平成7062日目
2008/05/09
【この日の民主党】
鳩山幹事長 政府案はザル法 3つのゼロを基本に公務員制度改革を
鳩山由紀夫幹事長は、9日午後の定例会見で、内閣提出の国家公務員制度改革基本法案を「ザル法」と指摘、「天下りゼロ、官民格差ゼロ、中央省庁の既得権ゼロ」という考え方に基づき、対案を準備して議論に臨むとした。
国家公務員制度改革基本法案は、9日午後の衆議院本会議で審議入りした。鳩山幹事長は「政府が大変苦労の中で出してきた法案だが、正に『ザル法』と言わずして何と申し上げようか」とコメント、公的に天下りを許す内容は断じて認める訳にはいかないとした。
公務員制度改革を行うにあたっては、「天下りゼロ、官民格差ゼロ、中央省庁の既得権ゼロ」を当然求めると主張。天下り天国を野放しにしてきた結果、日本社会に蔓延している様々な問題を解決するためにも改革は急務だが、「3つのゼロ」を基本に、しっかり対案を用意して頑張りたいとした。
後期高齢者医療制度を廃止する法案の提出については、政策協議で野党4党の考えをすりあわせ、すでに制度が始まっていることも踏まえて、作業を進めると表明。サイクロンによるミャンマーの死者数にも言及、軍事政権による人権侵害の問題は大変大きく、色々言いたいことがあるが、まずは人命の尊さを大事に考えるよう軍事政権に求めると語った。《民主党ニュース》
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【道路財源法案】参院委で否決
道路特定財源を2008年度以降も10年間維持する道路整備費財源特例法改正案は9日夕の参院財政金融委員会で民主、共産両党の反対多数で否決された。12日の参院本会議でも野党の反対多数で否決される見通しだが、与党は憲法59条の規定に基づき、13日午後の衆院本会議で3分の2以上の多数により再可決、成立させる方針だ。
福田康夫首相は採決に先立つ参院財政金融、国土交通両委員会の連合審査会で、自ら打ち出した09年度からの一般財源化方針に関し「清水の舞台から飛び降りるような決断をした。これを変えるようなことがあれば、国民の信を失う」と強調した。《共同通信》
【千葉県警】偽看護師を逮捕
看護師免許証を偽造して医療行為をしていたとして、千葉県警は9日、千葉県船橋市、会社員T子容疑者(49)を保健師助産師看護師法違反などの疑いで逮捕した。高村容疑者は93年ごろから、無資格のまま計9病院で勤務していたといい、「生活費が必要だった。看護師にあこがれていた」などと話しているという。
調べでは、T子容疑者は03年12月〜昨年10月、同市内のセコメディック病院(292床)など3病院に、他人の看護師免許証のコピーから偽造した書類を提出して採用され、計5人の患者に点滴などをした疑い。県警は、T子容疑者が主に県内の9病院で無資格のまま勤務していたことを把握しているが、時効が成立していない期間について立件した。《朝日新聞》
【中国・胡錦濤国家主席】ペットボトルリサイクル工場を視察
来日中の中国の胡錦濤国家主席は9日、JFEグループのペットボトルリサイクル工場(川崎市川崎区)を視察した。
阿部孝夫・川崎市長らが出迎え、JFE側が代表して、同市の公害の歴史や対策に加え、現在JFEなど市内臨海部の企業と進めている環境と調和したまちづくりを目指す事業について説明。
胡主席は全国各地から収集されたペットボトルを粉砕、洗浄する工程をはじめ、衣類やバッグなど再生品の展示コーナーを見学。 外務省によると、経済成長を続ける一方、環境問題が深刻化する中国側から、環境施設の視察の要請があったという。
午後は横浜山手中華学校を視察した後、大阪へ移動し橋下徹知事らと会談する。《産経新聞》
来日中の胡錦濤・中国国家主席は9日夕、大阪市に入り、市内のホテルで大阪府の橋下徹知事と会談した。大阪市の平松邦夫市長や関西経済連合会の下妻博会長も同席し、双方は環境ビジネスの分野で経済交流を深めていくことで一致した。
会談で胡主席は「中国は資源節約型社会、環境に優しい社会の構築に力を入れている。この分野で日本は豊富な経験と進んだ技術を持っている」と語った。そのうえで「ぜひ大阪・関西の皆さんに両国の貿易経済交流を発展させてもらい、中日の『戦略的互恵関係』に貢献してほしい」と要望した。
これに対し、橋下知事は「大阪・関西は環境ビジネスが得意。ぜひ中国と緊密な関係を築きたい」と意欲を表明。その後の夕食会では「世界のリーダーとして厳しい政治的な折衝があるかもしれないが、心を休めたい時にはぜひ大阪・関西でゆっくりしてください」とあいさつした。
一連の歓迎行事後、橋下知事は報道陣に対し、胡主席から「(互いの)共通の利益を探ることが政治家として大切だと言われた。あれだけの大国を率いてる方から言われ、非常に勉強になった」と述べ、感服した様子だった。《朝日新聞》