平成6830日目

2007/09/20

【民主党】「家族会」「救う会」を迎え意見交換

民主党拉致問題対策本部(本部長:中井洽衆議院議員)は20日午後、国会内で「家族会」「救う会」の方々とともに第10回目の総会を開催し、役員体制の確認と意見交換を行なった。

事務局長の渡辺周議員の司会の下、冒頭中井本部長が挨拶に立ち、「安倍総理が突如辞任した。色々なことが言われているが、この拉致問題を頓挫させてはいけない」と強い口調で語った。

また、米国が北朝鮮に対し融和政策に動いていることを受けて、「国際情勢が動いていく中で、民主党として拉致問題解決のために国会の内外において精一杯活動を行なっていく」と参院選で当選した新人も含めた新体制で新たにスタートする決意を述べた。

続いて鳩山由紀夫幹事長が挨拶に立ち、「拉致問題に関しては与野党の壁を越えていかなければならない。さらに拉致問題は人権問題としてしっかりと認識し、国際的な協力をも求めていく必要がある」と問題解決のあり方を述べた。

さらに鳩山幹事長は「地道な活動ではあるが民主党は着実に問題解決に向かうための取り組みを行なっていく」と語った。

総会では、出席した「家族会」の飯塚繁雄副代表や増元照明事務局長らから、これまでの民主党の取り組みに感謝の意を示された。その上で、「家族会設置から10年が過ぎたが、何が進展したかと思うと何もないのが本音。苛立ちと怒りで時間が過ぎている。安倍総理が辞任して今後政府の対応がどうなるのか心配」(飯塚氏)、「米国が北朝鮮に対し融和政策をとりはじめ、日本政府の対応が気になる。韓国の例を見ても圧力をかけずに成果は表れない。拉致被害者も家族も高齢になってきている。家族会の総意として北朝鮮への圧力強化を求める」(増元氏)などの意見や要望が挙がった。

また9月17日からタイ・バンコクで開かれた北朝鮮人権状況国際会議の報告を中川正春副本部長が行なった。《民主党ニュース》




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【国家公安委】警視総監らを懲戒処分

警視庁立川署のT巡査長(40)が飲食店従業員のA子さん(32)を射殺した後に自殺した事件で、国家公安委員会は20日午前、国家公務員法に基づき、矢代隆義・警視総監を戒告、松本功一・立川署長を減給(100分の10、3か月)の懲戒処分とした。松本署長はこれを受け、辞職する。

警視庁も同日、T巡査長が所属していた同署地域課の上司や同僚ら8人を処分するとともに、矢代総監が記者会見して「過去に類を見ない凶悪な事件で、全く弁解の余地はありません」と述べ、国民に謝罪した。

警視総監の懲戒処分は、1997年の城東署員による覚せい剤押収捏造事件で当時の総監が戒告処分を受けて以来10年ぶりで、史上3例目。《読売新聞》

【自民党総裁選】福田氏、地方重視をアピール

自民党総裁選に出馬した福田康夫元官房長官は20日、福島県いわき市の少年向けボランティア施設や商店街などを視察、商店主らから要望を聞いた。福田氏は「シャッターの(閉じた)店が多い。何とかしなくてはいけない。元気のある町にするため頑張りましょう」などと呼び掛けた。さらに映画「フラガール」の舞台となった同市の温泉施設「スパリゾート・ハワイアンズ」を訪問。郊外の過疎、高齢化に悩む集落も視察し、地方重視の姿勢をアピールした。

麻生太郎幹事長は同日、東京都大田区の「三幸精機工業」と「北嶋絞製作所」など中小零細企業を視察した。青の作業着姿で、金属板を回転させながら曲面上の立体を成形する「金属絞り加工」にも挑戦。「こうした企業がきちんとやっていけるような環境整備が、政治に与えられている仕事だ」と記者団に述べ、中小企業支援策に力を入れる考えを示した。《共同通信》

【この日の民主党】

一日も早い本物の政権交代を争う機会を作る 菅代表代行

菅直人代表代行は20日午後、党本部の定例記者会見で、自民党の総裁選挙、『次の内閣』の地方開催、税金のムダづかい一掃本部の活動等について語った。

第一に、告示から1週間を過ぎた自民党の総裁選挙について「論争をそれなりに注意して見ているが、結局、何が争点か良く分からない状況だ」と所感を述べ、本格論戦がいよいよ始まるという時に、首相が放り出して国会が休会となるような無責任な政権を作り、許してきた与党の責任は大きいとした。

総裁選を「疑似的な政権交代」と評した上、「一日も早い国会論戦を再スタートさせ、一日も早い本物の政権交代を争う機会を、国民の皆さん全員参加の中で作らなければならない」と表明。解散総選挙による政権交代を目指す考えを述べた。

菅代表代行は「この間わが党としては、マニフェストに掲げた政策をより具体的に実現に近づけていくための活動をいくつか行っている」と語り、21日に新潟県で、『次の内閣』農業政策公聴会を開き、視察を行うことを紹介した。

さらに「税金のムダづかい一掃本部」の活動に言及。準備会合の議論を踏まえて来週にも正式な本部の立ち上げを行い、税金や予算に関わりがある衆参の委員会の理事が参加の上で、国会対策委員会と本部が連動して、役所や特殊法人の税金の無駄遣いの問題に取り組む考えを示した。

首班指名決選投票は野党が一致して小沢代表に 国対委会談で確認

山岡賢次国会対策委員長は20日、野党国対委員長会談後に国会内で会見し、前回、18日に行われた同会談において、首班指名で小沢一郎代表に投票してほしいと要請した件について各党から回答を得たこと明らかにした。

共産、国民新の両党は衆参とも最初はそれぞれの党首に投票するものの決選投票では小沢代表に、社民党については決選投票は小沢代表、最初の投票については検討中であると山岡委員長は説明した。

「我が党としては非常にありがたいことだし、野党が結束して政権交代、世直しに向かって行くために一致している姿を具体的にお見せできることは非常に意義ある」と語った。

会談ではまた、首班指名後の国会日程について、「速やかに国会を軌道に乗せるべき」との考えで一致。山岡委員長はその点について、「これだけ長時間、国会不在、国民不在の状態が続けていて、(代表質問を)さらに1週間先にするのは国会にとっても国民にとっても許されるものではない。すみやかに週内に国会を軌道に乗せていく」と述べ、代表質問を翌週に延ばしたいとの意向が見え隠れする政府・与党に対し、週内の実施を働きかけて行くと強調。議院運営委員会の筆頭間協議でも26日に所信表明、28日に代表質問ということで申し入れたことを説明した。《民主党ニュース》



9月20日 その日のできごと(何の日)