平成6408日目

2006/07/25

【この日の小泉総理】

コナレAU委員長との会談

平成18年7月25日、小泉総理は、総理大臣公邸でアフリカ連合(AU)のコナレ委員長と会談を行いました。

その後、コナレ委員長とともに記者発表を行い、小泉総理は「野口英世アフリカ賞」を創設し、ノーベル賞に匹敵するような長く将来にわたり医療、医学研究に貢献できる賞へとしたい、また、日本とアフリカの友好関係を発展させていきたいとの考えを示しました。

コナレ委員長は、賞の創設がアフリカへの献身的取り組みの象徴となる、また、AUとアフリカ諸国が日本の国連安保理常任理事国入りを支持していることを表明しました。

沖縄豆記者の小泉総理表敬

平成18年7月25日、沖縄豆記者団の表敬を受けました。今回は、沖縄豆記者40人に加え、函館市の豆記者14人も参加しました。

豆記者全員で「えんどうの花」を合唱して小泉総理を迎え、琉球大学教育学部付属小学校6年の謝名堂 鼓(じゃなどうつづみ)さんが沖縄舞踏「上り口説(ぬぶいくどぅち)」を披露しました。

豆記者を代表して那覇市立那覇中学校3年の宮内ひかる(みやうちひかる)さんが小泉総理の就任以来5年間に渡る交流に感謝する挨拶をしました。

小泉総理からは、今回、北と南の人がいっしょになって行動し、ふだん経験できないこと、この経験は学校の勉強では得られない良い経験なので、将来もこの経験を生かして様々な方面で頑張ってほしいとの励ましの挨拶がありました。《首相官邸》




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【ホンダ】小型航空機事業参入を発表

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ホンダは25日、小型ジェット機市場に参入すると発表した。米国に飛行機事業の新会社を設立し、2006年秋から受注を始める。米連邦航空局の認証を得たうえで、2010年に米国内で生産・販売を開始する方針だ。米国企業のほか、欧州などの富裕層らにも売り込む。日本での販売は未定。創業者・本田宗一郎氏が1962年に航空機事業への参入を宣言して以来の悲願が実現することになった。

ホンダが開発した「ホンダジェット」は6~7人乗りで、全長12.5メートル。既存機より燃費が4割良いという。価格は300万~400万ドル(約3億5000万~4億7000万円)となる見込みだ。《読売新聞》

【東京地検】インサイダー取引で日経新聞社員を逮捕

日本経済新聞社の東京本社広告局社員によるインサイダー取引事件で、東京地検特捜部は25日午後、上場企業5社の株式分割の法定公告が掲載されることを公表前に把握し、各社の株式を不正に購入したとして、同広告局社員、A容疑者(31)を証券取引法違反(インサイダー取引)容疑で逮捕した。同容疑者は容疑を全面的に認めている。《日経新聞》

【栃木5億円強奪事件】中国人1人を含む4人逮捕

栃木県旧南河内町(現下野市)薬師寺の運送会社「東武運輸栃木」(現東武運輸プリヴェ栃木支社)で2004年、国内最高額の現金約5億4250万円が奪われた事件で、栃木県警と警視庁は25日、中国人1人を含む4人を強盗容疑で逮捕したと発表した。さらにリーダー格とみられる宇都宮市内の指定暴力団組員や実行役の中国人ら計5人の行方を追っている。《毎日新聞》

【額賀福志郎防衛庁長官】総裁選出馬「世論見極め判断」

自民党津島派の額賀福志郎防衛庁長官は25日夕、9月の総裁選への対応をめぐり同派の青木幹雄参院議員会長、片山虎之助参院幹事長と都内で会談し、党内情勢や世論を見極めながら出馬するかどうか判断することで一致した。

片山氏は世論調査で安倍晋三官房長官が先行している現状に関し「総裁選が消化試合のようになるのは自民党にとってよくない。来年の参院選にも影響する」と指摘。青木氏も同様の考えを示したが、額賀氏の出馬については結論が出なかったという。《共同通信》

【この日の民主党】

>豪雨災害に対し被災者支援、被災地復興に努力 会見で小沢代表

小沢一郎代表は25日午後、党本部で定例の記者会見を開催し、梅雨前線による豪雨被害や靖国神社へのA級戦犯合祀に関する昭和天皇のご発言メモなどに関してコメントした。

小沢代表はまず、「梅雨が長引き、梅雨前線の影響で各地で被害が出ている」とし、「亡くなった方のご冥福を祈るとともに、被災者の皆さまにお見舞いを申し上げたい」と述べた。そして、民主党としても対策本部を設置しており、「できる限り被災地の復興、被災者の支援のために努力をいたしてまいりたい」として、被災地にお見舞いと視察に赴くよう対策本部に指示したことも明らかにした。

また、昭和天皇が靖国神社に参拝されなくなった理由として、A級戦犯の合祀を指摘している内容の、宮内庁長官(当時)のメモが明らかにされた件についても、小沢代表は記者団の質問に答えた。この中で小沢代表は、「直接、天皇陛下から見聞きしたわけではないので、真偽のほどは分からない」と前置きした上で、「二度三度とお会いしてお話しさせていただく機会を経験したが、その度に昭和天皇に対する尊崇の念を強くした」とし、「私の僅かな経験から推察いたしても、ただ国民の幸せのために、という思いを持っておられる天皇陛下であったと思う」とまず述べた。

そして、「時の政府或いは軍の最高責任者たちが、奏上の度に場当たりの無責任な発言を繰り返した」ことに対して、「立憲君主制の何たるかを最もよく理解しておられた昭和天皇が、ついには堪忍袋の緒を切らし、政府や軍の最高責任者に厳しいお言葉を浴びせたということも、歴史上の事実として伝えられている」と指摘。「大きな苦難に喘いでいる国民に対する、大きな深い思いやりの念で一杯だったのだろうと思う」と述べた。

小沢代表は更に、戦争を指導した者は「大きな責任を有すると、私はかねてより認識し、色々な機会に発言してきた」とし、「昭和天皇もそういう思いを漏らされたという宮内庁長官のメモが見つかったということであるが、私など比較にもできないが、ただひたすら日本の国民の幸せのことのみを考えておられた昭和天皇のことを今、思い浮かべながら、大御心を私は感じている」などと語った。

また、小泉首相の靖国神社参拝問題に関する発言についても小沢代表は触れ、「たった一つの現象を捉えてとか、個人の問題だとかいう類の発言は、全くその本質を理解していない、不見識な言葉だと思う」と厳しい批判を加えた。

自民党総裁選挙についても記者団から質問が相次いだが、小沢代表は、「誰になっても関係ない」と切り捨て、「何故ならば、政権を国民から任されるかどうかということは、ひとえにわが党自身の問題だからだ」と指摘。「自民党が良くないということはみんな思っている」とし、「では、それに代わる民主党はどうだということに対して、まだ十分に応えきれないでいることが問題だ」と述べて、「どなたになろうが、ほとんど関係ない」との認識を繰り返し語った。

また、民主党が国民の期待にどのように応えるかに関しても、小沢代表は、「基本の政策についてもっと明確な結論を出し、簡潔に国民に伝える、それが私はまず第一だと思う」と明確に指摘。「国民に伝える方法としては、党としてのPRもあるが、議員や候補者が、みんなで一人でも多くの方に日常の活動を通じて伝える以外に方法はない」として、「民主党が、本当に政権を任せられるような政党にならなければならない」との強い決意を改めて示した。

来年の参議院議員選挙の第一次公認の見通しについては、「個人名を特定して発表できるのは、まだ目標の数に至っていない」と小沢代表は指摘しつつ、「その方向性や実体的なことが、かなり詰まってきているというものもけっこうある」と述べ、「私の目標からすれば、着実に一つひとつ増えてきている」との認識を示した。そして、「1人区に候補者を擁立するという作業に、なおぎりぎりまで全力を尽くしたい」との意欲を改めて明らかにした。《首相官邸》



7月25日 その日のできごと(何の日)