平成7567日目

2009/09/26

【前原誠司国交相】川辺川ダム予定地を視察

前原誠司国土交通相は26日午前、建設中止を表明した川辺川ダム(熊本県)の予定地の視察を始めた。同ダムをめぐっては、すでに熊本県の蒲島郁夫知事が計画の白紙撤回を表明しているが、前原国交相は同日午後、水没予定地の五木村の住民に会い、改めて中止の方針を伝えた。

前原国交相は就任直後、民主党の政権公約(マニフェスト)通りに八ツ場ダム(群馬県)と川辺川ダムの中止を表明した。今回の現地訪問は、水没予定地の住民らに直接中止の理由を説明し、生活再建策を話し合うのが目的で、23日の八ツ場ダムに続く第2弾になる。

川辺川ダムでは水没予定地の約500世帯のうち、ほぼ全世帯が移転した。かつて6千人いた五木村の人口は、ダム計画の影響で約1400人に激減した。

前原国交相は五木村の住民との意見交換で、1966年に旧建設省がダム計画を発表して以来、反対闘争や家屋移転で苦労を強いてきたこと、政権交代による政策変更で迷惑をかけたことを「申し訳ありません」と謝罪した。その上で、ダム本体の工事は中止するが、移転先の代替地の集落間を結ぶ道路や橋の建設など、今後の生活再建については継続すると明言した。

川辺川ダムをめぐっては、蒲島知事の白紙撤回表明を受け、国、県、流域12市町村がダムによらない治水策を議論している。前原国交相は蒲島知事や流域の市町村長とも意見交換し、今後の河川行政のモデルケースになる可能性のある「川辺川方式」への支持を表明するとみられる。《朝日新聞》




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【NHK連続テレビ小説・つばさ】最終回

【北沢俊美防衛相】普天間の移設予定地を視察

北沢俊美防衛相は26日、沖縄県名護市を訪れ、米軍普天間基地(同県宜野湾市)の移設予定地のキャンプ・シュワブ沿岸部を視察した。その後、同県恩納村内のホテルで島袋吉和名護市長らと会談。鳩山由紀夫首相は現行計画を見直す意向を示しており、防衛相は地元関係者との対話を通じて新政権の方針に理解を求める狙いだ。

会談では、島袋市長が「(基地移設問題で)長い年月をろうしてきた。新政権でまた先延ばしになることがないように」と述べ、問題の早期解決を求めた。防衛相は会談後、記者団に「一日も早く方向性を出したい」と語り、週明けに首相と岡田克也外相と協議する考えを示した。

普天間基地の移設問題をめぐっては、首相が「基本的な私たちの考え方を変えるつもりはない」と、県外移設を前提に見直す考えを表明。外相もキャンプ・シュワブ沿岸部に移設が決まった経緯などを検証する考えを示しており、地元自治体との調整が難航する恐れもある。《日経新聞》

【北沢俊美防衛相】普天間移設の経緯検証へ

沖縄県を就任後初めて訪れていた北沢俊美防衛相は26日、那覇市内で記者会見し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関する経緯などを検証する考えを明らかにした。週明けにも政務三役会議を開き、指示内容を詰める予定だ。

北沢氏は普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)移設について「何であの地区に決まったのか、V字型滑走路建設で合意したのか経緯が分からない。明らかになっていない部分を検証し、違う道があるのかを探りたい」と指摘。

一方で、県外や国外への移設については「関連事業が進んでいる中で新しい道を模索するのは厳しい状況だ」との認識を重ねて示した。《共同通信》



9月26日 その日のできごと(何の日)