平成6705日目
2007/05/18
【この日の安倍総理】
安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(第1回)
これまで政府が「憲法上、認められない」と解釈してきた集団的自衛権の行使について、安倍首相は18日、解釈の見直しも含めて検討する「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」を発足させた。懇談会は、柳井元駐米大使を座長とする13人の外交・軍事専門家らで構成され、その多くは憲法解釈の見直しに前向きの立場とみられている。
18日午前、首相官邸で開かれた懇談会で、安倍首相は「公海上で自衛隊の艦船の近くで共同訓練を行っているアメリカの艦船が攻撃された場合、応戦できるか」「アメリカに向けた弾道ミサイルをレーダーでとらえた場合、イージス艦搭載の迎撃システムで撃ち落とせるのか」など、4つの類型について対応できるかどうかの検討を指示した。《日テレNEWS》
平成19年5月18日、安倍総理は総理大臣官邸で、「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」の第1回会合に出席しました。この懇談会は、我が国を巡る安全保障環境が大きく変化する中、時代状況に適合した実効性のある安全保障の法的基盤を再構築する必要があるとの問題意識の下、個別具体的な類型に即し、集団的自衛権の問題を含めた、憲法との関係の整理につき研究を行うため、内閣総理大臣の下に開催するものです。
冒頭、安倍総理は、「冷戦は終了したが、北朝鮮の核開発や弾道ミサイルの問題、国際的なテロの問題、世界各地で頻発する地域紛争等により、我が国を取り巻く安全保障環境はむしろ格段に厳しさを増しており、私は総理大臣としてこのような事態に対処できるよう、より実効的な安全保障体制を構築する責務を負っている。また、世界の平和と安定なくして日本の平和と安全はないのであり、PKO等の国際的な平和活動に我が国が一層積極的に関与していく必要性についても多言を要しないところである。」と述べ、総理が有している問題意識として、個別具体的な類型を示しました。また、総理は、「有識者の皆様方の間で、忌憚のない議論を行って頂き、国民の安全を守っていくために最良と思われる方向性につき提言していただくことを期待している。」と述べました。《首相官邸》
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【長久手立てこもり事件】50歳元組員を逮捕
愛知県長久手町の自宅に男が拳銃を持って元の妻を人質に立てこもり、県警機動隊員1人を射殺し、警察官ら3人を撃ってけがをさせた事件で、県警は18日午後8時48分、元山口組系暴力団組員で、会社経営A容疑者(50)を警察官らを射殺しようとしたとして殺人未遂容疑で緊急逮捕した。発生から約29時間がたっていた。県警は今後、殺人容疑でも立件する方針。人質の元妻は、同午後2時51分に自力で脱出して無事だった。《朝日新聞》
【男前豆腐】ニューヨークで販売開始
パッケージに大きく「男」と書かれたユニークなデザインと国産大豆を使い濃厚な風味で人気の「男前豆腐店」(京都府南丹市)が18日、ニューヨーク近郊のスーパーで販売を始めた。 当面は日系スーパーを中心に販売、将来は地元スーパーにも拡大する。米国で一般的な豆腐の2倍以上の価格帯となる男前豆腐が受け入れられるか注目を集めそうだ。《共同通信》
【参院】創設60年で祝賀会
参院は18日、創設から60周年を記念し、安倍晋三首相や河野洋平、扇千景の衆参両院議長、島田仁郎最高裁判所長官の三権の長が出席、参院内で祝賀会を開いた。扇議長はあいさつで「参院は良識の府、熟慮の府として改革の努力を重ねてきた。今後も使命を十分に果たしていきたい」と表明。独自性を高めていく考えを強調し、くすぶる「参院無用論」をけん制した。《共同通信》
【この日の民主党】
社保庁改革政府案では国の未来が暗くなる 鳩山幹事長が会見で
鳩山由紀夫幹事長は、18日午後の定例記者会見で、これから本格審議が始まる社会保険庁改革案について、「消えた年金の問題も出ている」として、政府案が通ればこれらの問題が未来永劫解決できなくなり、「国の未来が暗くなる。国民の皆さんに待ったをかけていただきたい」と指摘した。
また、愛知県での立て籠もり発砲事件について、哀悼、お見舞いを述べるとともに、「日本を銃社会にしてはならない」として、暴力団対策法などの強化を政府に求めた。
さらに、教育関連法案の衆院での可決について、「(審議が不十分であったために)国民の皆さんは議論の中身が分からないままであったのではないか」とした上で、「本物の改革とは程遠い」と批判した。同時に、「形式ばかりを大事にする政権でこの国は大丈夫かとの強い懸念をもつ」として、国の将来のためにも国民の皆さんに民主党への激励を一層強めてほしいと要請した。
記者からの質問に答えては、松岡農林水産大臣、伊吹文部科学大臣、安倍首相の責任を、政治とカネの集中審議の場でも改めて追及していくことを明らかにした。
参議院選挙については「全力で戦う」とした上で、「国民にすとんと落ちるキャッチコーピーをもった争点をつくる」と表明した。
安倍内閣疑惑追及チーム会合開き、予算集中審議での野党連携を協議
民主はじめ社民、国民新の野党3党でつくる「安倍内閣疑惑追及チーム」は18日、国会内で会合を開き、「松岡疑惑追及チーム」から名称を変更し、農水相だけでなく、安倍内閣の閣僚全体の疑惑の実態を追及することとした方針を再確認するとともに、23日に行われる「政治とカネ」をめぐる予算委員会集中審議では、3党できっちり役割分担し、連携して追及していくことを確認した。
会合の冒頭ではチーム座長の馬淵澄夫衆院議員が挨拶に立ち、「来週23日に予算委員会の集中審議が決まった。これに向けて各党各会派で確認し、それぞれ予算委員会での質疑者の想定も含め、今日確定できることは詰めていきたい」と表明。同時に連携強化に向け、23日までには改めて更なる協議を行うとした。《民主党ニュース》