平成7210日目
2008/10/04
【この日の民主党】
国民のみなさんのため、日本の未来のため政権交代を 幹事長
鳩山由紀夫幹事長は4日午前、福岡県筑紫野市内で福岡県第5区の楠田大蔵衆院議員とともに街頭演説を行い、国民の皆さんのため、日本の未来のために政権交代が必要だと主張。「皆さんの力で愛のあふれる政治に変えていこう」と、民主党への理解と支援を求めた。
楠田議員は、先の国会で暫定税率廃止を実現できたのは、国民の皆さんの支持を受けて参議院で民主党はじめ野党が多数を占めたことに起因していると説明。「国民の皆さんの声が政治に反映できている証拠」との認識を示し、来たる総選挙では衆議院側でも国民の皆さんの声をうけた「国民のための政治」が実現できるよう政権交代を成し遂げようと訴えた。
楠田議員はまた、汚染米の問題にも言及。「単に三笠フーズの企業としての姿勢の問題ではなく、国策としての問題だ」と指摘し、官僚主導の政治が生み出した、政治のゆがみがそこにあるとして、農林水産省のあり方そのものを正していかなければならないと指摘。
また、農林漁業の再生が日本には喫緊の課題だとも指摘し、民主党がかかげる農業者戸別所得補償制度によって、自給率を向上させ、食の安全・安心もより向上させていきたいと語った。
鳩山幹事長は、小沢代表が代表質問で民主党のビジョンとして、農業・漁業・中小企業の再生、雇用、子育て支援などを明示したのに対して、麻生首相の所信表明演説では「こういう日本にしたい」というビジョンと死に物狂いで成し遂げたいという覚悟がないと厳しく批判。支持率向上のため茶番劇ともいえる総裁選を展開したにも係らずその効果はなかったと指摘、国民の皆さんの方が冷静だったと分析した。
汚染米の不正転売問題については、業者のみならず農水省の責任を問題視。「何故政府が主導してしまったのか、事件というより犯罪である」と語気を荒げ、「自民党長期政権により官僚任せ、国民の気持ちがわからない、愛のない政治になってしまった」として、政権交代により「愛のあふれる政治に変えよう」と呼びかけた。
「政治家と官僚の甘い関係を打ち切ろうとしているのが小沢代表が掲げる改革である」とも述べ、そのためには政権交代が必要であると重ねて強調。「この国の政治を正しい方向に導いていかなければならない」との決意を表明、民主党にはその使命があるとして強く支援を訴えた。
街頭演説には700人もの大聴衆が集まり、歓声を上げながら幹事長らの訴えに熱心に聞き入っていた。《民主党ニュース》
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【桂小米朝さん】五代目桂米団治襲名
人気落語家の桂小米朝さん(49)が4日、「五代目桂米団治」を襲名、京都・南座で披露公演が始まった。四代目は米団治さんの父親で人間国宝の桂米朝さん(82)の師匠にあたる。上方落語の大名跡が半世紀ぶりに復活した。披露公演は11月末まで、各地で行われる。《共同通信》
【自民党・中山成彬衆院議員】次期衆院選への不出馬を表明
日教組批判などの発言問題で国土交通相を引責辞任した自民党の中山成彬衆院議員(65)は4日午後、宮崎市で記者会見し「次の衆院選には出馬しない。(一連の発言によって)心ならずもたくさんの関係者を傷つけてしまった」と述べ、次期衆院選への不出馬を正式に表明した。
出馬予定だった宮崎1区の後継候補をめぐり、擁立論が浮上している宮崎県の東国原英夫知事に関しては「彼の気持ちは以心伝心で分かる。国のために一身を投げ出す気持ちは持っている」と指摘。ただ、知事との接触を「会っていない。意識して避けてきた」と否定し「辞めていく人間が後継うんぬんと言うのはおこがましい」と明言を避けた。妻の中山恭子首相補佐官を後継にする可能性を問われると「全くありません」と断言した。
中山氏は、今後に関し「いったんは身を引くが、政治活動は続ける」と強調。将来の国政復帰について「時代の要請があれば(可能性は)あるかもしれない。充電し、チャンスがあれば国政に登場したい」と述べた。《共同通信》
【麻生太郎首相】今月下旬に訪中
麻生太郎首相は4日、北京で今月24日から2日間の日程で開かれるアジア欧州会議(ASEM)首脳会議に出席するため訪中し、滞在中に胡錦濤国家主席、温家宝首相と初の首脳会談を行う方向で最終調整に入った。これに合わせて開かれる日中平和友好条約締結30周年記念式典にも出席する考えだ。
与党が検討していた「10月21日公示ー11月2日投開票」の衆院選日程では、公示直後に当たっていたことから困難視する意見が政府内にあったが、2008年補正予算成立を優先する首相の意向もあって先送りの方向となったことで訪中の環境が整った。《共同通信》