平成6236日目

2006/02/03

【民主党・鳩山由紀夫幹事長】BSE問題で首相の責任きわめて重い

鳩山由紀夫幹事長は3日午後、党本部で定例の記者会見を開催し、補正予算や木俣参院議員の問題に加え、BSE問題や皇室典範改正問題などについてもコメントした。

鳩山幹事長はまず、補正予算が参議院で可決される見通しとなっていることについて、豪雪対策が入っていない点などに詳しく触れ、欠陥補正予算を上げること自体が与党のおごりだ、などと批判。議員年金問題についても、与党案は「きわめて、でたらめ」であり、年金受給の選択肢も残っていると指摘した。

木俣佳丈参議院議員の問題に関しては、「改めて国民の皆さんにお詫びを申し上げたい」と陳謝するとともに、平野博文総合調整局長の調査を待って処分等の結論を出すとし、「厳正に対処したい」と語った。

ライブドアの問題に関して自民党よりの質問状が、幹事長代理名で届いていることについて鳩山幹事長は、ライブドア事件への自民党議員の関わりが言われていることに関しては、寄せられた情報を精査して取捨選択し、国会で正々堂々と議論していく意向を示すとともに、臭いものにフタという姿勢は許されるものではないとして、自民党自身の手によって調査し、あらゆる面において等の議員の関与がないとしっかり証明してもらいたい、などと述べた。

鳩山幹事長は更に、BSE問題対策本部の訪米調査団が昨日帰国したことにも言及。衆議院の予算委員会等で実態を踏まえた追及を展開していく意向を示した。また、調査団の話では、一過性の事件だなどと米国側は主張しているが、月齢判定の問題もあり、また、特定危険部位がしっかり除去されているか、「処理がきわめてずさんであることが明らかになってきている」と指摘し、政府そして小泉首相の責任はきわめて重いと批判を加えた。

また鳩山幹事長は、記者団から国会序盤戦の評価について問われ、いわゆる四点セットに関して、「かなり厳しく民主党が追及することができた」とし、特に、閣議決定されたわが党の川内博史衆院議員の質問主意書に対する答弁書を、中川農水相が守らなかった問題については、「その責任はきわめて重い」と述べた。同時に鳩山幹事長は、「官僚におんぶにだっこ」の大臣の姿が露呈したと指摘して、そのことが「結果的に国民の安全を奪っている」と批判した。

皇室典範の改正に関して所感を問われた鳩山幹事長は、「日本の歴史そのものの議論」であり、「大変大きな課題だ」と述べるとともに、歴史観、国家観からしっかりとした議論をすることが重要だとして、「丁寧に議論をしていく必要がある」と強調。「急いては事をし損じる」として、小泉首相が、政権末期になってなぜ急いでやらなければならないのかと疑問を呈し、党としては江田参議院議員会長を中心に勉強会をスタートさせることも紹介。深い所からの議論が何より大事だとの認識を示した。

そして、先の総選挙での堀江容疑者の選挙運動に、自民党の職員が関わっていた問題に関しても鳩山幹事長は問われ、公認でも推薦でもない候補の運動に党職員が関わったこと自体、「きわめて異常な話」だとし、「党丸ごと、しっかり応援しろとの意思表示があったからこその応援ではないか」との見解を述べた。そして武部幹事長が、「反省すべきは反省する」などと述べた、その舌の根も乾かぬうちに詭弁を弄して、お茶を濁そうとしていると厳しく批判。堀江容疑者が実質上、自民党の候補であったことは明確だとして、自民党は何も関わりはないなどとした武部幹事長らの当初の発言に関し、「まさに国民を欺いていたことが明らかになっている」と厳しく批判を加えた。《民主党ニュース》




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【富山・北陸道】61台が絡む衝突事故、31人負傷

3日夜に射水市の北陸自動車道上り線で起きた多重衝突事故で、衝突した車両は大型トラックや乗用車など計61台に上ることが4日、県警高速隊の調べで分かった。けが人は骨折などの重傷4人(いずれも男性)、軽傷27人(男性24人、女性3人)の計31人。

同隊は、路面凍結によるスリップの可能性が高いとみて事故原因の特定を急ぐとともに、業務上過失傷害容疑での立件を視野に調べを進める方針。同隊によると、北陸道で車両60台以上が絡む衝突事故は初めて。《北日本新聞》

【民主党】「皇室典範改正を慎重に考える会」設立

民主党国会議員の有志による「皇室典範改正を慎重に考える会」の設立総会が3日、国会内で開かれ、法案提出阻止を当面の目標とすることで一致した。国会議員の出席者は衆院議員19人、参院議員4人だった。

会長に選出された西岡武夫・元文相は、「小泉内閣が、なぜそんなに急ぐのか疑問だ。誤った方向に行かないよう、取り組んでいきたい」と述べた。

総会では、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が、小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」がまとめた女系天皇容認論に反対する講演を行い、出席した議員から賛同する意見が相次いだ。

これとは別に、民主党の鳩山幹事長は記者会見で、「皇室典範の議論は、本格的な歴史観、国家観から議論することが重要だ。なぜ小泉政権の末期に急いでやらなければならないのか」と述べた。《読売新聞》

【小泉純一郎首相】皇室典範改正「最後はまとまる」

女性、女系天皇を容認する皇室典範改正案をめぐり、3日の閣議後記者会見で一部閣僚から「しゃにむにやらなければいけない法案か」(麻生太郎外相)と慎重な論議を求める声が出された。

小泉首相は同日昼、閣内の慎重論について記者団に「よくあることだ。過程にはいろいろと議論があるが、最後はまとまる」と強調、総務会などの党内の了承手続きも「まとまる。混乱しない」と自信を示した。《共同通信》



2月3日 その日のできごと(何の日)