平成6677日目

2007/04/20

【民主党・小沢一郎代表】弱肉強食の政治に終止符を

小沢一郎代表は20日午後、沖縄県内で「今日の弱者切り捨て、強者の論理による自公政権に終止符を打つ。その先に、二大政党的な民主主義を日本に定着させたい」と演説、民主党による政権交代への理解を求めた。

小沢代表は、自公政治が自由競争・市場万能主義を推し進める一方、国民の皆さんの先行きのビジョンを持っていないと指摘、政治や行政のあり方を変える必要があるとした。

外交については、日米、日中関係を例に挙げ、自分の意見をはっきりと主張しない「官僚任せの事なかれ主義」が、「日本の国際社会の評価を低くしている」と述懐。内政については、医療や福祉などへ自由競争・市場万能主義がもたらされたため「弱い者や多くの国民大衆にしわ寄せが来ている」と指摘、格差の広がりに言及した。

また、自民党が前回の衆院選へ立候補した堀江ライブドア元社長を理想の経営者などと持ち上げたことや、長崎市長銃撃事件にも言及。

「自分の不満や、何か面白くない、お金をもうけたいといって手段を選ばず何でもやる風潮を、結果として日本社会全体に蔓延させている。これこそが、自民党政治、小泉政権、それを継ぐ安部内閣の最大の問題だ」とした。

半世紀以上にわたり官僚機構の上に乗っている与党には、現状の是正はできないと考えを述べ、「政権を変えて、既得権や利権、しがらみのない政治を作ることによって、本当の改革がスタートする」と説いた。

小沢代表は「今日の弱者切り捨て、強者の論理による自公政権に終止符を打つ。その先に、二大政党的な民主主義を日本に定着させたい」として、政権交代の可能性を有した緊張感のある政治の確立への決意を示し、民主党への温かい良識ある支援とその意思表示を訴えた。《民主党ニュース》



【神奈川県警】川崎通り魔事件「犯人と格闘」証言の26歳逮捕

川崎市宮掘り前区の路上で4月5日、帰宅途中の保険会社員の女性(40)が背後から刺され重傷を負った通り魔事件で、神奈川県警捜査1課と宮前署は20日、同市高津区久末、会社員、S容疑者(26)を殺人未遂容疑で逮捕した。

S容疑者は事件の約1時間後、左手の指に切り傷を負った状態で宮前署を訪れ、「レンタルCDを返しに行く途中で包丁を持った男を見かけた。後をつけると、男は前にいた女性に襲いかかった。止めに入ったが、振り向きざまに左手を切られた」などと説明。女性を介抱しなかったことについては「救急車の音が聞こえ、女性も大声を上げたので誰かが介抱すると思った」と説明していた。

同課はS容疑者が事件を目撃したと説明しているにもかかわらず、すぐ警察に届けなかった点などを不自然とみて、6日夜に容疑者不詳のまま自宅を殺人未遂容疑で家宅捜索。室内から押収した血の付いた衣服などの鑑定を進めていた。《毎日新聞》

【安倍晋三首相】公教育再生待ったなし

安倍晋三首相は20日、衆院教育再生特別委員会で政府提出の学校教育法改正案など教育関連3法案に関連して「すべての子どもが高い水準の規範と学力を身に付けられる機会を提供しなければならない。公教育の再生は待ったなしだ」と述べ、教育改革をあらためて表明、必要な予算の確保などにも前向きな姿勢を示した。《共同通信》

【この日の民主党】

政治資金規正法を早急に改正し国民の信頼回復を 鳩山幹事長

鳩山由紀夫幹事長は20日夕、沖縄県那覇市内で記者会見し、政治資金規正法改正へ議論がまとまらない与党の状況について、国民の信頼回復のため早急に与党案の提出を求める考えを示した。

冒頭、伊藤長崎市長が遊説帰りに至近距離から撃たれ死亡した惨劇について「心から哀悼の誠をささげたい」と弔意を示した。また、「事件の解明を済ませておしまいという話ではない」と指摘、「民主主義を暴力でふさいでしまおうという行為」や組織犯罪について、より厳しい取り締まりなど、対策を講ずる必要があるとした。

政治資金規正法改正の議論を行っている与党が、一向に改正案を取りまとめない状況については「はなはだ情けない」として、政権与党に対し責任を持って早急に法案を出すよう求める考えを示した。また、民主党が3月6日に、政治資金規正法改正案を衆院に提出したことを改めて説明し、与党の案を踏まえた議論によって国民の皆さんに認められる法案の成立を図るべきとした。

さらに、今週、衆院で国民投票法案、米軍基地再編特措法案、少年法改正案と相次いで強行採決した政府与党の国会運営について質問され、「審議しないで自分たちの法案を上げてしまえという無茶な論理」と解説。「いかに問答無用の政治がまかり通っているか。民主主義の冒とくだ」と述べた上、強硬な姿勢に対して、政権党としてあるべき姿を「履き違えている」「間違っている」というメッセージを民主党が国民の皆さんが示す重要性を指摘した。

「数に物を言わせる政治をこのまま進めてよいか、少数の意見を大事にする民主主義の政治に戻るかの岐路だ」として、国民の皆さんの審判に委ねたいとの見解を示した。

安倍首相のはっきりしない歴史認識を批判 菅代表代行

菅直人代表代行は20日午後、菅直人代表代行は衆議院教育再生特別委員会での質疑終了後、記者団に対して安倍首相との論戦を振り返り、歴史認識について述べた。

菅代行は「安倍総理は沖縄の痛ましい歴史の事実を隠す行動を積極的にはとっていないが、そうした行為を評価していることがわかった。行政全体がそうした方向に引っ張られていることに非常に危機感を感じる」と語った。

また、一国の長である安倍首相が自身の歴史認識をはっきり語らない点について菅代行は「自分の歴史認識をそのまま語れば、従軍慰安婦での発言のように国際社会に受け入れられないであろう」と分析。さらに沖縄の集団自決の問題については「自国民に対してしっかりと説明する責任が総理にはある」と指摘するとともに、「総理はどこかでそうゆう歴史を認めたくないのであろう」と指摘した。

全体的な首相の答弁姿勢に対して菅代行は「きわめて逃げの姿勢。一切逃げ。自分の主張は衣に隠しているため、議論が全く深まらない結果になった」との見方を示した。

最後に菅代行は、当時の沖縄の状況について、戦争が持っている性格が一番悲惨な形となって表れたものだとした。そうした点を説明できない安倍首相について「都合の悪いことは忘れろという考え方である。次の未来を作るべき立場なのに、過去を捏造する総理である」と厳しく批判した。《民主党ニュース》



4月20日のできごと