「特別会計は伏魔殿。戦前に臨時軍事費特別会計ができ、国民負担と無関係に軍事費が出た」と強調。自公政権が進めた特会の統廃合については「伏魔殿的なうまみは捨てないで、数だけ減らした」と酷評した。
国交相は日本航空の経営問題と絡め、特会見直しに意欲を示した。財務相は同問題に関して「国交相は独占企業体制にするのはよくないと考えている」と述べるにとどめた。亀井静香金融・郵政担当相が意欲を示す中小零細企業を対象にした返済猶予(モラトリアム)制度を巡っては「こういうことをやったのは昭和の初期だけだ」と指摘。導入は「なかなか難しいと思う」と語った。《日経新聞》
【政府、与党】「首脳会議」を新設
政府、与党は28日、連立3党の党首と幹事長らによる「政府与党首脳会議」を新設し同日夕、官邸で初会合を開いた。3党党首級による基本政策閣僚委員会に先立ち、鳩山由紀夫首相と民主党の小沢一郎幹事長らが出席して開催、2010年度予算編成の基本方針などをめぐり意見交換した。
設置は、予算編成など重要案件では与党との意思疎通が必要だとして、首相が急きょ決めた。これに関し鳩山由紀夫首相は28日夜、記者団に「政府の考え方を党に伝えなくていいのか。党から伝えてもらうのも大事。潤滑的な役割を担う必要なものだ」と説明した。《共同通信》
28日夕、官邸で、民主党はじめ社民党、国民新党の両党首が出席して「政府・与党首脳会議」が開かれた。
民主党からは鳩山由紀夫総理大臣のほか、小沢一郎幹事長、菅直人副総理・国家戦略局担当大臣、平野博文官房長官が出席した。
会議では、首相から訪米報告を受け、官房長官が平成22年度予算の概算要求はゼロベースで考えていくこと、ムダを省いてマニフェストで国民の皆さんにお約束した政策の実現に充てたいことなどを説明し、方向性を確認した。鳩山首相は、ムダを省くことと景気刺激策を同時に行う必要があるとの見解を示した。
会議の後、基本政策閣僚委員会の初会合も開かれた。《民主党ニュース》
【この日の鳩山総理】
平成21年9月28日、鳩山総理は総理大臣官邸で、基本政策閣僚委員会の初会合を開催しました。
菅直人副総理兼国家戦略担当大臣、平野博文官房長官、藤井裕久財務大臣、福島瑞穂内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全、少子化対策、男女共同参画)、亀井静香内閣府特命担当大臣(金融)、郵政改革担当大臣が出席しました。
会議では、平成22年度予算編成の方針等についての議論を行ないました。今回の議論を踏まえ、できるだけ早く予算編成の基本方針を閣議決定することを確認しました。
この会議に先立ち、小沢一郎民主党幹事長ら幹事長クラスの与党幹部が加わった政府連立与党首脳会議の初会合が首相官邸で開かれ、平成22年度予算編成の方針等について協議しました。《首相官邸》