平成6704日目
2007/05/17
【この日の安倍総理】
障害者施策推進本部
政府は17日午後、障害者施策推進本部(本部長・安倍晋三首相)の会合を首相官邸で開き、2008年度からの新たな「重点施策実施5カ年計画」の策定に向けた議論を始めた。現在の5ヵ年計画が07年度末に終了するのに伴い、08年度以降の5年間で重点的に行う障害者関連施策を定める。年末に取りまとめる予定。
安倍首相はあいさつで「雇用・就業は障害のある人の自立と社会参加において重要な柱だ」と述べ、昨年4月に施行された障害者自立支援法に基づいて雇用促進に力を入れる考えを示した。《時事通信》
平成19年5月17日、安倍総理は総理大臣官邸で全閣僚で構成される障害者施策推進本部を開催しました。
本日の会議では、平成19年度で現行の重点施策実施計画が終了することを踏まえ、20年度以降の5年間に重点的に実施する障害者施策やその達成目標などを定める新たな「重点施策実施5か年計画」を本年末までに取りまとめることを決定しました。
安倍総理はあいさつの中で、「新たな計画には、現在の計画が策定されて以降における障害者自立支援法等の制度改正の施行状況を反映した内容とするとともに、見直し規定を踏まえ必要に応じ、計画の見直しをお願いしたい。」と述べるとともに、各閣僚に対して「障害の有無にかかわらず、誰もが住み慣れた地域で安心して生き生きと暮らせる社会の実現に向け、今後とも施策の一層の推進に尽力いただきたい。」と指示しました。
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【愛知長久手立てこもり発砲事件】機動隊員が撃たれる
17日午後3時47分、愛知県長久手町の民家で、「父が拳銃を持ち出して立てこもっている」と、女性から110番通報があった。男は自分の長男と次女のほか、現場に駆けつけた警察官を撃った。
玄関前に倒れたままの警察官を救うため、警官隊が同日午後9時すぎに突入したが、少し離れて警戒にあたっていた機動隊員のH巡査部長(23)が左胸を撃たれた。H巡査部長は搬送先の病院で18日午前0時14分に出血性ショックなどで死亡した。男は女性1人を人質に取ったまま自宅に立てこもっている。《朝日新聞》
【日本ハム・田中幸雄内野手】通算2000安打
日本ハム田中幸雄内野手(39)が17日、楽天12回戦(東京ドーム)の4回に山村から右前打を放ち、プロ野球史上35人目の2000本安打を達成。この日3安打で通算2002安打と伸ばした。プロ22年目ながら、シーズン打率3割以上は1度もない。
清原(オリックス)桑田(パイレーツ)ら華やかな同期に比べて地味な男は、着実に安打を積み重ねた。プロ入りから18年間を過ごした前本拠地の東京ドームには、大仕事をやってのけた晴れやかな笑顔があった。 《日刊スポーツ》
【教育改革関連3法案】衆院特別委員会で可決
教員免許更新制などを盛り込んだ教育改革関連3法案が17日夕の衆院教育再生特別委員会で自民、公明の与党の賛成多数で可決された。同法案は18日の衆院本会議でも可決、参院に送付され、今国会で成立する見通しだ。
安倍晋三首相は採決に先立つ締めくくり質疑で、民主党の笠浩史氏らの質問に対し「教育改革に対する国民の要請は強く、私の内閣の使命は教育再生に取り組むことだ」と言明。今国会で法案成立を目指す意義について「緊急に必要とされている改革であり、決して拙速ではない」と強調した。《共同通信》
【塩沢ときさん】死去
女優の塩沢ときさんが17日午前3時23分、胃がんのため東京都目黒区の病院で死去した。79歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者のみで済ませた。後日、お別れの会を開く。
47年、東宝ニューフェースに選ばれ、芸能界入り。映画やテレビドラマ、舞台で、コミカルでくせのある役を多く演じた。84年、フジテレビ系トーク番組「いただきます」に出演、奇抜なヘアスタイルと大きな眼鏡、過激な発言で人気者となり、その後もバラエティー番組に多数出演した。
舌がん、2度の乳がん手術などを明らかにし、闘病生活を送りながら活動を続けていた。 晩年は腎不全などを患い、闘病しながら執筆を続けていた。《産経新聞》
【藤原伊織さん】死去
「テロリストのパラソル」で江戸川乱歩賞、直木賞を受賞した作家の藤原伊織(ふじわら・いおり)さんが17日午前10時14分、食道がんのため東京都品川区の病院で死去した。59歳だった。
東大仏文科卒。電通勤務の傍ら作家として活動。85年に「ダックスフントのワープ」ですばる文学賞を受け、爆弾テロ事件を全共闘体験を生かして描いた「テロリストのパラソル」は95年に江戸川乱歩賞、翌年に直木賞を受けた史上初のダブル受賞作。ほかに「ひまわりの祝祭」「てのひらの闇」などハードボイルド、ミステリー小説を書いた。05年には広告業界を舞台にした「シリウスの道」を刊行した。《朝日新聞》
【この日の民主党】
鳩山幹事長、日本の政治が今後取り組むべき課題を東大で講演
鳩山由紀夫幹事長は17日午後、東京大学で開かれた「政治とマスメディアフォーラム」(主催:東大、朝日新聞社)に出席し、これから日本の政治が取り組むべき課題や、民主党の政策について具体的に語った。
鳩山幹事長は冒頭、「将来の国会議員の仕事、あるいは国の仕事は、基本的に、外交安全保障にかなり特化される姿にしていかなければならない」との見解を示し、「国としての自分自身の意思を確固として持ち、その信念に基づいて世界の潮流をリードする国」になる重要性を説いた。
イラク戦争や国連安全保障理事会の常任理事国入りの問題を挙げ、力の論理で世界を治める発想ではなく、国際的な協調を作り上げる上で先頭を切る役割の必要性を指摘。価値観が同じでない国々が相手を信頼して違いを乗り越える、友愛の精神に根差した外交というビジョンを示した。
これから国政の第一の課題として「外交安全保障」を重視する理由について、鳩山幹事長は、「地域主権の発想に立脚して、この国を作り変えていくべきだ」という民主党の考え方を説明。国と地方、統治機構そのものを変えて、基礎自治体に権限と財源を集中させることが大切だとした。
鳩山幹事長はまた、国民投票法成立を受けての議論の進め方、財政再建問題、保守主義の今日的な意味などの質問に答えた。
安倍首相の答弁はいじめっこ手法で真実を歪曲
菅直人代表代行は17日党本部で記者会見を行い、16日の党首討論における防衛大学の卒業式での訓示に関する安倍首相の答弁について言及。「真実をねじ曲げたものである」と指摘し、安倍首相の二枚舌を痛烈に批判した。
安倍首相の防衛大学での発言については菅代表代行は自身も「以前から大変気になっていた」との認識を示し、発言を的確に取り上げた小沢一郎代表に対し、安倍首相は「明らかに自らが防衛大学で訓示を述べたことと全く違う趣旨に摩り替えて答弁していた」と分析。こうした問題に本来であれば敏感に反応すべき立場の報道関係者の姿勢についても、「その役割を果たしていない」と苦言を呈した。
安倍首相はこの訓示で、チャーチルの回顧録を引用し、「(チェンバレン内閣が)宥和政策をとった例を出して、それが間違っていると思えば自らの信念に基づき決断しよう」と言明したもの。満州事変における関東軍の行動にも言及した菅代表代行は、「歴史的経緯からいっても、武力を持った武装組織の幹部になる人たちに向けたこのような発言は極めて重要な問題である」と重ねて批判した。
もともと訓示の趣旨は、大きな政治的な危機にどう対処するかといったものであるにも関わらず、党首討論では、あたかも戦闘場面での瞬時の判断を指すかのごとく答弁したことについても、「真実を歪曲した答弁であり、国民に対して総理としての説明責任を果たしていない」と断じた。
さらに、党首討論で追い込まれた安倍首相が、与党席を向いて「この心構えがそんなにおかしんでしょうかね、皆さん」などとした発言については、「いじめっこの手法」であると指摘。間違った主張に正当性を求め、拍手喝采をもらってその場を取り繕っていく「いじめっこが自分のとりまきに同調を求めるやり方にそっくりである」と述べた。
最後に、安倍首相に対しては、自らが述べた訓示を読み返した上で小沢代表の指摘にきっちり答えるべきであるとして、改めて答弁を求めたいとした。《民主党ニュース》