平成6484日目

2006/10/09

【安倍晋三首相】韓国・盧武鉉大統領と会談

安倍晋三首相は9日午後、ソウルの青瓦台(大統領官邸)で韓国の盧武鉉大統領と会談し、北朝鮮の核実験実施発表に対し、国連安全保障理事会決議の速やかな採択に向けて協力するなど、断固とした対応をとることで合意した。

小泉純一郎前首相の靖国神社参拝で悪化した日韓関係に関しては、未来志向の関係構築を目指すことで一致。8日の中国に続いて韓国とも関係改善を目指し、2日間の中韓歴訪を終えた。《共同通信》

10月9日のできごと(何の日)【安倍晋三首相】韓国・盧武鉉大統領と会談

平成18年10月9日午前(日本時間同日午前)、政府専用機で北京を出発した安倍総理は、次の訪問国である大韓民国の首都ソウルに到着しました。

安倍総理は国立顕忠院を訪問、献花を行った後、韓明淑国務総理主催午餐会に出席しました。

本日、北朝鮮が核実験を実施したという発表後、盧武鉉大統領と日韓首脳会談を行い、その後の記者会見で、「日韓両国をはじめとする周辺諸国の安全に対して、重大な脅威であると同時に、国際平和と安全に対する脅威であるという認識で一致した。加えて、北朝鮮の核兵器開発及び製造は断じて容認できず、断固とした姿勢で対処すべきであるとの認識においても一致をみた。」と述べるとともに、拉致問題に関しては、「私から、拉致問題への取組を説明した。拉致問題は日本の主権を侵害し、日本国民の人生、13歳の少女を含めて、日本国民の人生を奪った深刻な問題である。金英男氏と家族との再会は日韓連携の成果である。今後も拉致問題解決に向けた日韓の協力は重要である。」と述べました。

安倍総理は盧武鉉大統領主催晩餐会に出席、全ての日程を終えて夜、帰国の途につきました。《首相官邸》




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【WBCライトフライ級暫定タイトル戦】嘉陽宗嗣選手、戴冠ならず

世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級暫定タイトルマッチ12回戦は9日、東京・後楽園ホールで行われ、挑戦者で同級9位の嘉陽宗嗣(白井・具志堅スポーツ)は、前日の計量で体重超過のため暫定王者を失ったワンディ・シンワンチャー(タイ)に0−3の判定で敗れた。

嘉陽は世界初挑戦でのタイトル獲得はならず、戦績は16戦14勝(8KO)2敗となった。前王者が勝ったため、WBCの規定でタイトルは空位となる。《共同通信》

【北朝鮮】初の核実験

北朝鮮の国営朝鮮中央通信は9日、北朝鮮が同日、初の地下核実験に成功したと報じた。プルトニウム型原爆とみられるが、日米両政府は実験実施を確認していない。北朝鮮は昨年2月に核兵器保有を公式宣言していた。今年7月の弾道ミサイル発射を上回る強硬措置。

10月3日の外務省声明通り実験を行ったと表明したことで日米など国際社会は強く反発、国連での制裁論議は必至だ。昨年11月以降中断している6カ国協議は完全に崩壊し、朝鮮半島情勢は1994年の核危機以上に深刻な事態に陥り、米朝間の緊張が危機的な状況に達する恐れもある。

朝鮮中央通信は、核実験による放射能漏れはないとしている。実験の場所や時間には言及していない。核爆弾の数や規模なども不明。聯合ニュースによると、韓国政府当局者は北朝鮮北東部の咸鏡北道の花台郡地域で9日午前10時36分に地震波が検知されたと述べた。ロイター通信によると、韓国の青瓦台(大統領官邸)は北朝鮮でマグニチュード(M)3・58から3・7の地震を感知したことを明らかにした。

日本政府は同日午前、北朝鮮の核実験で首相官邸に「官邸対策室」を設置、関係閣僚や関係省庁の局長を緊急招集した。韓国政府は盧武鉉大統領が主宰する緊急の安全保障関係の閣僚会議を開き、対策を協議する。

米CNNテレビは、米情報機関は「確認できていない」と述べたと伝えた。北朝鮮は金融制裁をはじめ米国主導による北朝鮮包囲網強化に危機感を強め、「核保有国」であることを誇示、米国を直接交渉に引き出す狙いとみられるが、米国が応じる可能性は低く、中国やロシアも厳しい対応を示すのは確実で、国際的孤立が一気に深まった。《共同通信》

【この日の民主党】

北朝鮮の核実験強行について、菅代表代行、記者会見行う

菅直人代表代行は9日午後、北朝鮮が地下核実験を強行したとの報道を受けて、遊説先の神奈川県内で緊急の記者会見を行った。

会見の冒頭、菅代表代行は、今回の事態を受けた民主党の対応について説明。小沢一郎代表の指示により「北朝鮮核実験対策本部」が設置され、菅代表代行自らが本部長を務めると表明し、対策本部の構成を発表した。また、「北朝鮮の地下核実験の強行は断じて容認できない」との談話について報告した。

続いて菅代表代行は今回の核実験強行に対する見解を表明した。この中で菅代表代行は、唯一の被爆国として、核拡散に抑制的な立場をとり、批判してきた日本にとって、東北アジア地域における核の拡散問題や北朝鮮の行動が「安全保障上の重大な危機」になっていることを改めて指摘し、今回の核実験の強行を、世界にとっての重大な脅威と受け止める考えを示した。

党としても最も強い意思をこめて抗議すると菅代表代行は表明するとともに、核実験を継続させず、核を保有させないために、他の国と協力して取り組むべきとの考えを示した。特に、今回の核実験は日朝平壌宣言の趣旨に反するもので、宣言は事実上の白紙という認識に立つほかないなどとして、平常化をはかるためには、核実験を行わないことを含めて、6カ国協議への無条件復帰を北朝鮮に求めるべきだとの考えを語った。

菅代表代行はまた、明日以降の国会の中では、政府の今後の姿勢について、安倍首相はじめ関係大臣に質す考えを示した。制裁措置を強化する方向について、決して反対ではないが、北朝鮮と国境を接している国の同調が無ければ効果的にならないため、しっかり見極め、民主党の対応を決めたいとした。《民主党ニュース》



10月9日 その日のできごと(何の日)