平成7060日目

2008/05/07

【福田康夫首相】中国・胡錦濤国家主席と会談

福田康夫首相は7日、中国の胡錦濤国家主席と官邸で会談した。

両首脳は1972年の日中共同声明から4番目の共同文書「戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明」に署名し、地球温暖化対策の協力に向けた共同声明などを発表。中国は共同文書で初めて戦後日本の歩みを積極評価した。《共同通信》

5月7日のできごと(何の日)

平成20年5月7日、福田総理は総理大臣官邸で中華人民共和国の胡錦濤国家主席ご夫妻を出迎え、日中首脳会談を行いました。会談では、日中関係や、アジア太平洋問題、グローバルな問題などについて話し合われました。

首脳会談後に両首脳は、「『戦略的互恵関係』の包括的推進に関する日中共同声明」に署名しました。この共同声明では、五つの柱、(1.政治的相互信頼の増進、2.人的、文化的交流の促進及び国民の友好感情の増進、3.互恵協力の強化、4.アジア太平洋への貢献、5.グローバルな課題への貢献)に沿って、将来にわたり協力していくことを宣言しました。

さらに、気候変動問題に関して日中両国は、2013年以降の実効的な枠組み構築に向けた協力などを盛り込んだ共同声明を発表しました。

その後の両首脳による共同記者会見の冒頭で、福田総理は「日中両国は、国際社会における責任を認識し、絶えず相互理解と相互信頼を深め、互恵協力を拡大しながら、アジアと世界の良き未来をともに作り上げていかなければなりません。こうした日中両国の進むべき道、日中関係の大局に対する信念を共有し、そして問題の解決に最大限努めていくことこそ私たち指導者に課せられた責務であると思います。」と述べました。《首相官邸》




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【東京都杉並区】医師が警官の拳銃奪い発砲

7日午前8時15分ごろ、東京都杉並区上井草の区立四宮小学校前の路上で、男が夫婦げんかの仲裁に入った警察官の拳銃を奪って発砲した事件で、警視庁荻窪署は強盗と公務執行妨害、銃刀法違反(発射など)の現行犯で世田谷区弦巻、世田谷中央病院内科医(42)を逮捕した。

現場前の小学校は登校時間帯だったが、弾は児童や住民らには当たらず、けが人はいなかった。妻が1年前に「別居の夫が押しかけてくるかもしれない」と同署に相談していたことも分かり、荻窪署で詳しい犯行の経緯を追及している。《産経新聞》

【大阪・難波】消費者金融に強盗「硫化水素や。現金を出せ」

7日午後1時10分ごろ、大阪市中央区難波千日前、雑居ビル5階の消費者金融「アイフル南海難波東口店」に男が押し入り、液体が入ったポリ袋をちらつかせて、「硫化水素や。現金を出せ」と男性店員(35)を脅した。男は約8万円を奪い、逃走した。店員にけがはなかった。

男が持っていたとみられるポリ袋がエレベーター内に残されていたことから、府警南署などが同ビル地下1階のカラオケ店の客など約50人を避難させたため、周辺は一時、騒然となった。

府警は強盗事件として捜査。調べでは、男は50歳前後で、1・6〜1・7メートル。白っぽいシャツに黒っぽいズボン姿だったという。

大阪市消防局によると、エレベーター内の空気から、硫化水素の成分が検出されたといい、府警が詳しく分析している。《共同通信》

【この日の民主党】

両国が協力すれば解決の道拓く 小沢代表が胡中国国家主席との会談で

小沢一郎代表は7日午後、来日中の胡錦濤中国国家主席と都内で会談し、日中両国の友好、民主党と中国共産党との友好を確認した。

冒頭、小沢代表は、胡主席の今回の来日が日中両国、両国民の信頼・友好構築のための大きなきっかけになることを期待していると歓迎の辞を述べ、さらに、昨年の中国訪問時の歓迎に対する感謝の意を述べた。

胡主席は、両国は幅広い共通利益を持ち、世界の安定と平和に大きな責任を持つとしたうえで、こうして民主党のリーダーと会談できることをうれしく思うとして、「今回の訪問は、相互信頼、未来を企画し、新たな発展を築くため」と来日の意義を強調した。

また、この間、中国は著しい発展を遂げたが、「中国は世界最大の発展途上国であり、格差、アンバランスもあり、近代化にはまだ長い道のりがある。私たちは、2020年にゆとりある社会を構築することを目標に立てた。改革開放を推進し、力強い原動力とシステムを保障する。人間本位、人間を一番大事にし、均衡・持続可能な発展を遂行する。そして私たちの政治体制を改革し、社会主義、民主、人民の利益を保障する」と今後の中国の目指す方向を明らかにした。

小沢代表は、相互互恵関係を築くことは同感だとし、「両国関係も国内の問題も両国が協力すれば解決の道を見出せる」と表明。そのうえで、「変わらずに残るためには変わらなければならない」(イタリア革命を描いた映画の一節、小沢代表が20歳の頃に見て感銘を受けたもの)との言葉を紹介、「これを政治哲学として、日本も変わらなければと訴えてきたが微力の故、実現していない。中国国民、日中、世界のために胡主席の力強いリーダーシップを発揮してほしい」と要望した。

これを受けて、胡主席は、「哲理のある話をうかがった。30年来の我が国の発展は、改革開放を原因としている。世界の平和に貢献するためにも改革開放をゆるぎないものとしていく。それが13億人の人民の意志であり、我が党の信念、理念である」と表明、また、民主党からの中国訪問を歓迎するとした。

小沢代表は、「誠意をもってあたれば、難問は解決できると思う。両国関係だけでなく、人類史、世界史的にも大きな役割を果たせると信じている」と応えた。

会談には民主党から、羽田孜最高顧問、菅直人代表代行、輿石東代表代行、前原誠司副代表、北澤俊美副代表、鳩山由紀夫幹事長、山岡賢次国会対策委員長、奥村展三総務委員長代理(役員室担当) 、野田佳彦広報委員長、細野豪志(日中)交流協議機構事務局長が同席した。《民主党ニュース》



5月7日 その日のできごと(何の日)