平成6352日目

2006/05/30

【民主党・小沢一郎代表】選挙協力進め「反自公」結集目指す

民主党は30日夜、都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。

小沢代表はあいさつで、来年夏の参院選で自民、公明両党の与党を過半数割れに追い込むため、社民党、国民新党などとの選挙協力を進め、「反自公」勢力の結集を目指す考えを強調した。


https://www.dpfp.or.jp/

小沢氏は「来年の参院選で勝利を収めることによって、民主党政権への第一歩を踏み出したい」としたうえで、「今の自民党、公明党の連立政権では国民のためにならない、と思っている多くのみんなが力を合わせ、参院で自公を過半数割れに追い込むことだ」と訴えた。

小沢氏はこれまでも、「党派などにはこだわらない」と繰り返し、最近は自民党で郵政民営化関連法案に反対票を投じた「造反組」への働きかけも強めている。造反組も含めた無所属候補の支援などで、野党の連携を強化していく考えだ。

パーティーでは、連合の高木剛会長が「先般、小沢さんから『たくさんの組合員がいるのに票の出方が悪い。せめて組合員1人当たり1票ぐらいは取ってこい』と、えらい宿題をいただいた」と語り、小沢氏から強い協力要請を受けていることを明らかにした。《読売新聞》




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【政府・与党】国会会期延長せず

政府、与党は30日、6月18日までの今国会会期を延長しない方針を固めた。小泉純一郎首相が30日午前、自民党の細田博之国対委員長と終盤国会の対応について官邸で協議し「会期は延長しない」と指示した。教育基本法改正案などの重要法案は今国会での成立を断念、継続審議とする。

会期延長の見送りで、小泉首相の後継を決める9月の自民党総裁選に向けた動きが本格化する。国民的な人気のある安倍晋三官房長官(51)が今月24日に出馬の意向を事実上表明。世論調査で安倍氏に続いて高支持の福田康夫元官房長官(69)の去就が焦点だ。《共同通信》

【映画監督・今村昌平さん】死去

人間の生と欲望を力強く描き、「楢山節考」と「うなぎ」でカンヌ国際映画祭の最高賞を2度獲得した映画監督の今村昌平さんが30日午後3時49分、転移性肝腫瘍で死去した。79歳だった。昨年6月、結腸がんの手術を受け、自宅で療養していたが、4月中旬から入院していた。

東京生まれ。早稲田大学卒業後、51年に松竹に入社し、小津安二郎監督らに師事。54年に日活に移籍し、58年「盗まれた欲情」でデビューした。「豚と軍艦」「にっぽん昆虫記」「神々の深き欲望」などで、民衆のたくましさを濃密なリアリズムで描いた。《朝日新聞》

【この日の民主党】

『年金偽装』追及チームが初会合

民主党の『年金偽装』追及チーム(座長:山井和則衆院議員、事務局長:園田康博衆院議員)は30日朝、厚生労働部門との合同会議を開催し、国民年金保険料の不正免除・猶予問題について、社会保険庁からヒアリングを行った。

会議の冒頭、渡部恒三国会対策委員長(追及チーム顧問)が挨拶し、年金の不正免除問題について「国民の皆さんの大変大きな関心になってきた。野党第一党である民主党の責任は重い」と指摘。年金問題に対する小泉内閣の改革がいかにごまかしであったかを追及し、安心できる年金制度の姿を示すなどなどして職責を果たすように求めた。

仙谷由人『次の内閣』ネクスト厚生労働大臣(追及チーム顧問)は「闇の中で、ノルマを達成するためだけに行っていた違法行為が次々に明るみに出てきた」と述べ、「調査、分析、民主党の社会保険庁改革のあるべき姿を示す議論を展開していただきたい」とした。

会議では、社保庁が実施した第1次の全国調査について報告を受けた。出席議員からは、調査の内容や今後の対応策などについて様々な指摘が行われた。

荒井聰国対委員長代理(追及チーム顧問)は、今国会に内閣から提出されている「ねんきん事業機構法案」など社会保険庁改革関連法案の取り扱いについて、「極めて厳しい法案審議の状況になっている」と表明。松井孝治参院議員は、昨年度に出された270万枚の免除申請について調査を求めるとともに、関係者の処分を行う時期を質問。社会保険庁側から6月中との説明があった。

山井座長は、追及チームの最終的な目標について、100年安心の年金制度に向けて抜本改革を行うこととした上で、じっくり究明に取り組む考えを示した。

小沢代表、党パーティーで政権交代への決意を語る

30日、都内のホテルにおいて「民主党パーティー 前進2006」が開催され、会場を埋め尽くす盛況の中で、小沢一郎代表をはじめとする幹部が政権交代に向けての決意を熱く語るとともに、参加者からは熱烈なエールが送られた。

最初に、広中和歌子パーティー実行委員長(副代表)が開会の挨拶を行い、小沢新代表の下で衆議院千葉7区補選に勝利したことなどに触れながら、物心両面で民主党を支えてくれている参加者への感謝を述べた。

続いてステージ裏から登場した小沢代表はまず、参加者に対して深くお礼を述べた。代表は、トップリーダーは若い人に勤めてもらい、自分はそれを支えていくつもりだったが、図らずも自分自身が代表になることになったと述べ、代表になった以上はその使命を果たさなければならないとした。そして、民主党の目標は政権交代、民主党政権の樹立であり、そこではじめて真の改革が実現できるとし、日本という国にとっての大きな役割を目指しつつ、皆さんと一緒に全力を尽くしたいと語った。

さらに小沢代表は、最終的に民主党政権を樹立するのは衆議院総選挙であるとしつつ、来年行われる統一地方自治体選挙およびこれからの政治を決定付ける参議院選挙の重要性を指摘し、参議院選挙で自公を過半数割れに追い込むことが必要であり、ここから大きな一歩が始まるとした。そしてそのために、夏までに候補者の擁立と選挙体制の確立を進め、参議院選挙で勝利しなければならないと訴えた。

小沢代表は、皆さんの期待を裏切ることのないよう決意を新たにするとともに、皆さんの更なる力添えを心からお願いすると述べて、挨拶を終えた。小沢代表の挨拶の最中、ステージに向けて声援が止まなかった。

続いて、連合の木剛会長より来賓挨拶があり、高木会長は、政権を獲らない政党はネズミを取らない猫と同じだとして、小沢代表の下に民主党が政権につく日を期待しており、応援団としてできるだけのことをしたいと語った。

ここで、菅直人代表代行によって、来る10月に行われる衆議院神奈川16区補選の候補者紹介が行われた。小沢代表と心を一つにして頑張っていると語った菅代表代行は、補選公認候補者の後藤祐一氏を「なんでも実現することをモットーにし、それをブログに載せている『実現男』である」と紹介した。挨拶に立った後藤候補者は、官僚の限界を感じて立候補する決意を固めたとし、これから頭の中の民営化を進めると述べた上で、必勝への決意を表明した。

その後、渡部恒三国対委員長が登壇し、素晴らしい皆さんとともに今後の選挙を勝ち抜き、必ず民主党政権を樹立すると宣言して、乾杯の音頭を取った。

参加者とのしばしの懇談の後、鳩山由紀夫幹事長が中締めの挨拶を行い、なお多くの参加者が残っているのは民主党への期待の現われだと述べるとともに、小沢代表が変わるということは民主党全体が変わるということであり、これからは日本が変わるというメッセージを皆さんと演出していきたいと語った。さらに鳩山幹事長は、参加者にジャワ島地震の救援募金への協力を呼びかけた。この呼びかけに応じ、この日だけで444,990円もの募金が寄せられた。《民主党ニュース》



5月30日 その日のできごと(何の日)