平成6081日目

2005/09/01

【この日の小泉総理】

日本・タイ首脳会談

小泉純一郎首相は1日、官邸でタイのタクシン首相と会談し、両国の自由貿易協定(FTA)を軸とした経済連携協定について、首脳間で正式に基本合意を確認した。今後、協定の詳細を詰め、2006年の早い段階の署名を目指す。《共同通信》

平成17年9月1日、小泉総理は総理大臣官邸で、タイ王国のタクシン・シナワット首相と首脳会談を行いました。

会談では、2005年7月31日から8月1日にバンコクにて開催された閣僚会合を含む、2004年2月からの一連の交渉を基礎に、日タイ経済連携協定の主要点について大筋で合意したことを確認しました。両首脳は、可能な限り早期にこの協定を発効させ、市場アクセス促進という目標を達成するため、協定の条文を早期に確定させるよう指示しました。

会談後両首脳は共同記者発表を行いました。席上小泉総理は、「今日は、率直な実り多い会談ができてたこと、また、日タイの経済連携協定に大筋合意ができたことを心から喜んでおります。タイは、アジアの中では日本にとっては最大の貿易投資国でありますので、この協定は、さらに日本とタイとの関係を前進・強化させると思っております。今後とも、日本とタイとの関係は益々深まるように、お互い努力していきたいと思います。日本を訪問していただきまして、ありがとうございました。」と述べました。

これに対してタクシン首相は、「小泉総理が私を日本に招待してくださったこと、また、大筋合意の発表ができることに関して感謝の意を申し上げたいと思います。現在選挙中であること、また、防災の日にも関わらずこのような貴重な時間を割いていただき、このような経済連携協定の大筋合意を一緒に発表することができることを喜んでおります。」と述べました。

総合防災訓練

「防災の日」の9月1日、政府の平成17年度総合防災訓練が行われました。

今年度の総合防災訓練は、首都直下型地震と東海地震それぞれの発生を想定し、特に首都直下型地震の対応に重点を置いて実施されました。

訓練では、7時10分ごろに東京湾を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生したと想定し、直ちに内閣総理大臣以下全閣僚が総理大臣官邸に参集、閣僚協議・閣議を開催し、緊急災害対策本部の設置を決定しました。引き続き、小泉総理は記者会見を行い、政府の対処方針を発表するとともに、災害への冷静な対応、人命救出、消火活動への協力を国民に呼びかけました。

その後、全閣僚参加の緊急災害対策本部において、小泉総理は千葉市の鶴岡市長とテレビ会議を行いました。

午後から小泉総理は、千葉市蘇我スポーツセンター公園予定地で行われた八都県市による首都直下型地震対応訓練を視察し、地震体験車で震度7の揺れを体験しました。会場では、住民による避難誘導訓練、救助犬による捜索訓練、倒壊建物からの救出・救助活動、自衛隊、消防による広域医療搬送、中高層建物からの救出訓練、車両からの救出訓練などが行われました。

防災訓練の閉会式で、小泉総理は、「こうして大勢の皆さんのご参加とご協力を得て大規模な八都県市(防災)訓練を行うことができました。皆さんのご協力に心から感謝を申し上げます。災害は忘れた頃にやってくるといいますが、地震はいつきてもおかしくありません。それだけに、いざとなった場合の備えが大変大事です。公的な機関のみならず、皆さんの日頃の心構え、日々一人ひとりが心の準備をしておかなければならないと思っております。これからも一層災害に強い国づくりに、政府も全力を挙げますが、皆さんもいざという時に備えて様々な被害を想定しながら、また、救援を考えながら全力を尽くしていただきたいと思います。」と述べました。《首相官邸》

インド洋海自撤退検討

小泉純一郎首相は1日までに、11月1日で期限切れとなるテロ対策特別措置法の再延長を見送り、同法に基づき米軍などへの給油支援のためインド洋に派遣している海上自衛隊艦船を撤退させる方向で関係省庁に検討を指示した。

首相はイラク南部サマワで復興支援に当っている陸上自衛隊については、12月中旬の派遣期限を来年以降に延長させたい意向。このため自衛隊の負担軽減に加えて「対米追随」批判をかわす狙いからも、いったん派遣延長の方向で調整に入ったインド洋艦船の撤退に方針転換したとみられる。《共同通信》




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【星陵高・山下智茂野球部監督】勇退会見

石川・星稜高の野球部監督を勇退した山下智茂さん(60)が1日、金沢市の同校で記者会見し、「還暦という人生の節目。いい1年生も入り、良いチームを新監督に渡せる」と話した。

一番の思い出に、79年の全国選手権で箕島(和歌山)と繰り広げた延長18回の死闘を挙げ「野球観、人生観が変わった。今でも夢に見る」。

この日、教え子の松井秀喜(大リーグ・ヤンキース)にメールで勇退を伝え、「平常心でもっと野球を楽しんで。本塁打を期待している」とメッセージを送ったという。 後任の監督にはコーチだった北川良氏(48)が就任した。《朝日新聞》

【民主党・岡田克也代表】年金問題で首相批判

民主党の岡田代表は衆院選の公示後、初めて地元の三重県を訪れ、1日午前、同党の3候補の応援で県内を飛び回った。ただ、自らの選挙区(三重3区)では全く活動せず、公示日に神奈川県に入りながら、自分の選挙区(神奈川11区)には立ち寄らなかった小泉首相と同じく、強気で党を引っ張る姿勢を明確にした。

岡田氏は津市での街頭演説で、年金改革に関する自民党の姿勢について、「小泉さんは『年金は政党間で協議しており、選挙の争点にすべきではない』と言うが、これは逃げだ。選挙で国民に判断してもらうのが当然だ」と批判した。

郵政改革については、「政府案では極めて不安定な銀行ができることになる」と語り、政府の郵政民営化関連法案には反対する考えを改めて表明した。

一方、公明党の神崎代表は1日昼、竹中郵政民営化相とともに、東京都足立区の街頭で演説した。同党の太田昭宏幹事長代行が、郵政民営化関連法案に反対して自民党の公認を得られずに無所属で立候補した八代英太・元郵政相らと激しく戦う東京12区のてこ入れのためで、神崎氏の同選挙区入りは公示後2回目だ。神崎氏は「太田氏は小選挙区のみで出馬している。背水の陣だ。断じて落とすわけにはいかない」と支持を訴えた。《読売新聞》



9月1日 その日のできごと(何の日)