平成7120日目
2008/07/06
【福田康夫首相】米・ブッシュ大統領と会談
福田康夫首相は6日午後、主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)の会場となる洞爺湖町のホテルで、ブッシュ米大統領と会談し、北朝鮮の核、拉致問題解決に向けて緊密に連携していくことで一致した。
地球温暖化対策に関するサミット討議で成果を出すために協力することも確認した。《共同通信》
平成20年7月6日、福田総理は北海道洞爺湖サミット開催のため、北海道虻田郡洞爺湖町に入りました。
政府専用機で新千歳空港に到着した福田総理は貴代子夫人とともにG8サミットが開催されるホテルに入り、その後G8サミット会場近くにある「国際メディアセンター」を訪れました。人間型の2足歩行ロボットによる出迎えを受けた福田総理夫妻は、気候変動や環境汚染の現状を表したデジタル地球儀「触れる地球」など、先進の環境技術が展示されている「環境ショーケース」を視察しました。また、アイヌ文化など北海道の歴史や自然を紹介する「北海道情報館」にも訪れ、ムックリ演奏などを鑑賞しました。
視察後、福田総理はG8サミット会場に戻り、アメリカ合衆国のジョージ・W・ブッシュ大統領と日米首脳会談を行いました。会談では、過去数十年に渡り日米同盟によってこの地域の平和と安定が維持されたとの認識で一致したことをはじめ、北朝鮮の拉致問題、G8サミットの主要テーマである地球温暖化問題や食料価格高騰問題について議論しました。
拉致問題で福田総理は、北朝鮮の非核化と拉致問題の解決が重要であることを伝え、ブッシュ大統領はこうした日本の立場を明確に支持し、緊密に連携していくことを確認しました。また、地球温暖化問題について、両国がG8サミットに向けて引き続き協力していくことを確認しました。この他、両首脳はアフリカの保健と食料安全保障のための協力に合意しました。
会談後、両首脳は共同記者会見を行い、福田総理は「ブッシュ大統領からは、自分は拉致問題を決して忘れない、拉致問題に関する日本の立場を明確に支持する、その解決に向け日本と引き続き緊密に連携していきたい、という発言がございました。心強く感じたわけであります。また、気候変動問題についても、人類が直面する最も深刻な挑戦のひとつであり、子孫に美しい地球を残すこと我々の責務であること、そのためG8サミットに向け引き続き協力していこう、というのが私と大統領の共通の認識であります。」と述べました。
その後、福田総理はカナダのスティーブン・ジョセフ・ハーパー首相と日加首脳会談を行いました。会談では、地域紛争の解決に向けた平和構築やアフリカ開発で協力をしていくことを確認しました。また、地球温暖化問題や原油価格高騰問題などについても意見交換を行いました。《首相官邸》
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【青森・大間崎沖】4人乗り取材ヘリが墜落
6日午前11時45分ごろ、青森県大間町の大間崎付近の防波堤で釣りをしていた男性が「沖合を飛んでいたヘリコプターが見えなくなり、直後にドカーンという音を聞いた」と青森県警に通報した。
青森朝日放送(青森市)の取材陣ら4人が乗ったヘリコプターが消息を絶っており、県警や第二管区海上保安本部などは墜落した可能性が高いとみて海上を捜索した。《共同通信》
【テニス・ウィンブルドン選手権】ラファエル・ナダル選手、初優勝
テニスのウィンブルドン選手権最終日は6日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで男子シングルス決勝を行い、全仏オープン覇者で第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が、6−4、6−4、6−7、6−7、9−7で第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)の6連覇を阻み、初優勝した。《共同通信》
【この日の民主党】
柴橋正直・岐阜1区総支部長、鳩山幹事長と岐阜市繁華街で街頭演説
鳩山由紀夫幹事長は6日、岐阜市内の柳ヶ瀬商店街の岐阜高島屋前「わくわく広場」で柴橋正直・岐阜県第1区総支部長とともに街頭演説を行った。
鳩山幹事長は「ムダ遣いを野放しにしながら、政府はお金がないと言って、高齢者への医療費を削減しようとしている」と福田首相の政治姿勢を批判し、早期の衆院解散・総選挙と政権交代を訴えるとともに「柴橋総支部長のような若い人が政権交代のエネルギーの源になる」と集まった買い物客などに支持を求めた。
また柴橋総支部代表は車社会の岐阜県で、ガソリン価格の高騰が家計を直撃していることに触れ、「価格の高騰は原油市場の投機マネーに原因がある。市場で証拠金取引をする場合の証拠金を大幅に引き上げ、投機マネーの流入を防ぐように世界各国に働きかけることも政治の大きな使命である。そうした使命を果たし、国民生活をよくするためには政権交代しかない」と訴えた。
街頭演説に先立ち行われた会見で鳩山幹事長は、洞爺湖サミットへの感想や、衆議院選に向けての岐阜県内の情勢などに関して記者団からの質問に答えた。
洞爺湖サミットについては、温暖化対策を巡って、「2050年までの長期目標をようやく示したが、2020年の中期目標が出てこないというのは怪しい話、信じがたい話で、国民の理解を得られない」と政府のあいまいな姿勢を厳しく批判した。
また国際金融市場の行き過ぎへの対応については「どういうメッセージを示すか。各国の国益がぶつかり合う難しい話だが、福田首相がどういう態度を示すかまだ見えてこない。国際金融市場をいかにコントロールするか具体的なメッセージを示してもらいたいが、そのことに関して十分な結果は得られないのではないか」と福田首相の対応に憂慮を示した。
一方、岐阜県内の情勢については、「郵政選挙でもっとも厳しかった選挙区の岐阜1区で勝ちあがることは民主党が政権を獲れるかと同じこと。簡単なことではないが十分に可能であり注目をしている」と期待を寄せるとともに、「岐阜県内の5つの選挙区のうち3つは小選挙区で勝たないと政権交代を実現できない。岐阜4区では候補者擁立が進んでいないが、小泉政権以降、疲弊している地域なので民主党主導で候補者の擁立を急いで行きたい」と語った。《民主党ニュース》