平成6653日目
2007/03/27
【植木等さん】死去
「クレージーキャッツ」のメンバーとして高度成長時代に爆発的な人気を博したコメディアンで俳優の植木等さんが27日午前10時41分、都内の病院で呼吸不全のため亡くなった。80歳。「お呼びでない?」のギャグや大ヒット曲「スーダラ節」、映画「無責任男シリーズ」で60年代の日本に笑いを振りまいた。今年1月に入院し、3月中旬から病状が悪化していた。故人の遺言で通夜・告別式は密葬で営み、後日、お別れ会を開く予定。植木さんは、妻の登美子さんと3人の娘さんにみとられながら、静かに息を引き取った。
97年にNHK朝の連続テレビ小説「甘辛しゃん」に出演中のころから肺気腫を患い、治療をしながら収録に参加した。その後も病気と闘いながら仕事を続けたが、今年1月16日に食欲不振を訴え、都内の病院に検査入院。点滴・治療を行い、今月8日に自宅に一時帰宅した。しかし、翌9日に再入院し、中旬には容体が悪化し意識も混濁。その間、「クレージーキャッツ」の仲間だった谷啓(75)や桜井センリ(77)犬塚弘(78)が見舞いに訪れ、谷は17日、桜井は12日、犬塚は25日が最後の面会になった。亡くなった直後、40年前に付き人をした小松政夫(65)が駆けつけ号泣した。《朝日新聞》
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【リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件】28歳男を指名手配
千葉県市川市のマンションで、ベランダに置かれた浴槽から女性の遺体が見つかった事件で、行徳署は27日、この女性は英会話学校の講師で英国国籍のリンゼイ・アン・ホーカーさん(22)(船橋市印内)と断定。
遺体には全身に殴られたような跡があったことから、県警は行徳署に殺人・死体遺棄事件として捜査本部を設置し、死体遺棄容疑でこの部屋に住むホーカーさんの知人で職業不詳の市橋達也容疑者(28)の逮捕状をとり、全国に指名手配した。 調べによると、ホーカーさんの遺体は全裸で、浴室から取り外された浴槽(深さ55センチ)の中で全身が砂に覆われ前かがみに座った状態で見つかった。《読売新聞》
【武富士弘前支店強盗殺人・放火事件】被告の死刑確定
01年5月8日、消費者金融「武富士」の弘前支店で5人が死亡し4人が重傷を負った放火殺人事件で強盗殺人などの罪に問われた元タクシー運転手、K被告(48)の上告審で、最高裁第3小法廷は27日、被告側の上告を棄却した。1、2審の死刑が確定する。
判決は「逃げ道のない室内で放火し、恐怖におののいている被害者らを焼き殺した凶悪で残虐な犯行。結果も極めて重大」と述べた。上告審で弁護側は「支店長を脅そうとしただけで殺意はなく、他の従業員は逃げたと思っていた」と主張したが、第3小法廷は「(確定的な殺意ではなく)未必の殺意にとどまることを考慮しても、死刑は是認せざるを得ない」と指摘した。《毎日新聞》
【安倍晋三首相】“新人材バンク”設置3年以内に一元化
安倍晋三首相は27日夕、首相官邸で開かれた経済財政諮問会議で、各中央省庁に代わり官僚の再就職を一元的にあっせんする「新人材バンク」創設について「各省庁による再就職あっせんを禁止し押し付け的なあっせんを根絶する。可能な限り早期に立ち上げ、設置3年以内に完全な一元化を必ず実現する」と表明した。ただこれを今国会に提出予定の国家公務員法改正案に盛り込むかどうかは明言しなかった。《共同通信》
【この日の民主党】
石川知裕衆議院議員が繰り上げ当選果たし、初登院
荒井聰前衆議院議員の辞職に伴い、衆議院比例区北海道ブロックで繰り上げ当選となった石川知裕衆議院議員が27日、国会に初登院した。石川議員は環境委員会に所属することが決まった。
石川議員は北海道足寄町の出身で33歳。函館ラ・サール高校、早稲田大学商学部を卒業し、小沢一郎代表の秘書を経て平成17年9月の総選挙に北海道第11区より出馬。現在北海道第11区総支部長。
菅代表代行、中国・全人代常務委員会副委員長と会談
菅直人代表代行は27日、参議院の招待で来日した路甬祥・中国全国人民代表大会常務委員会副委員長を団長とする代表団24名を国会内で迎え、会談した。
到着した代表団一行を拍手で迎え入れ、会談は国際局長の岩國哲人衆議院議員の司会進行で始まった。
歓迎の挨拶に立った菅直人代表代行は、民主党の懇談への出席に謝意を示すとともに、心からの歓迎の意を表明。そのうえで、「わが党は結党以来、中国とは友好関係にある」と語り、昨年は特に、小沢一郎代表が就任後初の外国訪問として菅代表代行、鳩山由紀夫幹事長はじめ代表団を率いて中国を訪問したことを報告した。
そして、胡錦涛共産党総書記・国家主席との会談で、両党間で「交流協議機構」を設置し、政党間の定期的かつ継続的な交流・協議を行うことで合意。これを受けて、中国共産党側は王家瑞中央対外連絡部長を民主党側は菅代表代行を責任者に、両党間で「交流協議機構」を設置したことを明らかにした。
また、民主党には日中経済促進議員連盟などもあることを紹介し、よりいっそう交流を深めていこうとの意向を示すとともに、短時間ではあるが、諸問題に関して意見交換をしていきたいと求めた。
路団長は、「民主党は野党第一党として重要な影響力をもっている」と述べるとともに、長期にわたって民主党が中国との友好関係の促進に力を注いできたことに敬意を表した。そのうえで、今年は中日国交正常化35周年であり、4月には温家宝首相の訪日が7年ぶりに実現することに言及。「中日関係がよりいっそう発展するチャンス」だとして、両国関係の相互発展を期待しているとの考えを示した。
「両国間には分岐点、相違がないわけではない」とも述べ、「対話と協議で、分岐点を解決できると信じている」とも語った。
会談には副代表の北澤俊美参議院議員、高木義明衆議院国会対策委員長、郡司彰参議院国対委員長、山岡賢次財務委員長、大畠章宏総務委員長、『次の内閣』ネクスト外務大臣の山口壯衆議院議員、近藤昭一衆議院議員も参加した。《民主党ニュース》